嵐、珠玉の楽曲からたどる20年の軌跡と未来 “史上最強”のベストアルバムへの期待
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現在、日本史上最大規模のアニバーサリーツアー『ARASHI Anniversary Tour 5×20』を開催中の嵐。大型連休中の5月3日に発行された読売新聞の全面広告も大きな話題を呼んだ。そしてついに20周年を記念するベストアルバム『5×20 All the BEST!! 1999-2019』詳細情報が5月8日11時に発表された。
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今回のベストアルバムはタイトル内の2つのエクスクラメーションマーク「!!」に表されている通り、『5×10 All the BEST! 1999-2009』に続く自身2枚目のベストアルバムとなる。その内容はデビューシングル「A・RA・SHI」から最新シングル「君のうた」までのシングル全表題曲に加え、現在行われているツアーで披露されている、メンバー自身が作詞に参加した20周年のアニバーサリーソング「5×20」含む全64曲を収録したフルボリュームの豪華版。全3形態でのリリースとなっており、毎回話題になる特典にも注目が集まっていたが今回も予想の大きく上を行く内容でファンを喜ばせた。
初回限定盤1は「5×20」のビデオクリップとメイキング映像も収録した特典DVD、加えてスペシャルポートレート、72Pの豪華歌詞ブックレットを封入したCD4枚のスペシャルパッケージ仕様。初回限定盤2には「ARASHI LIVE CLIPS」として、なんとこれまでのライブの中から印象的な26曲の映像を収録。伝説のコンサートとなった『嵐 FIRST CONCERT 2000』(2000年)からはデビュー曲「A・RA・SHI」が収録されているのをはじめ、『ARASHI All Arena Tour join the STORM』(2002年)からは「恋はブレッキー」~「野生を知りたい」~「DANGAN-LINER」~「サワレナイ」(『疲れちゃダメドレー』)、『arashi marks ARASHI AROUND ASIA 2008 in TOKYO』からは現在のツアーでも久々に披露されているメンバー紹介曲「Re(mark)able」も。このほか、10周年を迎えた記念の年に初の国立競技場でのライブ『ARASHI Anniversary Tour 5×10』(2009年)で披露された「5×10」、『ARASHI BLAST in Hawaii』(2014年)からはハワイの美しい夕景をバックに披露された「マイガール(ハワイアンver.)」、東日本大震災の被災地・宮城で行われた『ARASHI BLAST in Miyagi』(2015年)からは宮城の伝統的な踊り「すずめ踊り」に乗せたパフォーマンスが印象的な「CARNIVAL NIGHT part 2(お祭りver.)」など、それぞれのツアーを象徴する楽曲の数々となっている。
また、現在リリースされている中では最新の『ARASHI LIVE TOUR 2017-2018 「untitled」』(2017年)からもツアーを象徴する「『未完』」と「Green Light」の2曲が収録され、全26曲という豪華さはさすが嵐と言うべきだろう。こちらはCD4枚、DVD1枚に100P歌詞フォトブックレットの三方背デジパック仕様となっている。また通常盤には全形態共通のCD4枚に36P歌詞ブックレット2冊(1999-2009/2009-2019)が封入される。
これまで発売されたシングルの52曲が1位に輝くという金字塔を打ち立ててきた嵐。どの曲を聞いても、嵐と共に1歩ずつ歩んできたシーンが鮮やかに思い出されるというファンも多いのではないだろうか。また同時に珠玉の楽曲の数々に触れることにより、嵐のこれまで歩んできた軌跡、そしてこれからの未来について考えさせられる、史上最強のベストアルバムと言えそうだ。
5月8日の予約開始時にはアクセスが集中し、一時的にサーバーダウンするサイトも。また、Twitterでは無事予約出来た喜びを投稿した「予約完了」がトレンド入りするなど、嵐人気の凄さを見せつけた。6月26日の発売を前に、早くも嵐ファンの中では隠しボーナストラックに期待する声も上がっており、まだまだ話題は尽きそうにない。さらにSNS上では、新聞広告掲載日が発売日の55日前、発売日が活動休止の555日前、詳細発表日が発売日の50日前と、嵐を象徴する「5」のつく日数であることや、初回限定盤1と初回限定盤2、通常盤の税抜き価格(6111 円、4815円、4259円)を全部足すと15185円となり、さらに1桁ずつ足すと1+5+1+8+5=20(周年)となることなどを投稿する人も現れ、盛り上がりを見せた。発売前にも関わらず、詳細発表と予約状況だけでニュースやワイドショーでもすでに大きな話題となっている今回のベストアルバム。発売まで約50日、リリースを楽しみに待ちたい。(北村由起)
※記事初出時、一部情報に誤りがございました。訂正の上、お詫びいたします。