【COPES / Setlist】
1, SHINY
2, winner
3, crazy
4,ウォーアイニー
5, sleepy
6, E・I・E・I・O
7, summer
8, killer
9, proof
10, song
11, forth
12, free
13, rolling
音楽
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すべて見るText:吉羽さおり Photo:髙野立伎
4月にデジタル・シングル「SHINY」をリリースし、6月に東名阪ツアー『COPES presents.“SHINING TOUR”』を行なった東京初の男女ツインボーカル・メロディックPOPバンド、COPES。その最終日が、6月28日東京・下北沢SHELTERで開催された。昨年行った1stミニアルバム『Happiness』の全国リリースツアーでは、各地ジャンルはさまざまだがメンバーが学生時代などに聴いたりライブに行っていた先輩バンドも多く出演しラスト3公演は、MAISON’S PARTY、ネクライトーキー、夜の本気ダンスというライブ猛者たちに体当たりで挑むようなライブを繰り広げた。
今年2月に行なった結成5周年企画ライブ『PUZZLE piece4』ではバックドロップシンデレラとのツーマンを通して、ライブバンドとして観客を掴んでいく鋭い爪を磨いていった経緯もある。COPESを見ているとそのステージ同様にいつだって明るく無邪気な感じで、ひょいひょいとステップアップしているふうにも見えるが、この1年の活動は周囲にしっかり揉まれながら成長を遂げていった時間だ。





そして迎えた今回の東名阪ツアーでは、(カライドスコープなど前回のツアーに出演したバンドもいるが)世代の近い、現在各地のライブハウスやフェス、イベントを騒がせている注目のバンドとの3マンとなった。最終日の東京公演は大阪・豊中出身Bye-Bye-Handの方程式と京都発のカライドスコープが出演。奏でる音楽はそれぞれで違えど共有するものは多いだろうし、互いにしのぎを削りながら、のちに盟友関係となっていくような存在だろう。だからこそ、この日もツアー・ファイナルの晴れやかさがありつつも、3バンドともが容赦なくぶつかっていく心地よい緊張感が会場にわたっていた。チケットがソールドアウトした下北沢SHELTERは、満員御礼。大変なのは観客で、Bye-Bye-Handの方程式、カライドスコープの時点でバンドと一体となって歌い、踊り、叫び、会場内の酸素を奪い合うようなアグレッシヴさで、COPESへと繋いでいった。





登場SEである「カントリー・ロード」が響くとともに、フロアに大合唱が起きたCOPES。しいなゆうき(b/vo)が勢いよく「楽しむ準備はできてますか。いくぞ!」と声をあげ、1曲目に披露したのはニューシングル「SHINY」。軽快なビートとギターの刻みに、しいなとカメイナナコ(g/vo)の掛け合うようなボーカルがスピード感を生んでいくスカテイストのパンクチューンだ。シンプルな曲だが、ひねりのあるアレンジでよりキャッチーさを増した曲となっている。ライブでも自然と手拍子が起きて、観客はステップを踏みながら楽しげに踊っている。そこに続いたライブのテッパン曲である「winner」では、サビで観客が”W“のハンドサインを作りながら、歌声を上げていく。すでにフロアは灼熱。ステージ上の暑さも相当だろう。「ここは地獄だ! かかってこい」としいなは声を大きくして汗だくのフロアに「crazy」でさらに汗をかかせていく。そこに、どこか子ども心やノスタルジーを誘うメロディ・ラインにマッチしたカメイのブライトなハイトーンが、COPES印のポップスとなっている「ウォーアイニー」が爽快な風を巻き起こした。

「こんばんは、東京。COPESです!」というカメイの挨拶に続き、しいなは、「『SHINING TOUR』ファイナル、下北沢SHELTERに来てくれてありがとうございます──熱気で臭いので帰ってもらっていいですか」とか、「センスいいこの対バン組んだの誰? 俺やで!」とフレンドリーにフロアに語りかける。会場内のムードも明るい。
白昼夢的なメロディとダンサブルなビートによる「sleepy」でスタートした中盤は、陽性の踊れる曲を連投する。微睡むような心地よさから、急速にスピードを上げていく「Sleepy」から「E・I・E・I・O」へとフロアを揺らしていき、「完璧だ! みんな夏できる?」(しいな)という言葉に続いて灼熱の太陽のようなカメイのギターが轟く「summer」へ。それぞれに違ったダンスチューンだが、ちょた(ds)の細やかなドラムさばきでスムーズに踊らせてくれるのも肝。3ピースによるシンプルなバンド・アンサンブルで、カラフルに表情を変えて飽きさせない流れは、重ねてきたライブやツアーがしっかり血肉となっているゆえんだろう。久々にやる曲だと言ってプレイしたメロディックパンク「killer」も、一段と引き締まったサウンドでフロアを沸かせた。


「帰ってきました、東京」と改めて挨拶をしたカメイは、地元への意識は薄かったそうだが、何度もツアーを経験して、その度にこうして温かく迎え入れてもらえる状況に「改めて東京大好きだなって思ってます。ありがとう」と語った。そして今回の『SHINING TOUR』というタイトルを冠した思いについて、「人生は一度きり。自分が主人公と思って生きています。進路とか就職とかたくさん悩むこともあると思うけれど、自分が輝ける未来を選んでほしい」と語った。未来への証明の歌だと紹介した「proof」を歌い上げて、会場内をエモーショナルな空気で包んだところで、「こっから上げていくぞ。俺たちのありったけを受け取ってくれ!」というしいなの叫びで、鮮やかな衝動を詰め込んだ「song」で大合唱を巻き起こしていった。ここからは畳み掛けるように「forth」「free」と馬力を上げる。「誰も置いてかねえぞ、いくぞ」(しいな)とコール&レスポンスでボリュームを上げ、ラストの「rolling」へと駆け上がっていく。1分を切った曲の中にCOPESの旨味がたっぷりの「rolling」。この日はポップに軽やかに締めくくる曲となったが、ショートチューンなだけにライブによってはリピートをしたりといろんな使い方もできそうだなという期待も膨らんだ。

アンコールでは、本日からこの日出演したBye-Bye-Handの方程式や04 Limited Sazabys、Wienners等を擁するNo Big Deal Recordsに所属となったことを発表したCOPES。そして9月9日(水)に2ndミニアルバム『WAO!!』をリリースすること、10月から『WAO!! TOUR』と題して全国13カ所を回ることがアナウンスされた。ツアーの最終日は来年1月、代官山UNITで開催される。前回のO-Crest、今回のSHELTERとすでにチケット入手が困難なバンドになっているCOPES。大きな会場へと進んでいってもいいのでは? とも思うが、ここはライブバンドとして一歩ずつ着実に歩んでいくようだ。このアンコールでは来たる新作『WAO!!』からの曲も披露し、さらに輝ける未来への布石を打っていった。
<公演概要>
『COPES presents.“SHINING TOUR”』
6月28日東京・下北沢SHELTER
1, SHINY
2, winner
3, crazy
4,ウォーアイニー
5, sleepy
6, E・I・E・I・O
7, summer
8, killer
9, proof
10, song
11, forth
12, free
13, rolling
フォトギャラリー(15件)
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