ウディ・アレン映画、ヨーロッパで公開が決定
映画
ニュース
ハリウッドニュース
「#MeToo」の影響でお蔵入りになっていたウディ・アレンの『A Rainy Day in New York』が、イタリアで10月に公開されることになった。ほかにフランス、ベルギー、オランダでも公開される見込みだという。
アメリカの配給権はAmazonが持っているが、Amazonがアレンとの製作契約を破棄したことで、現在、訴訟問題になっている。
アレンは、過去に、幼女ディラン・ファローに性的虐待をした疑いがもたれ、90年代に訴訟事件へと発展した。そこでは証拠不十分で無実となり、映画関係者はこの事実を知ってはいてもアレンとの仕事を続けてきたが、2017年秋に始まった「#MeToo」がきっかけで、再浮上。世の中の空気が変わる中、Amazonはすでに完成していた『A Rainy Day in New York』の公開を延期。昨年、今作は公開しないと決め、同時にアレンとの契約を破棄している。
文=猿渡由紀