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ミュージカル「民王」稽古で有澤樟太郎らが熱唱!キャラクターに合った多様なジャンルの楽曲披露

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ミュージカル「民王」稽古場会見の様子。後列左から福田転球、山崎大輝、豊原江理佳、林瑠奈、上川一哉。前列左から一路真輝、竹中直人、別所哲也、有澤樟太郎、角野隼斗、浪岡真太郎、大原拓真。

9月に開幕するミュージカル「民王」の稽古場会見が、昨日8月28日に東京都内で行われた。

池井戸潤の長編小説「民王」は、内閣総理大臣とその息子の身体が入れ替わる様を描いた政治コメディ。同作を原作としたミュージカル「民王」では、脚本をツバキミチオ、演出を永井誠、音楽を角野隼斗が手がけ、内閣総理大臣・武藤泰山を父に持つ息子・翔役を有澤樟太郎、内閣総理大臣・武藤泰山役を別所哲也が演じる。

稽古場会見では、取材陣に3つのシーンが公開され、劇中曲が4曲披露された。はじめは、有澤演じる翔が就職活動に奔走し、思うようにいかず落ち込むシーン。「就活の歌」では、翔が赴く先々の企業の面接で不採用となる様が、無機質でコミカルな振りと共に描かれる。

続けて林瑠奈演じる南真衣が、落ち込む翔を励ますシーンへ。真衣の言葉によって救われた翔の思いが、有澤のバラード「いまは何者でもないけれど」の伸びやかな声で表現される。

反発し合う翔と泰山が歯科医院で治療を受けるシーンは、ビートが効いた「歯医者のテーマ」に乗せて繰り広げられる。楽曲には歯を削る際に使用する器具の音も組み込まれており、2人が治療で痛がる様子と歯科医たちの怪しげなダンスが交互に展開する。

最後に公開されたシーンでは、政治家志望の優等生・村野エリカを演じる豊原江理佳が登場。泰山の身体に入れ替わった翔を夜の六本木に連れ出したエリカが「エリカの謳歌」を色っぽく歌いながら華やかなダンスを披露すると、そのシーンに出演していないキャストからも歓声が上がり、稽古場に大きな拍手が響いた。

その後の質疑応答では、有澤、別所、林、豊原のほか、山崎大輝、上川一哉、福田転球、一路真輝、竹中直人、そして本作で楽曲制作に携わる角野、Penthouseの浪岡真太郎と大原拓真が出席した。有澤は「新作ミュージカルなので稽古で苦労すると思っていましたが、びっくりするほど順調です」と述べ、「稽古場では、身体が入れ替わってしまった後の泰山しか演じていない時間が続くと、翔を演じる際に『どう演じていたっけな……』と思うことがあって(笑)。そのときは、入れ替わったあとの翔を演じる別所さんの演技を頼りにすることがあります。ほかの作品の稽古では味わえない体験です」とここまでの稽古を振り返った。

別所は、身体が入れ替わったあとの翔を演じることについて、「翔は若者らしい“キラキラ系”の性格で、劇中の楽曲もキラキラとした印象の楽しいものばかりです。役柄も音楽も、しっかりとお客さまに楽しんでいただけるよう取り組んでいます」と思いを語った。

角野は「どの役をどなたが演じるか知ったうえで楽曲制作したので、皆さんが歌唱している姿を想像しながら作ることができました」と明かし、「制作チームには『いろいろなジャンルの音楽が混ざっていても大丈夫です』と言っていただきました。なので、楽曲の統一感よりも、1人ひとりのキャラクターに合った音楽に仕上がっていると思います」と手応えを語った。

また、角野と共同音楽を担う浪岡は「曲を作っているときは、どのように上演されるか想像がつかない部分もありました。ですが、先ほどの稽古を見て『こんなに楽曲が化けるのか!』と感動しました」と思いを語る。角野と共に歌詞を書き下ろす大原は「歌詞に入れてほしい物語上の要素をいただいて、それをもとに作詞しました。稽古で歌唱している様子を拝見し、俳優の皆さんのエネルギーが楽曲に足されていて、曲の質を押し上げてもらっている感覚がありました」と述べた。

以前から原作のファンだったと言う有澤は「池井戸さんの作品は、“働く方”がかっこよく見えるのが素敵だなと感じています。このミュージカルでも、政治家のカッコよさ、民衆のがんばって生きる姿がお客さまに伝わる作品になっていると思います。初日に向けてがんばります」と意気込んで、会見を締めくくった。

公演は9月6日から10月6日まで東京・シアタークリエ、11日から13日まで大阪の梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ、17日から19日まで福岡・博多座で行われる。

ミュージカル「民王」

開催日程・会場

2026年9月6日(日)〜10月6日(火)
東京都 シアタークリエ

2026年10月11日(日)〜13日(火)
大阪府 梅田芸術劇場 シアタードラマシティ

2026年10月17日(土)〜19日(月)
福岡県 博多座

スタッフ

原作:池井戸潤「民王」(文春文庫 / 角川文庫)
脚本:ツバキミチオ
音楽:角野隼斗
演出:永井誠
共同音楽:浪岡真太郎
歌詞:大原拓真 / 角野隼斗
共同脚本:笠浦静花

出演

武藤翔:有澤樟太郎
武藤泰山:別所哲也
村野エリカ:豊原江理佳
南真衣:林瑠奈(乃木坂46)
貝原茂平:山崎大輝
新田理:上川一哉
蔵本志郎:福田転球
武藤綾:一路真輝
城山和彦:竹中直人
ICHI / 甲斐祐次 / 加賀谷奏音 / 川島大典 / 咲良 / 丹治聡美 / 趙京來 / 永松樹 / 原田千弘 / 松村桜李 / 安福毅

※石川剛は体調不良のため休演し、代役として甲斐祐次が出演します。