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深田恭子×瀬戸康史『ルパンの娘』7月クール放送 『翔んで埼玉』の監督と脚本家が再タッグ

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リアルサウンド

 深田恭子と瀬戸康史が、7月より放送スタートの木曜劇場 『ルパンの娘』(フジテレビ系)に出演することが発表された。

【写真】『はじこい』で“こじらせ女子”演じた深田恭子

 累計発行部数10万部を超える横関大の同名小説(講談社文庫刊)を連続ドラマ化する本作は、代々泥棒一家の娘と代々警察一家の息子との決して許されない恋愛を描くラブコメディ。泥棒一家“Lの一族”(Lは大泥棒・ルパンの頭文字)の娘で、家族の誰よりも盗みの才能を持つものの家業を継ぐことを拒み、普通に生きていくため図書館司書として働く主人公の三雲華を深田が演じる。深田の相手役となる、警察一家の息子で華と真剣交際をしている青年・桜庭和馬を瀬戸が演じる。

 悪党しか狙わないことをモットーとしている“Lの一族”だが、盗みの計画の先には、当然のごとく泥棒逮捕を仕事とする華の恋人・和馬がいつも関わっており、彼は時に悪党たちに襲われるなど窮地に陥ってしまう。主人公の華は、大好きな和馬を救うために葛藤しながらも、ついつい一家の泥棒の手助けをしてしまうという役どころだ。

 ドラマ冒頭で和馬は華を自分の実家に連れていくが、華はそこで初めて桜庭家が警察一家だと知り、パニックに陥り、華が警察の人間ではないという理由だけで、両親から結婚を反対されてしまう。桜庭家の長年の悲願は、一族から捜査一課の刑事を輩出すること。そこで、泥棒逮捕を専門とする警視庁捜査三課に勤務している和馬は、捜査一課への異動を条件に両親に華との結婚を認めさせる。捜査一課への異動のため、手柄を立てたいと強く願う和馬は、警視庁内でも有名だが誰もその素性を知らない泥棒一家“Lの一族”を逮捕することを狙う。

 『翔んで埼玉』の武内英樹が監督、徳永友一が脚本を手がけ再タッグを組む。また、プロデュースする稲葉直人と武内は、映画『テルマエ・ロマエ』シリーズのコンビとなる。なお、深田と瀬戸は、『TOKYOエアポート~東京空港管制保安部~』(フジテレビ系/2012年10月クール)以来、およそ7年ぶりの共演となる。

■深田恭子 コメント
・原作、ドラマの脚本の印象
脚本を読んでから登場人物が自分の中に入ってくるまで、そして物語に対して自分の気持ちが入るまで、あっという間で自分でも驚きました。それくらい、原作も脚本も面白くて、本当に衝撃的でした。これほど、すんなりと物語に寄り添えることは、なかなかないなと思います。それほど面白いからこそ、“映像化した際にどうなるんだろう?”というのは、今の悩みでもあり楽しみでもあります。

・映画『ヤッターマン』(2009年3月公開)でドロンジョを演じて以来の泥棒役について
演じるのは泥棒ですが、登場人物それぞれが真面目に生きていて、それが面白く見えるといいと監督がおっしゃっていましたので、三雲華という女性が持つ、泥棒なんてやりたくないと図書館司書として普通に働く“昼の顔”と、盗みの才能に恵まれてどこかで血が騒いでしまう“夜の顔”という二面性をしっかり演じ分けられたらなと思います。

・木曜劇場『隣の家族は青く見える』(2018年1月クール)以来、1年ぶりの木曜劇場ドラマ主演について
『隣の家族は青く見える』は妊活などを扱うドラマだったのに、今回は泥棒役ということで木曜劇場はすごく作品の幅の広い枠だなと感じました(笑)。

・瀬戸康史との『TOKYOエアポート~東京空港管制保安部~』(フジテレビ系/2012年10月クール)以来、7年ぶりの共演について
瀬戸さんは、7年前から既に凜とされていた印象なのですが、昨年、『隣の家族は青く見える』のスタジオ撮影をしていた際、瀬戸さんがお向かいのスタジオで『海月姫』を女装姿で撮影されているところでごあいさつさせて頂いて、瀬戸さんは本当にいろいろな役を演じることができる方だなと思いました。瀬戸さんの女装姿がきれいすぎて、遠くから見た時にはきれいな女性だなと思っていたのですが、段々近づくにつれて“あ、瀬戸さんだ”とすごく驚きました(笑)。

・メッセージ
原作と脚本を読んで面白さに衝撃を受けたので、その時に感じた思いをそれ以上にして皆さまにお届けできたらなと思っています。

■瀬戸康史 コメント
・オファーを聞いた際の気持ち
深田さんとは久しぶりの共演ですし、武内監督とはご一緒したいと思っていたので、素直にうれしかったです。

・原作、ドラマの脚本の印象
今まであるようでなかった発想に驚いたのと、斬新で、かつどこかジーンとさせるストーリー展開に夢中になりました。ドラマの脚本では原作の良さがさらにブラッシュアップされ、視聴者の方々に楽しんでいただく仕掛けもたくさん盛り込まれています。撮影が待ち遠しいです。

