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映画『わたしの知らない子どもたち』役所広司、田中裕子、岡田准一ら新キャスト13名発表

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映画『わたしの知らない子どもたち』ポスタービジュアル

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『すばらしき世界』『永い言い訳』の西川美和監督が原案・脚本・監督を務めるオリジナル最新作『わたしの知らない子どもたち』の新キャスト13名が発表された。

10月16日(金)の全国公開に先立ち、9月10日(木)からカナダ・トロントで開催される第51回トロント国際映画祭(TIFF)のコンペティション部門にあたるプラットフォーム部門のオープニング上映作品に、日本映画として初めて選出されるという快挙を達成した本作。オーディションを勝ち抜いて主人公・茅野琴子役に抜擢された小八重葵美と、善悪では割り切れない人物像を体現する教師・曽根文美子役の二階堂ふみがダブル主演を務めるほか、音楽家として戦争前まで文化的で幸せな家庭を築いていた琴子の父親・孝一役で竹野内豊が出演する。

この度新キャストとして、戦争で親を亡くし、孤児となった子どもたちの矯正施設・水上寮から逃げ出した子どもたちに寝床を与え、少しの間面倒をみる漁師の山井甚平とけいの老夫婦役を役所広司と田中裕子、孤児として闇市で暮らすことを余儀なくされた子どもたちを父親のような大きな愛で受け容れる新興ヤクザの組長・菊沢徹役を岡田准一、散り散りになった子どもたちを迎え入れる孤児院「隣相館」の館長・鷹間乃生役を吉田羊、矯正施設にいる子どもたちの相談役として仕事を超えて理解者になろうとする新聞記者・諸積京一郎役を坂東龍汰が務めることが明らかに。加えて、日本と朝鮮の抗争を焚き付ける刑事役を北村有起哉が演じるほか、戦後の混乱期に生きる人々を演じるキャストとして、赤間麻里子、岩谷健司、つみきみほ、マキタスポーツ、プチ鹿島、サンキュータツオ、井上肇といったジャンルを超えて活躍する個性派たちが名を連ねた。

併せて、本予告映像とポスタービジュアルも解禁となった。予告編は「わたしは、わたしの生徒を棄てました」という衝撃的なセリフで幕を開ける。教師・曽根は、幸せな家庭に育ちながらも戦争で孤児となった琴子の行方を探し、ひとり街を奔走する。その過程で、琴子が少女という性を隠し少年として生きているという事実を知る。自らも職を失い乳飲み子を抱えながら懸命に生きる曽根だが、教師としての自分は子どもたちの行く末を案じずにはいられない。果たして曽根は琴子を見つけることができるのか……。

音楽を担当したのは、『国宝』など数々の音楽賞を受賞した作曲家・原摩利彦。感動のラストシーンを彩る主題音楽の演奏を担うのは、坂本龍一が立ち上げた東北ユースオーケストラの子どもたちだ。原が「音楽の視点からも子どもたちとともに作り上げるのはどうか」と提案し、実現にこぎつけたという。主題音楽以外の部分は、イタリア・ローマで現地演奏家とともに録音。原は「イタリアの指揮者や奏者が真剣に映画や音楽に向き合ってくださる驚きと演奏を通しての気づきがあった」と手応えを明かし、撮影現場に同席した西川監督も「音楽的な歴史の厚みを感じる演奏」と絶賛した。

映画『わたしの知らない子どもたち』本予告映像

<作品情報>
『わたしの知らない子どもたち』

10月16日(金)公開

公式サイト:
https://k2pic.com/film/wsk

映画『わたしの知らない子どもたち』新キャスト陣のコメント

■山井甚平役:役所広司
心からこの映画を観てほしいと思います。
子どもたちの眼差しをしっかり受け止めてほしい。
彼らは、戦争孤児という役を演じる中で、当時の孤児たちに思いを馳せた瞬間があったに違いない。
主人公、琴子をはじめ子どもたちの眼差しが胸に刺さります。
日本映画史の中で、大切な作品が生まれたと思います。
この作品に参加された全ての皆さん、お疲れ様でした!
そして、おめでとうございます!

■山井けい役:田中裕子
映画『ゆれる』を観て、凄い作品だなぁと思っていました。
その西川組に出られるなら、ぜひ出たいと思って参加させていただきました。
琴子に会えてよかった。

■菊沢徹役:岡田准一
西川監督の作品を心待ちにしていたひとりとして、この作品には映画としての面白さだけではなく、社会への問いが込められていると感じます。
この作品は主人公・琴子を演じた小八重さんを含め、子どもたちが本当に素晴らしく魅力にあふれています。
大人の責任を考えさせられ、問いがあるこの作品が多くの人の心に残り、語り続けられる作品になってほしいと思います。
『火垂るの墓』の後継作はこの作品。今観るべき作品かと思います。

■鷹間乃生役:吉田羊
尊敬する西川監督の作品に参加させていただき、大変光栄に思います。私が演じたのは、主人公・琴子が辿り着く戦争孤児救済施設の館長。撮影時は蝉鳴きしきる真夏、クランクインからすでに3カ月が経っており、現場は朝から、小八重葵美さん演じる琴子が生き抜いてきた先の“今日この瞬間”をクルー全員でじっと見守っている、そんな温かさに満ちていました。一方で、西川監督は大人、子ども、キャリアの区別なくひとりひとりを尊重し、エキストラの子どもたち含め俳優全員に目を届かせておられるのが印象的でした。恥ずかしながらこの作品に関わらせていただいて初めて、戦争孤児について学びました。戦争体験者が年々少なくなる中、映画もまた、その役割を引き継いでいけるようにと願ってやみません。平和への祈りをこめて、この映画が沢山の方へ届きますように。

■諸積京一郎役:坂東龍汰
西川美和監督の作品に触れるたび、その人間をまっすぐ見つめる眼差しと、心を深く揺さぶる物語に何度も感動してきました。西川監督の作品に、諸積という役で参加させていただけたことを心から光栄に思います。
諸積は、戦後を生きる戦争孤児たちの現実を目の当たりにし、自分に何ができるのかを必死に問い続ける若い新聞記者です。子どもたちの置かれた過酷な状況や、その小さな希望に触れるたび、諸積の正義感や葛藤を自分自身のことのように感じながら、ひとつひとつの場面に向き合いました。
西川監督は、常に作品を真ん中に置き、キャストやスタッフひとりひとりを深く信頼して現場をつくってくださいました。その空気の中で、役と誠実に向き合い、自分に何ができるのかを考え続けられた時間は、俳優としても大きな財産になりました。
この作品は、戦後の物語でありながら、今を生きる僕たちにも問いを投げかけてくれる映画です。ぜひ劇場の大きなスクリーンで、この作品が持つ熱量や息遣いを受け取っていただけたらうれしいです。

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