Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
ぴあ 総合TOP > エビ中が絵本から飛び出して繰り広げた春ツアーの物語、国際フォーラムで大団円

エビ中が絵本から飛び出して繰り広げた春ツアーの物語、国際フォーラムで大団円

音楽

ニュース

ナタリー

「私立恵比寿中学 SHAKARIKI SPRING TOUR 2018~New,Gakugeeeekai of Learning~(新・学芸会のすヽめ)」最終公演の様子。

私立恵比寿中学が昨日7月22日に東京・東京国際フォーラム ホールAで全国ツアー「私立恵比寿中学 SHAKARIKI SPRING TOUR 2018~New,Gakugeeeekai of Learning~(新・学芸会のすヽめ)」の最終公演を開催した。

「エビ中が繰り広げる不可思議な童話」をテーマに、全国18会場で展開された今回のツアー。ツアーファイナルのオープニングでは、幕に描かれた本の中から柏木ひなたに続いてエビ中の妹分グループ・桜エビ~ずが登場し、「エビ・バディ・ワナビー」「リンドバーグ」を堂々と歌って開幕前の会場を温めた。桜エビ~ずの退場後、場内にチャイムが鳴り、いよいよステージの幕が上がると、舞台に設置された大きな本の中からエビ中メンバーが登場。照明がステージをカラフルに彩る中、6人はファンクチューン「EBINOMICS」でライブを開始すると、「HOT UP!!!」「ハイタテキ!」で会場の熱量を一気に引き上げていく。曲中でメンバー内の“ビーナス”を決めるダンスバトルが繰り広げられる「サドンデス」は、ツアーファイナルのみ特別に“ビーナス”ではなく“プリンス”を決めることに。6人がそれぞれ披露する“イケボ”に、エビ中ファミリー(エビ中ファンの呼称)は黄色い声援を上げた。

メンバー各自の自己紹介のあと、安本彩花が「次のページをめくっていきましょう」と告げると、エビ中は「U.B.U.」を歌唱。彼女たちは「ポップコーントーン」で元気いっぱいなパフォーマンスを見せたかと思えば、「まっすぐ」では情感豊かな歌声で観客を圧倒する。ステージセットの巨大な本に球根を植え、ジョウロで水を与える演出に続いて披露された「誘惑したいや」では、本の中から花のつぼみが飛び出す中、6人の熱のこもったパフォーマンスが観客の心を揺さぶった。「禁断のカルマ」をクールに歌い、「春の嵐」で力強い歌声を響かせたあと、エビ中はミドルテンポの「さよならばいばいまたあした」を丁寧に届ける。MCを挟み、インスト曲にあわせて踊りながら衣装をチェンジした6人は、ここで最新シングル「でかどんでん」を披露。この曲では舞台のあちらこちらから「で」「か」「ど」「ん」「で」「ん」の文字や巨大なエビなどのオブジェが飛び出し、ライブをにぎやかに彩った。「スウィーテスト・多忙。」「日記」に続く「熟女になっても」では、ミラーボールが輝く中、サングラスをかけたYASUBOYSこと安本がラップをフロアに叩きつけると、この曲に客演で参加したSUSHIBOYSが登場。ラップパフォーマンスで会場を大いに盛り上げた。

実は初対面だというSUSHIBOYSとエビ中がトークを交わしたあとは、メンバー6人による寸劇がスタート。釣竿を担いだ“浦島莉子”こと中山莉子の前に女神に扮した星名美怜が現れ、女神は浦島莉子に「あなたが落としたのはこのファミえんのリラックスエリアのチケット? それとも夏Sのチケット?」と尋ねる。「ファミえん! いや、ウソウソ。どっちもです」と答えた浦島莉子の前に「お前は正直者だ」と言いながら天狗の面を付けた小林歌穂が登場したかと思えば、「先日助けてもらった河童」の安本、「でかどんでん」の「ど」の字を持った真山りか、カブトガニを握った柏木が現れるという混沌とした状況に。浦島莉子が思わず「お前らアナーキーかよ!」と絶句すると、6人は「ゼッテーアナーキー」でライブを再開。その勢いを落とすことなく椎名林檎「自由へ道連れ」のカバーを歌ったエビ中は、新曲「イート・ザ・大目玉」で会場をさらにヒートアップさせる。そして6人は「シンガロン・シンガソン」を力強く歌い上げ、「YELL」でライブ本編をフィニッシュ。真山は「今日で最終日になってしまったこのお話ですけども、みんなの楽しかった思い出だけはずっとずっと残ってくれると私たちは信じています。またどこかのお話で会おうね!」と告げた。

フロアからの熱い声に答えて再び登場したエビ中は、「ラブリースマイリーベイビー」で勢いよくアンコールを開始。「スターダストライト」「なないろ」とエモーショナルなナンバーを立て続けに披露すると、会場はオーディエンスのペンライトの青い光で染まっていく。そしてキャノン砲から銀テープが盛大に発射された「響」でエビ中は渾身の歌とダンスを見せ、すべてのパフォーマンスを終えた。6人が声をそろえて「それでは皆さん、ごきげんよう!」と挨拶し、手を振って退場したあと、ビジョンにはツアー中のメンバーの姿を捉えたVTRが映し出され、3カ月におよんだ春ツアーは大団円を迎えた。

この夏は「TOKYO IDOL FESTIVAL 2018」「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018」「@JAM EXPO 2018」と大型イベントへの参加が決定しているエビ中。8月18、19日には山梨・山中湖交流プラザきらら シアターひびきで夏恒例の野外コンサート「エビ中 夏のファミリー遠足 略してファミえん」、9月22日には2度目の開催となる秋の野外コンサート「エビ中 秋空と松虫と音楽のつどい 題して『ちゅうおん』」を行う。

私立恵比寿中学「私立恵比寿中学 SHAKARIKI SPRING TOUR 2018~New,Gakugeeeekai of Learning~(新・学芸会のすヽめ)」2018年7月22日 東京国際フォーラム ホールA セットリスト

01. EBINOMICS
02. HOT UP!!!
03. ハイタテキ!
04. サドンデス
05. U.B.U.
06. ポップコーントーン
07. まっすぐ
08. 誘惑したいや
09. 禁断のカルマ
10. 春の嵐
11. さよならばいばいまたあした
12. でかどんでん
13. スウィーテスト・多忙。
14. 日記
15. 熟女になっても
16. ゼッテーアナーキー
17. 自由へ道連れ
18. イート・ザ・大目玉
19. シンガロン・シンガソン
20. YELL
<アンコール>
21. ラブリースマイリーベイビー
22. スターダストライト
23. なないろ
24. 響

私立恵比寿中学「エビ中 夏のファミリー遠足 略してファミえん in 山中湖2018」

2018年8月18日(土)山梨県 山中湖交流プラザきらら シアターひびき
OPEN 16:00 / START 17:30

2018年8月19日(日)山梨県 山中湖交流プラザきらら シアターひびき
OPEN 12:00 / START 13:30

私立恵比寿中学「エビ中 秋空と松虫と音楽のつどい 題して『ちゅうおん』2018」

2018年9月22日(土)埼玉県 秩父ミューズパーク 野外ステージ
※詳細は後日発表。