ピーター・フォンダ主演「ワイルド・エンジェル」「未来世界」が国内初BD化
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「ワイルド・エンジェル」 (c)1966 Orion Pictures Distribution Corporation. All Rights Reserved.
ピーター・フォンダが主演を務めた「ワイルド・エンジェル」「未来世界」のBlu-rayが明日5月15日に発売。両作の国内でのBlu-ray化はこれが初となる。
「ワイルド・エンジェル」は1960年代後半からアメリカで隆盛したバイカー映画というジャンルの先駆的作品。無軌道な暴走族ワイルドエンジェルを率いるリーダーのブルースを主人公に、ハーレーでの集団暴走、対立グループとの乱闘、仲間の死などを通して狂騒的に生きる若者の姿が描かれる。
B級映画の帝王として知られるロジャー・コーマンが監督を務め、当時社会問題となっていたモーターサイクルギャングの“ヘルズエンジェルス”を撮影に起用したことでも知られる。フォンダがブルースを演じたほか、ナンシー・シナトラ、ブルース・ダーンも出演。助監督として参加したピーター・ボグダノヴィッチが、撮影中にヘルズエンジェルスに叩きのめされたという逸話も。「断絶」のモンテ・ヘルマンが編集を手がけた。
「未来世界」は、娯楽施設デロスランドでロボットが反乱を起こすさまを描いたSF「ウエストワールド」の続編。新聞記者チャックが、再開したデロスランドを舞台に、世界征服をもくろむオーナーの陰謀に迫る。「ウエストワールド」でガンスリンガーを演じたユル・ブリンナーが特別出演。製作費には20億円が投入され、NASAでの撮影も敢行された。監督は、のちに「アウトローブルース」でもフォンダとタッグを組むリチャード・T・ヘフロン。「未来世界」には日本語吹替版も収録されている。