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カンバーバッチがジェーン・カンピオン新作に出演、“カリスマ的で複雑な男”演じる

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ベネディクト・カンバーバッチ(写真提供:Image Press Agency / Sipa USA / Newscom / ゼータ イメージ)

ベネディクト・カンバーバッチが、ジェーン・カンピオンの監督作「The Power of the Dog(原題)」に出演すると、Indiewireなどが報じた。

「ピアノ・レッスン」で知られるカンピオンにとって「ブライト・スター いちばん美しい恋の詩」以来の長編映画となる本作は、トーマス・サヴェージによる1967年の同名小説をもとにしたもの。原作では1920年代を舞台に、米モンタナ州の裕福な兄弟フィルとジョージ、そしてジョージと結婚した未亡人ローズの物語が描かれる。聡明で紳士的だったフィルは、ローズの息子を人質に取りながら、彼女に対してサディスティックで冷酷な敵意をむき出しにしていく。フィルをカンバーバッチ、ローズをエリザベス・モスが演じる。

カンピオンは「原作はスクリーンで命を吹き込まれるべき傑作。私は取り憑かれたように、この物語のことを考え続けてしまいます。男らしさ、ノスタルジア、そして裏切りといったテーマが混ざり合っているんです」とコメント。またフィルについては「カリスマ的で複雑なキャラクター。弟の新しい妻とその息子に敵意を表していきます」と語っている。

「渦」のロジェ・フラピエや「エンジェル」のターニャ・セガッチアンがプロデュースを手がける「The Power of the Dog」は、2019年末にプリプロダクションが開始される予定。

(情報提供:Indiewire.com / IFA / ゼータ イメージ)