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大西風雅と岡﨑彪太郎がW主演! 舞台『ナイボー!』、9月開幕!!

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左から)岡﨑彪太郎、大西風雅

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次々と話題作を世に送り出している脚本・横山拓也×演出・眞鍋卓嗣のコンビによる最新舞台で、STARTO ENTERTAINMENT 関⻄ジュニアの大西風雅と岡﨑彪太郎をW主演に迎えた『ナイボー!』が上演される。父を突然亡くした野球少年とその親友を軸に、彼らの青春、そしてそれぞれが喪失に向き合っていくさまを描く本作。亡き父の思いを背負い、甲子園を目指す強豪校に進学するピッチャーのヨウスケを演じる大西、中学までヨウスケとチームメイトで、気鋭の女性監督が率いる公立校に進んだキャッチャーのハルタを演じる岡﨑、ヨウスケの母・郁美を演じる安達祐実、そして横山と眞鍋が本作への思いを語ってくれた。

左から)横山拓也、岡﨑彪太郎、安達祐実、大西風雅、眞鍋卓嗣

――横山さんと眞鍋さんは、本作で5作目のタッグとなりますが、今回、高校野球を題材にした経緯を教えてください。

横山 僕からの発信というより、企画会議の中で“野球”というアイディアが出てきました。僕自身、スポーツものにチャレンジしたことはほとんどなく、いまの自分の筆致でどのように扱えるのか? これまで自分が書いてきたような、社会の中にある問題を取り上げることと、今回のように野球という題材からスタートすることで、自分の中でどう書き分けたり、どんな切り口を見つけたりできるのか? 興味とチャレンジという意味合いもあって、好奇心を持って取り組みました。自分なりに取材をする中で、すごく興味を引くような内容も見つかって、作品の中に取り入れることもできました。

眞鍋  (上がってきた戯曲を読んで)横山さんらしいなと思いました。横山さんの書く戯曲は、人物の葛藤が複雑に絡み合って、揺らいでいくさまが描かれている戯曲だと思っています。今回の話で言うと、甲子園へ行くという夢を父親が持っていて、残されたヨウスケは亡くなった父の思いを受け継がなくてはいけない――そこが複雑な葛藤の生まれるポイントになっていて、その意味で横山さんらしい戯曲だなと思いました。

――キャストのみなさんは戯曲に対してどのような印象を抱かれましたか?

大西 最初に『ナイボー!』というタイトルを伺ったときは、(熱血系の)スポーツ漫画のような作品かと思いました。戯曲を読ませていただくと、もちろん野球は描かれていますが、それよりもひとりの高校生の成長が描かれていて、友達や周りの人の支えで成長していく姿が温かいと感じました。個人的に最近、周囲のみなさんのおかげで人は成長していくんだと感じることが多く、そういう視点でも、人の温かさを感じていただける作品になると思いました。

岡﨑 僕はこのストーリーに近い経験をしたことはありませんが、すごく共感できる感覚があって、僕には初めての経験で衝撃を受けました。例えば「落ち込んでいる人がいたらこうするよね?」のようなセリフや、登場人物一人ひとりの心理描写に対して「(同じ経験はなくても)自分もそうするかも」と思えたんですよ。

安達 登場人物たちが、それぞれに違ったものを抱えていて、自分と向き合うことでそれを乗り越えようとしていくということが、野球を通して描かれていて、すごく感動しました。スポーツを見ていると、一人ひとりが人生を背負って向き合っていることを感じるんです。今回、野球というものを通してそれぞれの人生が見えてくるところが素敵だなと思いました。

――ご自身が演じる役柄をどのように捉えていますか?

大西 ヨウスケはお父さんが亡くなったことで、野球から離れてしまうんですが、おそらく反抗期もあるんでしょうね、結構ふさぎ込むタイプだと思います。作品の中で感情は出しているほうですけど、内にある本当の自分は表に出せないんだろうと感じていて、そこは共感できる部分です。僕も反抗期すごかったらしくて……自覚はないんですけど(苦笑)。最近、ようやく大人になれて、そこで初めて気づけたんです。いまだからこそ共感できる部分が多いですし、「自分もこういうことしてたんやろうな」と考えさせられます。

