欅坂46、デビュー3周年ライブで武道館に立つ!ユニット曲なしの怒涛のパフォーマンス
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「欅坂46 3rd YEAR ANNIVERSARY LIVE」東京・日本武道館公演の様子。(撮影:上山陽介)
欅坂46が5月9~11日に東京・日本武道館にてワンマンライブ「欅坂46 3rd YEAR ANNIVERSARY LIVE」を開催した。この記事では最終日である昨日5月11日公演の様子をレポートする。
欅坂46毎年恒例の「ANNIVERSARY LIVE」。デビュー3周年を記念した今年の公演は4月4~6日に大阪・フェスティバルホールでも行われ、計6日間で約3万8100人を動員した。欅坂46史上初の日本武道館公演の最終日は、二期生の井上梨名、松田里奈が影ナレで観客の期待を高めたのち「危なっかしい計画」でスタート。メンバーは砂時計のセットが設置されたステージの上でタオルを振り回し、イントロではキャプテンの菅井友香による「武道館、ありがとう!」という言葉が日本武道館に響きわたった。
ファンに挨拶し、一旦退場した欅坂46は「Overture」に合わせて再びステージへ。センターの平手友梨奈を中心に「避雷針」「月曜日の朝、スカートを切られた」「エキセントリック」などのシリアスな雰囲気が漂うナンバーを披露し、最新シングル「黒い羊」のカップリング曲「Nobody」ではしなやかなダンスを繰り広げる。さらに彼女たちは「二人セゾン」で軽やかなステップを踊り、7曲連続のパフォーマンスで会場を大いに盛り上げた。
ライブ中盤のMCでは菅井による仕切りのもと、メンバーが現在の心境を語る。小池美波は「3年間の皆さんの支えがあって武道館のステージに立てているので、このステージで皆さんにお返しできたらいいなと思います」とファンへの感謝の気持ちを述べ、渡邉理佐は「一番の思い出を決められないくらい、すごい濃い3年間でした」と振り返った。逆に渡邉から心境を聞かれた菅井は、慌てた様子を見せつつも「メンバーと出会えたこともそうだし、こうやって皆さんと会えたのもご縁だと思うので、1つひとつの出会いを大切にしてつなげていきたいと思っています」と返答。土生瑞穂の「3年間で一番飲んだ飲みものはタピオカかな」という言葉を受け、「タピオカのように噛みごたえのあるグループになりたいな(笑)」と冗談を交えながら意気込みを語った。また二期生の山崎天は「今回のライブはやりたかったカッコいい曲が多いので、皆さんと最後まで突っ走っていきたいと思います」と話し、森田ひかるは「『二人セゾン』のしなやかなダンスがすごく苦手で、鈴本(美愉)さんが教えてくれてうれしかったです」と笑顔を見せた。
クールなステージとは対照的なMCでファンが和む中、菅井の「欅坂46のメンバーによる新しいパフォーマンスをお楽しみください」という言葉をきっかけにライブは後半へ。観客がペンライトを消し、真っ暗な中で行われたダンサーによる“影絵ダンス”を挟み、欅坂46はステージに映し出される映像演出をバックに「キミガイナイ」「もう森へ帰ろうか?」「東京タワーはどこから見える?」などを畳みかける。「Student Dance」ではスマートフォンや椅子を使用した演出が展開され、ステージ上には次々と火柱が上がった。
続けてレーザー照明に合わせたダンスパフォーマンスで観客の視線を釘付けにした欅坂46は、「語るなら未来を…」で会場の熱気を上昇させる。続く「風に吹かれても」では紙吹雪が、「アンビバレント」では銀テープが勢いよく降り注ぎ、場内を彩った。そして菅井の「私たち、ユニット曲なしで走り続けました! これからも欅坂46は手を取り合って新しい道を切り開いていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします!」という言葉を合図に、メンバーは客席に向かって頭を下げてライブ本編を終えた。
その後アンコールに応えて再度ステージに現れた欅坂46は、「黒い羊」をミュージックビデオと同じ衣装を着てパフォーマンス。平手がメンバーと抱きしめ合い、突き放し合う振り付けで観客を楽曲の世界観に引き込み、ラストは小林由依がステージに赤い花束を置いて立ち去る演出で「欅坂46 3rd YEAR ANNIVERSARY LIVE」の幕が閉じた。
欅坂46「欅坂46 3rd YEAR ANNIVERSARY LIVE」
2019年5月11日 日本武道館 セットリスト
01. 危なっかしい計画
02. 避雷針
03. 大人は信じてくれない
04. 月曜日の朝、スカートを切られた
05. エキセントリック
06. I'm out
07. Nobody
08. 二人セゾン
09. キミガイナイ
10. もう森へ帰ろうか?
11. 君をもう探さない
12. 東京タワーはどこから見える?
13. Student Dance
14. 語るなら未来を…
15. 風に吹かれても
16. アンビバレント
<アンコール>
17. 黒い羊
※山崎天の崎はたつさきが正式表記。
※記事初出時、本文およびセットリストの曲名に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。