孤独な中学生たちが音を通じて共鳴する青春映画「キミノオト」公開、佐藤二朗と柄本明も出演
映画
ニュース
映画「キミノオト」ポスタービジュアル
新人俳優の江口慶と具志川莉央がダブル主演を務め、佐藤二朗と柄本明もキャストに名を連ねる映画「キミノオト」が12月25日より東京・新宿武蔵野館ほか全国で公開される。
本作は、幼い頃から他人の聞いている音が聞こえる少年・清水優護と、フォーリー(映像の効果音)作りに打ち込む少女・乙木理穂という孤独な2人の中学生が音を通じて共鳴し、自分たちの居場所を探していく青春ストーリー。BEST KIDS AUDITION 2017出身の江口が優護を演じ、ドラマ「明日、輝く」の具志川が理穂に扮する。監督を務めるのは、本作で商業映画デビューを果たす空下慎。「月」「ぼくのお日さま」などを手がけてきたRIKIプロジェクトが企画・制作を担当し、NAKACHIKAが配給する。空下の出身地・和歌山でオールロケ撮影が行われた。
江口は「美しい和歌山の風景と、その中で描かれる優護と理穂の心情が本作の見どころです」、具志川は「紀美野町の緑に囲まれ、夏を沢山感じられる現場で理穂を通して心の支えの大切さや、『フォーリー』という音の表現の面白さを知り、とても貴重な経験をさせていただきました」とコメント。優護の里父・清水国治を演じた佐藤は「主演お2人の煌めきが、スクリーンで1人でも多くの方々の目に焼きつくことを願っています」と述べている。
YouTubeでは予告編が公開中。
江口慶(清水優護役)コメント
空下監督は演技の自然さや解釈にすごく拘られていて、初の映画主演を務める自分がそこに応えられるか不安でしたが、理穂役の具志川さんやスタッフの皆さんのおかげで緊張感を保ちながらも楽しんで演じられました。美しい和歌山の風景と、その中で描かれる優護と理穂の心情が本作の見どころです。優護の持つ強さを通じて、もっと自由に、気楽に、「優しく生きることの喜び」をお届けできればと思います。
具志川莉央(乙木理穂役)コメント
本読みの時から空下監督と意見を出し合いながら、一つひとつ丁寧に理穂やシーンを作りました。
紀美野町の緑に囲まれ、夏を沢山感じられる現場で理穂を通して心の支えの大切さや、「フォーリー」という音の表現の面白さを知り、とても貴重な経験をさせていただきました。
監督・スタッフの皆さん・そして江口さんをはじめとするキャストの皆さんやご協力いただいた紀美野町の皆さんにとても感謝しています。
理穂を通して、自分にとってかけがえのないものと向き合う時間の大切さを感じていただけたら嬉しいです。
佐藤二朗(清水国治役)コメント
初めてご一緒する空下監督の指揮のもと、初めてご一緒する江口慶さん、具志川莉央さんの目映いほどの瑞々しさに圧倒されながら、なんとか作品の一部になるよう、奮闘いたしました。主演お2人の煌めきが、スクリーンで1人でも多くの方々の目に焼きつくことを願っています。
空下慎(監督)コメント
30歳になった時に、ふっと立ち止まり考えた。
「僕は『誰の』人生を生きているんだろう」
本当に自分が生きたかった道ではなくて「誰にどう思われるか」を気にして「他人の為の人生」を生きていないだろうか。
僕は自分の人生を生きることに決めて、映画を撮りました。
誰かがふっと立ち止まった時に、優しく背中を押せる映画でありますように。
映画「キミノオト」作品情報
スタッフ・キャスト
監督・編集:空下慎
脚本:入江信吾 / 空下慎
音楽:坂本秀一
出演:江口慶 / 具志川莉央 / 佐藤二朗 / 柄本明ほか
ストーリー
優護(江口慶)は、幼い頃から「他人の聞いている音」が聞こえる少年だった。
その声を書きとめた「音ノート」は、中学2年生になった今、82冊を数える。
彼には幼少期に母から愛されなかったトラウマがある。現在は優しい里母と寡黙な里父(佐藤二朗)のもとで穏やかに暮らしているが、家でも学校でも本音を隠し、波風を立てないよう息を潜めて生きている。クラスでいじめのターゲットになっている乙木理穂(具志川莉央)に対しても、優護は自分を守るため見て見ぬふりをしていた。
夏休みを控えたある日の放課後。優護は下校途中で、廃屋で“フォーリー(映画の効果音)”作りに打ち込む理穂の姿を目撃する。
フォーリーアーティストになるのが夢だと語る理穂。それは、優護が未知の世界に触れた瞬間だった。
夏休み。理穂と仲良しの古道具屋のおっちゃん(柄本明)が貸してくれたフォーリーに関する本を片手に、2人はフォーリー作りに挑戦することに。
手持ち花火の音、ローファーの足音、空を切り裂く棒の音──。
身近なものから、映像に合わせた音を生み出していく魔法のようなフォーリーに、優護はたちまち魅了され、次々とアイデアを出していく。
一方の理穂も、仲間と一緒に作る喜びを感じながら、表現を通して自分の殻を破っていく。誰にも理解されないと思っていた孤独な2人は「音」を通して共鳴し、お互いにかけがえのない存在になっていく。
自由で楽しかった夏休みが終わり、2学期が始まった。フォーリーの出来栄えの良さに、映画部が2人を勧誘する。ところが、教室の過酷な現実が再び2人を追い詰めていく──。
©2026「キミノオト」製作委員会

