「VIVANT」第2シーズン1話(11話)を振り返る、乃木はまだ大きな渦の中に
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「VIVANT」第2シーズン1話(11話)の場面写真。堺雅人演じる乃木憂助
堺雅人が主演を務める日曜劇場「VIVANT」第2シーズンが現在放送中だ。自衛隊直轄の非公認組織・別班(べっぱん)の存在を軸に、公安、国際テロ、そして家族の絆といったテーマを壮大に描く同作。2023年に第1シーズンが放送されると、その謎が謎を呼ぶ展開が話題を呼んだ。そして今シーズンでは、よりスケールアップした物語が2クールにわたって展開。映画ナタリーでは、第1シーズン最終話(第10話)のラストシーン直後から始まる第11話の物語を振り返っていく。なお本記事にはネタバレが含まれるので注意してほしい。
黒須を含む別班員5名の拉致事件が発生
第2シーズンは、前作のラストでノゴーン・ベキを手にかけた主人公・乃木憂助の前に再び“赤い饅頭”が置かれた直後から始まる。まず映し出されたのは、新疆ウイグル自治区から移動する謎の人物5人や、爆破される複数の病院など不穏なシーンの数々だ。やがて乃木が柚木薫(二階堂ふみ)、ジャミーン(本間さえ)と感動の再会を果たすも、そんな温かな時間は束の間。乃木は誰かに尾行されながらも、防衛省の地下にいる司令塔・櫻井里美(キムラ緑子)のもとへ向かうのだった。彼女が指示をすると、今回から新たに登場するスーパーコンピューター・AIハヤト(声:高山みなみ)の声が。前作で乃木に撃たれて治療を受けていた別班員4名が入院する病院の監視カメラ映像や、SNS映像などを解析し、彼らが何者かに拉致されたことが明らかになる。
新庄にベキを脱出させることを指示したのは?
またバルカにとどまっていた別班・黒須駿(松坂桃李)も音信不通になり、乃木が預けていた守り刀も消失。ハヤトは、別班員の情報を流した犯人として、テントのモニターだった公安・新庄浩太郎(竜星涼)の可能性が高いことを分析する。そして、乃木はほかの4人と比べて手がかりがつかみやすい黒須の動向を追うことに。かつて公安・野崎守(阿部寛)が発した「お前は世界中を巻き込む大きな渦に入り込んだ」に絡め、乃木は「私はまだ大きな渦の中にいるのかもしれません」と発言。テントの実態判明や解体、そして今回の別班員拉致事件まではすべてつながっている物語だということも示唆されるのだった。一方、野崎は東条翔太(濱田岳)とともに新庄の行方を追っていた。乃木との会話シーンでは、新庄にベキを脱出させることを指示したのがノコル(二宮和也)だったことも判明している。
意外な形でドラム登場
日本はバルカで発見された1億6000万トンのフローライトの独占輸入を行うことになり、丸菱商事がその代理店契約に向け動き出す。劇中では専務・長野利彦(小日向文世)の口添えを受けた社長の判断により、乃木の功労をたたえて本部長昇進が告げられる一幕も。しかしバルカへ向かいたい乃木はそれが部長の宇佐美哲也(市川猿弥)のおかげだと言いつつ、「私はバルカで現地責任者として事業を見守りたい」と懇願。それにより別班任務に集中できる環境が整えられた。加えて謎の人物からデータが入った封筒を奪われそうになる場面では、意外な形で野崎の相棒・ドラム(富栄ドラム)も姿を見せていた。
ベネズエラへ逃亡していたはずのアリ、なぜかキプロスに
バルカに到着した乃木はかつて黒須がいた場所に到着し、ブルーウォーカー・太田梨歩(花岡すみれ)と交信をつなぎつつ、あらかじめ隠しておいた監視カメラを取り出す。その用意周到さにノコルも「“浅い川も深く渡れ”か?」と舌を巻くほどだ。映像には謎の人物と交錯し、麻酔銃を撃たれてしまう黒須の姿が映っていた。そして太田の調査により、冒頭に移動していた謎の人物5人の犯行であることが明らかに。彼らのトラック搬送によって、黒須がアゼルバイジャンに運ばれたことや、ほかの別班員もアール山(アララト山)の半径1000km圏内の空港に輸送されたことも判明する。そしてノコルの「そこにキプロスは入っているのか……?」という言葉を皮切りに、同地の空港に降り立つ乃木の姿が。別班の仲間から拳銃やナイフなどを受け取った乃木は、ある場所へ。そこにいたのは、かつてのテントの幹部・アリ(山中崇)だった。過去に乃木の計らいで家族とともにベネズエラへ逃亡していたはずの彼は、今回の別班員拉致事件にどう関わっているのか。また野崎が乃木の伯父・乃木寛道(井上順)に会う謎めいた場面もあった。
新シーズンの幕開けからさっそく波乱の展開が連続した第11話。アクセル全開で始まった物語の行方に注目しよう。なお「VIVANT」第2シーズンは毎週日曜21時より放送され、TBSラジオでは23時より乃木に粛清された“悪役”たちが語り合う「VIVANT 悪役会議室」を聴くことができる。
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