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NY拠点の写真芸術家、杉浦邦恵。日本初の大規模個展が東京都写真美術館にて開催

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《電気服にちなんで Ap2、黄色》 2002年 黄色で調色されたゼラチン・シルバー・プリント 東京都写真美術館蔵

杉浦邦恵の50年にわたる活動を顧みる、日本で初めての大規模個展『杉浦邦恵 うつくしい実験 ニューヨークとの50年』が、7月24日(火)~9月24日(月・振休)東京都写真美術館にて開催される。

ニューヨークを拠点に活動を続ける写真芸術家、杉浦邦恵。子猫、カエルなどの生物を印画紙の上に直接置いて感光させる「フォトグラム」の作品や、写真と絵画を融合させる実験的な手法を取り入れた作品で知られる、写真芸術の先駆的存在だ。

1963年、20歳の時に単身渡米し、シカゴ・アート・インスティテュートで写真を学んだ杉浦は、卒業後、ニューヨークに移り住み、現在に至るまでチャイナタウンのスタジオで創作活動を続けている。写真というメディアの表現としての多様な可能性にいち早く注目し、実験的な作品制作に取り組んできた。

同展では、シカゴ・アート・インスティチュートでの学生時代の作品群をはじめ、感光材をキャンバスに塗って白黒写真のイメージを定着させるフォト・キャンバス、フォトグラム作品、アーティストや科学者などのポートレートシリーズ、日本で撮影したデジタルプリントによる最新作など75点を展示。また、期間中には杉浦本人によるレクチャーやゲストを迎えた対談、担当学芸員によるギャラリートークも開催する。

50年におよぶさまざまな実験から生み出された杉浦の作品群からは、その先駆性ととももに独自の世界観が見てとれ、写真芸術の持つ今後の可能性も含めてその魅力を体感できる。

【開催情報】

『杉浦邦恵 うつくしい実験 ニューヨークとの 50 年』

7月24日(火)〜9月24日(月・振休)東京都写真美術館にて開催

【関連リンク】

『杉浦邦恵 うつくしい実験 ニューヨークとの 50 年』

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