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「誰もがそれを知っている」ハビエル・バルデム&ペネロペ・クルス夫妻がコメント

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「誰もがそれを知っている」

「誰もがそれを知っている」に夫婦そろって出演したハビエル・バルデムとペネロペ・クルスより、コメントが到着した。

本作は、結婚式で起きた娘の失踪をきっかけに、隠していたはずの家族の秘密が浮かび上がっていくサスペンス。「別離」「セールスマン」で知られるアスガー・ファルハディが監督を務めている。15年前のスペイン旅行で目にした行方不明の子供の写真に着想を得たという今作は、全編スペインで撮影された。

娘の失踪に絶望するラウラを演じたクルスは、自身の役柄について「間違いなく、今まで演じた中で一番複雑なキャラクター」と説明。さらに「100%彼女を理解することが必要だった。それができたのは、彼女という人間がとてもよく描かれていたからだと思う。どのキャラクターも複雑で繊細で複数の顔を持っている。いい人も悪い人もいない。現実において物事が見た目ほど単純ではないのと同じよ」とファルハディの脚本の巧みさにも触れた。

また、バルデムはファルハディの演出を絶賛する。「彼が役者たちを導き、作品を作る手法は天才的だ。リハーサルのとき、彼は役者たちに彩りと輝きを持たせる才能があることに気付いた。みんなと集まって、どのようにアスガーが各キャラクターを描写したかを聞き、キャラクターを特徴付ける詳細部分に集中するよう指示を受けた」とその手法を明かした。

「誰もがそれを知っている」は6月1日から東京のBunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次ロードショー。

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