タロン・エガートンとエルトン・ジョンがハグ、「ロケットマン」カンヌ上映レポ
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「ロケットマン」第72回カンヌ国際映画祭公式上映の様子。左からエルトン・ジョン、タロン・エガートン。
「ロケットマン」がフランス現地時間5月16日に第72回カンヌ国際映画祭にて公式上映され、キャストのタロン・エガートンや、プロデューサーとして参加したエルトン・ジョンらが登壇した。
ジョンの半生をミュージカル仕立てで描く本作。16日にはレッドカーペットも開催され、ジョン役のエガートンをはじめ、マネージャーのジョン・リード役のリチャード・マッデン、ジョンの母シーラ役のブライス・ダラス・ハワード、ジョンの幼少期を演じたキット・コナー、監督のデクスター・フレッチャー、ジョンと長年のパートナーである作詞家バーニー・トーピンらが出席した。
プレミア上映後には、約4分間に及ぶスタンディングオベーションが。YouTubeで公開された映像には、巻き起こる拍手の中で感極まったエガートンが涙を拭う姿や、エガートンとジョンがハグを交わす様子が収められている。また会場では、タイトルにもなっている楽曲「ロケットマン」をエガートンとジョンがデュエットで披露した。
翌17日の公式会見で、フレッチャーは「エルトンはこの映画の原動力だよ。脚本はエルトンの口述から生まれたものだから。寛大かつ理解ある態度で、僕らに作りたいように映画を作る自由をくれたんだ」とコメント。エガートンはジョンの存在について「多くの人が、自分の人生の思い出の一部としてエルトンの曲を覚えているんだよ。だから彼を演じるのは栄誉だった」と語り、前日の上映を「間違いなく僕の人生にとって最高の瞬間だった。(涙ぐんだことに対し)ちょっと感情的になりすぎちゃったかな(笑)」と振り返った。
マッデンは、自身が演じたリードについて「映画の中では悪役的な存在だけれど、ジョンには魅力的な男でカリスマもあったんだ」と分析。ハワードは「この映画は物語と音楽、両方を提供してくれる最高のスペクタクルだと思うわ。1人で観るより大勢で体験してほしい」とアピールした。
「ロケットマン」は8月23日より全国でロードショー。
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