フライングシアター自由劇場『ヴォイツェック』メインビジュアル公開 串田和美、藤原季節、串田十二夜のコメントも
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フライングシアター自由劇場 第八回公演『ヴォイツェック』メインビジュアル
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すべて見る2026年11月20日(金) から29日(日) まで東京・吉祥寺シアターで上演される、フライングシアター自由劇場 第八回公演『ヴォイツェック』のメインビジュアルが公開された。
『ヴォイツェック』は、ゲオルク・ビューヒナーによって1835年頃に執筆された未完の戯曲。実際に起こった殺人事件をもとにした作品だ。貧しい下級兵士ヴォイツェックは、医師の人体実験の被験者となりインゲン豆だけを食べ続ける生活を強いられ、次第に幻聴に苛まれていく。やがて内縁の妻マリーと鼓手長との関係に疑念を抱き、悲劇的な結末へと突き進む。断片的で鋭利な構造を持つ本作は、これまでオペラやダンスなど多様な形で上演され、時代を超えて世界中で注目され続けてきた。
本公演では、串田和美の新たな上演台本・演出により、本作を“見せ物小屋”の内部で物語が展開される、滑稽にして悪夢のような幻想劇として再構成する。藤原季節がヴォイツェックを、宮下今日子がマリーを演じる「Wバージョン」と、串田十二夜がヴォイツェックを、大空ゆうひがマリーを演じる「Zバージョン」の2通りで上演される。なおこの4名のキャストは、それぞれ別の役でも全公演に出演する。音楽は、民族音楽(トルコ、アラブ、インド、東欧、アイルランド)やジャズ、即興演奏を得意とする太田惠資が奏でる。
今回の上演に向け、串田和美は「追い詰められた、狂人の脳内の話です。実在しないような、奇妙な“見せ物小屋”の中で繰り広げられる芝居になると思います」と作品の方向性を明かした。WバージョンとZバージョンについては「公演ごとに交互に演じます。きっと同じようには演じないでしょう。つまり2種類の作品が生まれることになります」とし、「これはもう皆さん、WバージョンとZバージョン、両方見ないわけにはいかないでしょう」と熱を込めた。さらに、藤原、串田十二夜からのコメントも到着した。
<公演情報>
フライングシアター自由劇場 第八回公演
『ヴォイツェック』
原作:ゲオルク・ビューヒナー
上演台本(浅野利昭訳による)・演出・美術:串田和美
音楽・演奏:太田惠資(VIOLIN/VOICE)
出演:
藤原季節/串田十二夜(ヴォイツェック役・Wキャスト)
大空ゆうひ/宮下今日子(マリー役・Wキャスト)
島地保武 まりあ 新垣亘平 菅沼旭人 内田紳一郎 大森博史
2026年11月20日(金)〜29日(日)
会場:東京・吉祥寺シアター
フライングシアター自由劇場 第八回公演『ヴォイツェック』スタッフ&出演者コメント全文
■串田和美
自分が演劇を始めて、長い年月が経ちますが、その間、随分初期の頃から絶えず、ゲオルク・ビューヒナーの書いた『ヴォイツェック』というお芝居が、自分の近辺を、まるで何かを期待しているかのように、付かず離れずしておりました。古い演劇仲間たちからも、時々「あれ? ヴォイツェックまだ演らないの?」「あれ? 演ってなかったっけ?」などと言われます。で、とうとう『ヴォイツェック』を創ります。追い詰められた、狂人の脳内の話です。実在しないような、奇妙な“見せ物小屋”の中で繰り広げられる芝居になると思います。フライングシアター自由劇場に初出演の藤原季節と常連の串田十二夜が、主人公ヴォイツェックを演じます。公演ごとに交互に演じます。きっと同じようには演じないでしょう。つまり2種類の作品が生まれることになります。その他の演者たちも2種類のキャラクターを創らなければならないことになります。
これはもう皆さん、WバージョンとZバージョン、両方見ないわけにはいかないでしょう。これはもう私、串田和美は出演はせずに、演出に専念せざるを得ないでしょう。
いえいえ、私は今、非常にウズウズしております!! ハリキッテおります!!
ぜひ、ぜひご期待ください!!!!!!
■藤原季節
フライングシアター自由劇場のステージに立つ俳優さんたちは皆とても愉快に見えます。台詞や演出というものがありながら、なぜあれほど自由に心を解放できるのか、ずっと不思議でした。演劇の秘密が知りたい、人生を楽しむ秘密が知りたいと、串田和美さんの作る物語を見ながら思っていました。そんな中『ヴォイツェック』のオファーは願ってもないチャンスでした。あの苛酷な、未完の戯曲がどんな劇になり何を伝えられるのか、今からワクワクが止まりません。
Wキャストの串田十二夜くんは演劇界に現れた超新星で、自由でエネルギッシュで美しくて愉快な青年です。朗読劇でご一緒したときに、ぬいぐるみの犬を抱き抱えただけで、途端に犬が尻尾を振り出してぬいぐるみに命が宿るのを目の当たりにして、恐怖にも似た感動を覚えました。どちらのヴォイツェックもぜひ見ていただきたいです。
十九歳の夏、初めて芝居をやったときと同じ高揚感がいま僕を包んでいます。
よろしくお願いします。
■串田十二夜
世界中で愛され、上演され続けてきた『ヴォイツェック』に参加できることを、とてもうれしく思っています。まだ自分にとって未知な部分も多い作品ですが、これからの稽古を通してどんな景色に出会えるのか、今から楽しみです!
Wキャストの皆さんをはじめ、カンパニーの皆様とのコミュニケーションを大切にしながら、全員で一丸となって作品を育てていきたいと思っています。
劇場で皆様にお会いできる日を、心より楽しみにしています。
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