岡﨑 ハルタは明るく見えるキャラクターだと思うんですけど、落ち込んでいる子にどう向き合ったらいいか? (離れて暮らしている)親に電話する時、心配かけないようにどうしたらいいか? といつも考えている。ただ明るいだけではなく、いろいろ考えた上で、明るく振る舞っている子なのかと思います。僕自身もわりとそういう一面はあるつもりでいるので――実際はどう見られているのかわかりませんが(笑)――ちょっと似ているなと感じています。

安達 郁美は夫を失いますが、でも息子にとっての父親も失っているわけで、自分が「夫を失った」という一点だけで悲しんではいられなくて、息子の喪失をどうにかして自分が埋めていかないといけない状況に陥るんです。本当は自分も悲しいし、強い自分でばかりはいられないはずなんですが、息子のことを一番に考えて、どうしていくか? 妻としての悲しみ以上に親として、父親を失った息子の欠けてしまった部分をどう補っていくのかを考えて苦しんだり、なんとかして活路を見出したいという思いで行動をしてみたりします。強そうに見えるけど、無理をして頑張っている部分もあって、一面だけでは語れない人間性があると感じています。

横山 安達さんには今回、ひとりの母親としての葛藤みたいな部分を演じていただきたいと思って。書いている時は「高校生の息子を持つお母さん」という部分に対し、10代の頃の安達さんを知る僕がブレーキを掛けようとしていたんですけど、安達さんのお子さんはもう20歳を超えられているそうで、真っすぐ等身大でこういう役をやっていただけるだろうなと思っています。この作品、この世代(高校生)を主人公にした野球モノで色恋が出てこないというのが大きな特徴ですけど、(郁美と夫の尊の)夫婦愛は安達さんに担っていただきたいと思って書きました。

安達 うちの娘はもう20歳なんですけど、息子はもうすぐ10歳で、まだ思春期の男の子を育てた経験がないので、この作品を通して「男の子の子育てって、こういう感じなのかな」というのを知っていくことになるかもしれないなと思っています(笑)。

――野球の試合のシーンやキャッチボールのシーンはどのように演出されるんでしょうか? 実際にボールを投げ合ったりすることは?

眞鍋 みなさん、気になるところだと思いますが、(実際の高校野球では)高校生といえども時速130キロくらいの球を投げるので、実際に球を使って描くのは難しいと思っています。そこは演劇的に表現できればと思っていますし、その方がお客さまにも伝わる部分が大きいのでないかと。ですが、ちょっとしたキャッチボールみたいなものはあるかもしれません。(安達さんに)どうですか? キャッチボールは。

安達 そうですね……できると思います(笑)! 子どもの頃、始球式をやらせていただいたことがあって、マネージャーさんと一緒に練習した経験はあります。

眞鍋 (野球の)動きの部分に関しては、アドバイザーの方に来ていただいて、しっかりと身体訓練をしたいと思っています。

横山 今回、最初に大西さんと岡﨑さんでワークショップさせてもらったんですが、そこでお二人のプライベートの関係性みたいなものが見えたことがあって。岡﨑さんが人懐っこく大西さんに絡んでいくのに、大西さんはそれを手のひらで転がすような(笑)。その関係性は、そのまま戯曲に落とし込んでいます。

眞鍋 本当にお二人の関係がそのまま信頼し合っているバッテリーで、掛け合いを想像するだけで、ヨウスケとハルタが見えてくるところがありました。お客さまにもきっと二人の素晴らしい友情を感じていただけると思います。

左から)岡﨑彪太郎、安達祐実、大西風雅

取材・文:黒豆直樹 撮影:石阪大輔

[大西風雅・岡﨑彪太郎]
スタイリング 寒河江 健(Emina)
ヘアメイク natsume(JOUER)

[安達祐実]
スタイリスト Shota Funahashi (Dragon Fruit)
ヘアメイク paku☆chan
衣裳 jacket:HOLIDAY/shirt:MARILYN MOON/pants:LOUSTIC/pierce:Soierie/ring:norme

<公演情報>
舞台『ナイボー!』

脚本:横山拓也
演出:眞鍋卓嗣

出演:
大西風雅 岡﨑彪太郎
安達祐実 水野美紀 宇野祥平 山内圭哉 ほか

【東京公演】
2026年9月30日(水)~10月18日(日)
会場:東京建物 ぴあ シアター

【大阪公演】
2026年10月22日(木)〜25日(日)
会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ

チケット情報:
https://w.pia.jp/t/niceball/

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