【マイケル誕生日記念企画】今こそ『Michael/マイケル』上映館に集え!
伝説のスーパースター、マイケル・ジャクソンの半生を描いた映画『Michael/マイケル』が驚異的なロングランヒットを続けている。公開からすでに2か月を経過しているが、上映劇場には観客が集まり、満席の回もあるという。
続々と集まるリピーターの熱気は、これまで本作を観ていなかった映画ファンにも伝播しており、このタイミングで観賞する観客も増えている。本作の何が観客をここまで魅了しているのだろうか?
世界各地で記録樹立のヒット。映画『Michael/マイケル』がスゴい!
波乱万丈の人生をおくった音楽家の生涯を、遺された名曲と共に描く音楽伝記映画は、名作、人気作の多いジャンルだ。『グレン・ミラー物語』『アマデウス』『シド・アンド・ナンシー』など、音楽のジャンルは違えど名作は多く、近年ではクィーンのフレディ・マーキュリーの生涯を描いた『ボヘミアン・ラプソディ』が大ヒットを記録した。
その『ボヘミアン…』の製作陣が長い時間をかけ、こだわりぬいて完成させたのが本作『Michael/マイケル』だ。人類の歴史にその名を刻む成功をおさめたスターを題材にした作品だけに、公開前から大きな注目を集めていたが、誰もが知る人物だけに観る側の“ハードル”も上がっていた。
私たちが愛するマイケルの人生はちゃんとした映画になるのか? その心配を吹き飛ばすように、公開初週の世界興行収入は2億1740万ドル(約350億円)を叩きだし、音楽伝記映画として歴代ナンバーワンの記録を樹立した。その後も熱は下がることはなく、劇場には多くの観客が来場。近年のヒット作は短期間で大量の観客を集めてサッと上映が終了してしまうことも少なくないが、本作は長い時間を経ても、さらに新しい観客を呼び込んでいるのだ。
日本でもその熱は確実に広がっており、すでに国内興収は80億円突破。多くの来場者から絶賛を集めたIMAX上映も復活。すでに数十回観たというファンや、毎週末には上映劇場に足を運ぶ観客も出現しているという。
映画のヒットと連動して、マイケルの楽曲にも改めて注目が集まっている。各ストリーミングサービスでは彼のアルバムの再生数が激増し、アルバムが再びチャート入りを果たした。さらに彼の楽曲にのせて踊るダンス動画の投稿が世界中で増加。彼の音楽とメッセージがファンの熱意によって拡散を続けている。
すでに映画『Michael/マイケル』のヒットは、映画興行の枠を超えた盛り上がりを見せている。マイケルの作品群が、世代を超えて受け継がれていく最初の瞬間を私たちは目撃しているのかもしれない。
一緒に歌える! 一緒に踊れる! 映画館がライブ会場に!
本作の最大の注目ポイントは何と言っても、マイケル・ジャクソンの華麗なパフォーマンスだ。主演を務めたジャファー・ジャクソンは2年におよぶ過酷な特訓とリハーサルを経て、叔父マイケルの歌唱とダンスを習得。その完成度は、生前のマイケルを知る家族や熱烈なファンを唸らせた。
映画館にはマイケルを愛するファンが殺到し、スクリーンで歌い踊る彼に歓声をあげ、共に歌い、時にはマイケルと同じ服装でスクリーン前に出てきて踊りだす観客も。その模様を記録した動画が世界各地からネットにアップされ、その光景を見たファンがさらに映画館で盛り上がる好循環が生まれた。
映画『Michael/マイケル』は映画を鑑賞するだけでなく、再びマイケルに会える場所、彼のパフォーマンスとメッセージを”体験”できる空間として、多くの観客の支持を集めている。生前の彼のことをよく覚えていない若い世代も、この盛り上がりに参加している。マイケルがこの世を去ってから約17年もの月日が流れた。しかし、若い観客たちはスクリーンを通して彼の音楽やステージ、その想いに触れて衝撃を受けているようだ。
日本でもスクリーンに向かって歓声を上げ、一緒に楽しめる応援上映が大好評で、その熱気はライブ会場に匹敵するほど。集まった参加者はステージ上のマイケルに声援を送り、一緒に歌い、リズムをとり、彼の歌声とメッセージを全身で受け止める。
