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『ルーシー・リー展―東西をつなぐ優美のうつわ―』東京都庭園美術館で 20世紀を代表するイギリスの陶芸家の優品を一堂に展示

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ルーシー・リー《青釉鉢》1980年頃 井内コレクション(国立工芸館寄託) 撮影:品野 塁

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20世紀を代表するイギリスの陶芸家ルーシー・リー(1902ー1995)の作品を、彼女と交流のあった作家たちの作品とあわせて紹介する展覧会『ルーシー・リー展―東西をつなぐ優美のうつわ―』が2026年7月4日(土)より東京都庭園美術館で開催される。

1902年、オーストラリアのウィーンにて、裕福なユダヤ系の家庭のもとに生まれたルーシー・リーは、ウィーン工芸美術学校に入学。生活全般にかかわるあらゆる文化を「総合芸術」とする「ウィーン工房」の思想のもと、リーも上質な手仕事と機能的なデザインを結びつける陶芸家として、頭角をあらわしていった。しかし、1938年、彼女はナチスの迫害を逃れるために、ロンドンへの亡命を余儀なくされる。このロンドン行きが、当時イギリス陶芸界の中心的な役割を担っていたバーナード・リーチや、戦後、アシスタントとして彼女の工房に入り、後に自ら陶芸家として活躍することになるハンス・コパーとの出会いをもたらした。

ルーシー・リー《白釉ピンク線文鉢》1984年頃 井内コレクション(国立工芸館寄託) 撮影:野村知也

マンガン釉や掻き落としの技術を駆使した、小さな高台を特徴とする優雅なフォルムなど、現在私たちが彼女の作風として知っている様式は、1970年以降に確立されたものだ。その作風は、日本では1989年に草月会館で行われた本格的な個展で知られることになり、わが国における彼女の人気は高まっていった。

ルーシー・リー《ピンク象嵌小鉢》1975-79年頃 国立工芸館蔵 撮影:アローアートワークス

そんなルーシー・リーの、日本では約10年ぶりとなる回顧展では、金沢の国立工芸館に寄託された井内コレクションをはじめ、国内の作品が一堂に集結する。さらに彼女がウィーンで影響を受けたヨーゼフ・ホフマンや、イギリスで知り合ったバーナード・リーチ、ハンス・コパー、交流のあった濱田庄司などの作品も展示。東京都庭園美術館の本格的なアール・デコの空間で、繊細かつ優美なルーシー・リーの造形世界を堪能したい。

<開催情報>
『ルーシー・リー展―東西をつなぐ優美のうつわ―』

会期:2026年7月4日(土)~9月13日(日)
時間:10:00~18:00(※8月中の金曜日は~21:00)、入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜、7月21日(火)(※ただし7月20日(月)は開館)
料金:一般=1,400円、大学生1,120円、高校生、65歳以上700円、中学生以下無料(予約不要)
※日時指定予約制
公式サイト:
https://www.teien-art-museum.ne.jp/

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