「第13回 現代日本戯曲朗読公演」市原佐都子&加藤拓也の代表作を韓国語で上演
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「第13回 現代日本戯曲朗読公演」ポスタービジュアル
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すべて見る韓日演劇交流協議会と韓国国立劇団は、8月7日(金)から9日(日)まで韓国・ソウルの明洞芸術劇場において「第13回 現代日本戯曲朗読公演」を開催する。本公演では、市原佐都子の『バッコスの信女―ホルスタインの雌』と、加藤拓也の『ドードーが落下する』が、韓国語によるドラマリーディングとして上演される。
韓日演劇交流協議会と、日本のパートナー団体である日韓演劇交流センターは、2002年より日本と韓国を隔年で往来しながら、現代戯曲の翻訳・出版・ドラマリーディング公演を継続して実施してきた。本公演はその第13回にあたり、日韓両国の優れた現代戯曲を相互に紹介するとともに、演劇人同士が作品を通じて互いの歴史や文化への理解を深めることを目的とした、両国を代表する演劇交流事業だ。今回は韓国国立劇団との共催という形をとっている。
『バッコスの信女―ホルスタインの雌』は、古代ギリシャ悲劇を現代社会へ大胆に読み替えた作品。主婦、人間と牛のあいだに生まれた上半身が人間で下半身が牛の獣人、去勢された犬、そして乳牛の霊魂たちによる合唱隊(コロス)が織りなす物語を通して、セックス、生殖、母性、欲望、野性と家畜の境界、社会が要求する「正常」とされる価値観を鋭く問い直す。挑発的な想像力とユーモア、音楽劇ならではのダイナミズムを融合させた本作は、2019年にあいちトリエンナーレで初演され、2020年に第64回岸田國士戯曲賞を受賞。2023年の世界演劇祭への招請をはじめ、2025年にはシャウシュピールハウス・チューリッヒで現地の俳優と市原本人の演出により上演されるなど、国内外で高い評価を得ている。

『ドードーが落下する』は、2022年の初演時に第67回岸田國士戯曲賞を受賞した加藤の代表作。絶滅した飛べない鳥「ドードー」の名を冠した作品で、ひとりの芸人を通して“他者を理解すること”の難しさを描く。主人公のコメディアン・夏目が統合失調症を抱えていることが周囲に知られて以降、彼を見る人々のまなざしや距離感は大きく変化していく。表現者としての創造性と治療との狭間で葛藤する姿を通し、社会が作り出す“普通”と他者へのまなざしを静かに問いかける。

演出は、韓国演劇界で高い評価を受けるキム・スジョンとキム・ヨンミンがそれぞれ担当し、韓国で活躍する実力派俳優陣が出演する。日本の現代戯曲を韓国の第一線で活動する演劇人が新たな解釈で演じるという点も、本公演の大きな見どころとなっている。公演終了後には市原と加藤、演出家、翻訳者によるアフタートークを実施。創作背景や作品について作家自身が語る貴重な機会となりそうだ。
<公演情報>
「第13回 現代日本戯曲朗読公演」
2026年8月7日(金)~9日(日)
会場:明洞芸術劇場(韓国・ソウル)
上演言語:韓国語(日本語字幕なし)
<上演作品>
『バッコスの信女―ホルスタインの雌』
作・演出:市原佐都子
翻訳:石川樹里、チョン・サンミ
演出:キム・スジョン
出演:
キム・ミンジョン
キム・ボギョン
ユン・ヒョンギル
チャン・ウヨン
チェ・ボム
2026年8月7日(金)19:30/8月8日(土)14:00
『ドードーが落下する』
作・演出:加藤拓也
翻訳:イ・ホンイ
演出:キム・ヨンミン
出演:
カン・ヘリ
キム・セファン
チャン・ヨフン
チョン・ファン
タク・ミンジ
2026年8月8日(土)19:30/8月9日(日)14:00
韓国国立劇団 公式サイト:
https://www.ntck.or.kr/ko/performance/info/257348
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