東京・キノシネマ新宿では繰り返し“ダンスタイム付熱狂応援上映”が行われており、上映後にもマイケルの名曲に合わせて集まった観客と踊り、ともに時間を過ごすことができる。初参加でも来場者同士で振り付けを教え合ったり、曲に合わせて一緒に踊ることができるため、幅広い層の観客が集結。映画を観て高まったテンションをさらに上げることができる場所として、当劇場はファンの聖地になっている。
この勢いをさらに加速させるべく、マイケルの誕生日8月29日を祝して、本作の上映後にマイケルの名曲『今夜はビートイット!』のショートフィルム(ミュージックビデオ)が8月28日(金)から9月17(木)まで上映されることが決定! 全世界で10億回以上再生されている不朽の名作で、映画の中にも本作のメイキングシーンが登場。彼のショートフィルムを映画館の大スクリーンで観られる貴重な機会になっている。なんと、世界中にこの企画が実現したのは日本だけ。日本の配給宣伝を担当するキノフィルムズが熱意とマイケルの愛情をもって粘り強く交渉したことで実現したファン必見の企画だ。
映画ファン必見の『Michael/マイケル』深掘りポイント
先ごろ、インターネット配信番組「共感シアター」で「祝!超ヒット!ネタバレOK 映画『Michael/マイケル』 みんなの大感想会」と題した生配信が行われ、本作を映画館で繰り返し観たファンの熱い声が集まった。本作を何度も観る中で新しい視点や発見のあった観客から寄せられた意見はリピート観賞する上で参考になることが多い。ここではいくつかを紹介する。
番組内で集まった声で多かったのは、主人公マイケルと対峙する父ジョセフに関するもの。幼少期のマイケルを音楽の世界に導き、厳しく指導したジョセフは、やがて成長した息子マイケルと対峙することになる。本作はマイケルが主人公のため、ジョセフは彼の進むべき道に立ちはだかる“敵”のように感じる観客も多いが、本作を何度も観た観客の中には「ジョセフなりの考えがあったのでは?」という声が目立った。
父は誰よりも息子を愛し、息子のためを思って行動していたのか? いや、父は単に息子を自分の理想のロボットとしてコントロールしようとしていたのか? いや、音楽家として成功できなかったジョセフは息子を利用して自分の夢を叶えようとしていたのでは? 繰り返し観て考察することで新たなドラマが見えてくるはずだ。
また、“素顔のマイケル”についても、映画を観ることで様々な想いをはせることができる。通常、音楽伝記映画では、華やかなステージの“再現”と、ステージを降りた“素顔の音楽家”が描かれる。しかし、本作で描かれるマイケルは引っ込み思案の優しい青年で、家族から自分の意見を聞いてもらう機会は少なく、自分の意見を表明したくても、そのチャンスがない存在として描かれている。
そんな彼が自分の想いやビジョンを存分に発揮できるのが、自身が作詞と作曲を手がけて自らパフォーマンスするソロ楽曲だ。部屋でひとりぼっちだった彼は何を歌ったのか? すべてのしがらみや抑圧から解き放たれて、自分の理想とする姿を追求してきたステージ上の彼こそ“素顔のマイケル・ジャクソン”ではないのか?
映画を入口に、マイケル・ジャクソン“本人”の歴史や思想、彼の葛藤、想いを調べたり、自伝や評伝、研究書を読むことでマイケルに対する想いはさらに深まり、映画を観る視点も広がっていくはずだ。
本作は日本ではまだまだロングランヒットを続けており、しばらくは映画館での上映が続きそうだ。多くの映画同様、本作もいつかはディスクや配信で観賞できるはずだが、大きなスクリーンで不特定多数のファンと一緒にスクリーンを目撃し、時には共に歌い、共に歓声をあげられる機会はこのタイミングしかない。
今ならまだ間に合う! 世紀の大スターにして、どこまでも真摯に生きようとした男、マイケル・ジャクソンの想いとパフォーマンスを映画館の大画面で目撃してほしい。

