「チア男子!!」清水くるみが横浜流星の秘話披露、唐田えりかはBREAKERSに嫉妬
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「チア男子!!女子会」の様子。左から唐田えりか、清水くるみ、風間太樹。
「チア男子!!女子会」が5月14日に東京・TOHOシネマズ 日比谷で開催され、キャストの清水くるみと唐田えりか、監督の風間太樹が登壇した。
朝井リョウの小説をもとにした「チア男子!!」は、柔道をけがのために断念した坂東晴希(ハル)が、親友の橋本一馬(カズ)とともに男子チアチーム“BREAKERS”を結成する青春ドラマ。横浜流星がハル役、中尾暢樹がカズ役を務め、浅香航大、瀬戸利樹、岩谷翔吾(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)、菅原健、小平大智がBREAKERSのメンバーを演じた。
ハルの姉・晴子を演じた清水と、女子チアリーディングチーム“DREAMS”のコーチである高城さつきの姪・さくらを演じた唐田。清水が「なんで私たちだったんですか?」と配役について尋ねると、風間は「晴子はハルにふたをする強い人物として、目の強さが絶対に必要だと思いました」と清水を起用した理由を明かす。さくらのキャスティングについては「唐田さん1人しか提案していなくて。女性キャストの中では一番早く決まったと思います」と話した。
さくらを演じるうえで気を付けたことを聞かれた唐田は「嫌味にならないような女の子というか、チアが好きっていうところを率直に感じてもらえたらいいなと。それと、チアスマイルの印象を残したいなと思いました」と回答。清水は「監督がお話されたように『目力をもっと強く』と言われて、とても苦戦しました。強い女性としてキャラクターを作っていきましたけど、芯の強さを見せるのが難しかったです。見え方を意識して、セリフの言い回しもいつもより人を突き放すような感じでやりました」と語った。
BREAKERSのメンバーを演じた7人について、清水は「メイキングDVDにもありますが、いろんなことにぶつかったりする姿を見て、青春やなーと思いました。『チア男子!!』の現場は本当によかったと、あとから彼らは思うんだろうなと感じていました」と述懐。唐田も「皆さんがうらやましくて嫉妬しました。お芝居というより、ドキュメンタリーを観ている感覚でした」と続ける。さらに清水は、自分から話したいと前置きしたうえで「ラストチアのシーンは、観客側とBREAKERSだけの撮影日が違ったんですけど、横浜さんから『明日来ないの、ねーちゃん?』と、愛嬌たっぷりにお願いされて」と、ほほえましいエピソードを披露した。
最後に唐田は「この映画がとても大好きです。私も背中を押してもらった1人。さくらを演じてみて、つらくても笑っていれば何かが開いていくという素晴らしさを感じました。また観ていただけたらうれしいです」とコメント。清水が「自分の青春を思い返して、これだけ熱中できることがあったらよかったなと思ったり、深い見方ができる作品です」と語り、イベントの幕を下ろした。
「チア男子!!」は全国で公開中。
(c)朝井リョウ/集英社・LET'S GO BREAKERS PROJECT