男の生き様から見つめる“社会と演劇”、瀬戸山美咲「埒もなく汚れなく」開幕
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オフィスコットーネプロデュース 大竹野正典没後10年記念公演 第3弾 改訂版「埒もなく汚れなく」より。(撮影:青木司)
改訂版「埒もなく汚れなく」が、5月9日に東京・シアター711で開幕した。
オフィスコットーネがプロデュースする本公演は、くじら企画・大竹野正典没後10年記念公演の第3弾。2016年に読売演劇大賞上半期の作品賞、演出家賞、男優賞にノミネートされた瀬戸山美咲の「埒もなく汚れなく」を、瀬戸山自身が大幅改訂し上演する。
劇中では大竹野の遺作「山の声」の登場人物と、大竹野の生き様がコラージュされる。開幕に際し瀬戸山は、「社会と関わりあいながら演劇をつくったひとりの男の姿を通して、さまざまなことを感じていただけたら嬉しいです」と観客にメッセージを送った。
上演時間は約2時間10分。東京公演は5月19日まで行われ、5月24日から27日には兵庫のAI・HALLでも上演される。また5月17日から27日にかけては、東京と兵庫で「山の声」オリジナル・バージョンの公演も行われるので併せてチェックしよう。
瀬戸山美咲コメント
それぞれが過ごしてきた3年間の時間と新しい俳優さんの出会いにより、より深く大竹野さんのことを考えた稽古場でした。
そして、初演に続きお話を聞かせてくださった大竹野さんとともに歩んだ皆さんに感謝いたします。
社会と関わりあいながら演劇をつくったひとりの男の姿を通して、さまざまなことを感じていただけたら嬉しいです。
オフィスコットーネプロデュース 大竹野正典没後10年記念公演 第3弾 改訂版「埒もなく汚れなく」
2019年5月9日(木)~19日(日)
東京都 シアター711
2019年5月24日(金)~27日(月)
兵庫県 AI・HALL
作・演出:瀬戸山美咲
出演:西尾友樹、占部房子、柿丸美智恵、緒方晋、福本伸一、橋爪未萠里、照井健仁
オフィスコットーネプロデュース 大竹野正典没後10年記念公演 第3弾「山の声-ある登山者の追想-」オリジナルバージョン
2019年5月17日(金)~19日(日)
東京都 Geki地下Liberty
2019年5月24日(金)~27日(月)
兵庫県 AI・HALL
作・演出:大竹野正典
出演:戎屋海老、村尾オサム