・久しぶりの刑事役について(『刑事 犬養隼人(第2弾)』朝日放送/2016年9月24日以来)
この作品はかなりの熱量と集中力、スピードが必要な作品です。これはもうスポーツです。加えて刑事ということで体重を10キロ増やしました。僕が演じる和馬は何事にも全力で取り組む、おもしろいくらい真っ直ぐな人間です。そしてさまざまな事件に巻き込まれ、運が良いのか悪いのか解決していきます。それから恋…和馬が男としてどう成長していくのか、僕自身も楽しみです。

・木曜劇場ドラマ初出演について
社会派なものやミステリーの枠というイメージでしたが、今回のような挑戦的な作品に参加でき、背筋が伸びます。

・深田恭子との『TOKYOエアポート~東京空港管制保安部~』(フジテレビ系/2012年10月クール)以来、7年ぶりの共演について
深田さんがいらっしゃると現場が明るくなります。まさに“華”があるからだと思います。いつも謙虚で、優しい心を持っていて、誰に対しても対等に接してくださる深田さんは、華そのものです。さらに、泥棒として振り切った深田さんが見られると思うと楽しみでなりません。

・メッセージ
この作品はかなりぶっ飛んだ設定の上、監督からどんな要求をされるかわからない、脚本を読んだだけでは想像できないことだらけです。監督からは“現代版ロミオとジュリエットを真剣に演じてくれれば絶対面白くなるから”という言葉をいただいたものの、本当に大丈夫なのか?と震えています。“これは武者震い…これは武者震いだ”と自分に言い聞かせ、監督やスタッフ、キャストの皆さんを信じ、全てをさらけ出すのみといった心境です。是非、お楽しみに!

■原作・横関大 コメント
泥棒一家の娘と警察一家の息子が恋に落ちたらどうなるか。そんな思いつきから生まれた作品が『ルパンの娘』です。私にとって思い入れの強い作品であり、いつか誰かが映像化してくれるに違いない。そういう期待を私自身も胸に秘めておりました。それがこのたび映像化されるということで非常にうれしく思っています。深田恭子さん、瀬戸康史さんをはじめとする演者の皆様、監督等スタッフの方々が力を結集し、素晴らしいエンターテインメント作品を作ってくださることを期待しております。どんな『ルパンの娘』が誕生するのか。それを一視聴者として拝見するのが今から楽しみで仕方ありません。

■プロデュース・稲葉直人(フジテレビ第一制作室)コメント
『ルパンの娘』という秀逸なタイトル、泥棒一家の娘と警察一家の息子が恋に落ちる物語…これを聞いて読まずにはいられませんでした。予感した通りの面白さで一気に読了。すぐにドラマにしたい!と思い立ちました。しかし、この1冊の傑作小説、連続ドラマにするにはいささか分量が足りません。そこでドラマ版ならではのお楽しみを考えました。“普通の女の子になりたい”と泥棒家業から遠ざかって生きてきた主人公の華が、愛する彼・和馬を救うため、嫌々ながら泥棒スーツを身にまとうことになってしまい…しかし、ひとたびスーツを着ると大泥棒一家のDNAが騒ぎ出し、強く、かっこよく、そしてセクシーな泥棒になってしまう…そんな仕掛けを。その活躍がアダとなり、華は毎回望んでもいない怪盗にならざるを得なくなってしまうのです。

このぶっ飛んだ世界観を体現できる女優さんはそうそういません。“この人しかいない!”と、深田恭子さんの顔が浮かぶまで時間はかかりませんでした。ですので深田さんに引き受けていただけると聞いてから、正直、期待とワクワクしかありません。先日、泥棒スーツの衣装合わせでお会いしたのですが、深田さんの魅力がさく裂するドラマになると確信しました。

華の彼氏となる和馬は、どこまでも純粋でまっすぐ、ゆえに振り回される男です。そもそも、このドラマにはぶっ飛んだキャラクターたちが数多く登場します(後日発表させていただく出演者の方々もそれはそれは濃厚な布陣です)。和馬はそれらの面々に振り回され、しまいには愛する華にまで振り回される…そんな役をずっとお仕事したいと思っていた瀬戸康史さんに引き受けていただけることになりました。“振り回される男を演じさせたら右に出る者はいない”、そんな評論をどこかの記事で拝見したことがあります。ですので瀬戸さんには今回、思う存分振り回されてもらおうと思います!

なお、『翔んで埼玉』『テルマエ・ロマエ』の脚本・監督・プロデューサーが集まったもので、多少コメディー色が強めになる恐れがございます。ご容赦ください。でも、見てくださる方々にとにかく楽しんでもらい、ワクワクしてもらえるようなドラマを、真面目に作ろうと思います。

強く、かっこよく、セクシーな怪盗・深田恭子と、どこまでも振り回されるピュアな刑事・瀬戸康史に、是非ご期待ください!

(リアルサウンド編集部)