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「メディアともう一人のわたし」のイム・ヒョンテク「楕円堂は素晴らしい劇場」

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「メディアともう一人のわたし」より。(撮影:猪熊康夫)

イム・ヒョンテクが翻案・演出を手がける「メディアともう一人のわたし」が、4月27日から29日に静岡・舞台芸術公園 屋内ホール「楕円堂」にて上演された。

本作は「ふじのくに→せかい演劇祭2019」の1プログラム。イム・ヒョンテクは、今回の上演について「楕円堂は、素晴らしい劇場です」と述べつつ「一つだけ残念なことは、冬に下見で来たときは富士山が見えたのですが、今回は見えなかったこと。ラストシーンでは舞台奥の扉を開け放ち、メディアの二人の子どもが富士山の方へ、空へ召されていくイメージでしたが、それはお客様のイマジネーションに委ねました(笑)」とコメントした。

「ふじのくに→せかい演劇祭2019」は、5月6日まで静岡・静岡芸術劇場、舞台芸術公園、駿府城公園ほかにて。なお5月3日から6日には、ウォーリー木下がプログラムディレクターを務める「ストレンジシード静岡 2019」が開催される。

イム・ヒョンテク コメント

日本のお客様は、初日からものすごく静かで作品に没頭されていることが感じられました。お客様の心からの拍手に感動しました。SPACの方が、公演30分前のプレトークで原作について分かりやすく楽しく説明してくださり、お客様が好奇心をもって客席に入って来られるので、役者にも助けになりました。韓国でもこの方式を見習いたいと思います。
楕円堂は、素晴らしい劇場です。もともと長方形のブラックボックスで創った作品なので、この劇場のためにサイズを変更したり、セット自体を変更したりしましたが、日本のスタッフが丁寧に仕込んでくださってとても感謝しています。一つだけ残念なことは、冬に下見で来たときは富士山が見えたのですが、今回は見えなかったこと。ラストシーンでは舞台奥の扉を開け放ち、メディアの二人の子どもが富士山の方へ、空へ召されていくイメージでしたが、それはお客様のイマジネーションに委ねました(笑)。

「ふじのくに→せかい演劇祭2019」

2019年4月27日(土)~5月6日(月・振休)
静岡県 静岡芸術劇場、舞台芸術公園、駿府城公園 ほか

アート・オブ・サーカス「Scala -夢幻階段」

2019年4月27日(土)~29日(月・祝)※公演終了。
静岡県 静岡芸術劇場

コンセプト・演出・舞台美術:ヨアン・ブルジョワ

「ふたりの女 平成版 ふたりの面妖があなたに絡む」

2019年4月27日(土)・28日(日)※公演終了。
静岡県 舞台芸術公園 野外劇場「有度」

作:唐十郎
演出:宮城聰
出演:SPAC

ドキュメンタリー映画「コンゴ裁判~演劇だから語り得た真実~」

2019年4月27日(土)・28日(日)※公演終了。
静岡県 グランシップ 映像ホール

脚本・監督:ミロ・ラウ

「メディアともう一人のわたし」

2019年4月27日(土)~29日(月・祝)※公演終了。
静岡県 舞台芸術公園 屋内ホール「楕円堂」

原作:エウリピデス
翻案・演出:イム・ヒョンテク

ミュージカル「マイ・レフト / ライトフット」

2019年5月2日(木・祝)・3日(金・祝)
静岡県 静岡芸術劇場

作・演出:ロバート・ソフトリー・ゲイル

※「レフト」は取り消し線付きが正式表記。

「マダム・ボルジア」

2019年5月2日(木・祝)~5日(日・祝)
静岡県 駿府城公園

作:ヴィクトル・ユゴー
訳・翻案:芳野まい
構成・演出:宮城聰
音楽:棚川寛子
出演:SPAC

「歓喜の詩」

2019年5月5日(日・祝)・6日(月・振休)
静岡県 静岡芸術劇場

構成・演出:ピッポ・デルボーノ

「ストレンジシード静岡 2019」

2019年5月3日(金・祝)~6日(月・振休)
静岡県 駿府城公園、静岡市役所・葵区役所 ほか静岡市内

プログラムディレクター:ウォーリー木下
出演:Magik Fabrik、HURyCAN、ままごと×康本雅子、梅棒、黒田育世(BATIK)、範宙遊泳、ロロ、山田うん、FUKAIPRODUCE羽衣、ホナガヨウコ企画、KPR/開幕ペナントレース、川村美紀子×米澤一平、いいむろなおきと静岡ストレンジシーズ、劇団壱劇屋、オイスターズ、こふく劇場、ブルーエゴナク、カゲヤマ気象台、劇団 短距離男道ミサイル、渡邉尚(頭と口)、突劇金魚、Mt.Fuji、劇団「Z・A」、TEAM 劇街ジャンクション、超歌劇団、富士フルモールド劇場

※「ふじのくに→せかい演劇祭2019」の→は相互矢印が正式表記。