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阪急東宝グループ創業者・小林一三の秘蔵品が六本木へ! 『逸翁美術館コレクション 蕪村・呉春と茶の湯の名品』サントリー美術館で

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重要文化財《佐竹本三十六歌仙切 藤原高光》 伝 藤原信実画・伝 後京極良経詞書 一幅 鎌倉時代 13世紀 公益財団法人阪急文化財団 逸翁美術館 【展示期間:10/14~11/8】

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逸翁美術館は、1957年、日本を代表する実業家・小林一三の収集品をもとに、雅号の「逸翁」の名を冠して大阪・池田市に開館した美術館。その多彩な収蔵品を紹介するコレクション展が、9月16日(水)から11月8日(日)まで、東京・六本木のサントリー美術館で開催される。

小林一三・雅号「逸翁」(1873~1957) 公益財団法人阪急文化財団 逸翁美術館

山梨県に生まれた逸翁・小林一三(1873−1957)は、阪急電鉄をはじめとする阪急東宝グループ(現・阪急阪神東宝グループ)を創業し、明治・大正・昭和の実業界に大きな足跡を残した人物。一方で、文化面への関心も深く、学生時代から文筆活動を行うとともに、宝塚歌劇を創設するなど演劇界・映画界でも重要な役割を果たした。また、近代の数寄者として様々な人物と交流するとともに美術品の収集活動を行い、約5,500件に及ぶコレクションを築きあげている。

重要文化財《奥の細道画巻》 与謝蕪村 二巻のうち 安永 8 年(1779) 公益財団法人阪急文化財団 逸翁美術館 【通期展示・巻替あり】

今回の展覧会では、その逸翁の豊かな業績と進取の気風に富む人間性を反映する数々の作品が紹介される。例えば、古人の優れた筆跡の古筆切(こひつぎれ)や経典、《豊臣秀吉画像》をはじめとする中世・近世の絵画、室町将軍家の座敷飾りに代表される唐物(からもの)の工芸品など、時代もジャンルも多彩な作品が登場するが、なかでも特に見どころとなるのは、江戸時代の与謝蕪村と呉春の作品群。逸翁が俳諧を趣味としたため、俳句に洒脱な絵を添えた俳画の第一人者だった蕪村の作品はコレクションのなかでも特に重要な存在であり、一方、蕪村の弟子・呉春は、逸翁美術館のある池田に住んでいたことがあるという点でもゆかりのある絵師なのだ。今回は、蕪村の代表作《奥の細道画巻》については巻替えしながら全巻が展示され、また館を代表する名品・呉春の《白梅図屛風》も展観される。

重要文化財 《白梅図屛風》(右隻) 呉春 六曲一双 江戸時代 18 世紀 公益財団法人阪急文化財団 逸翁美術館 【通期展示】
重要文化財《白梅図屛風》(左隻) 呉春 六曲一双 江戸時代 18 世紀 公益財団法人阪急文化財団 逸翁美術館 【通期展示】

同展ではまた、茶人としても名を馳せた逸翁が優れた審美眼で選んだ茶道具も多数並ぶ。西洋の陶磁器やガラス器を茶器にみたてるなど、旧来の伝統にとらわれずに新たな茶の湯の在り方を提案した逸翁はまた、近代の芸術家たちの新作にも魅力を見いだし、積極的に制作を支援した。また、「一都市一美術館」という構想をもち、美術館開設を見据えた作品収集にも注力した。逸翁の業績と美術に対する思いにふれつつ、 人々と美を分かち合う姿勢に貫かれたコレクションの数々を堪能したい。

《五彩蓮華文呼継茶碗 逸翁銘「家光公」》 一口 元時代 13 世紀 公益財団法人阪急文化財団 逸翁美術館 【通期展示】

<開催情報>
『逸翁美術館コレクション 蕪村・呉春と茶の湯の名品』

会期:2026年9月16日(水)~11月8日(日)※会期中展示替あり
会場:サントリー美術館
時間:10:00~18:00(※金曜、11月7日(土)は~20:00、10月31日(土)は六本木アートナイトのため開館時間延長)、入館は閉館の30分前まで
休館日:火曜(※ただし9月22日(火)、11月3日(火)は開館)
料金:一般1,700(1,500)円、大学生1,200(1,000)円、高校生1,000(800)円
※中学生以下無料
公式サイト:
https://www.suntory.co.jp/sma/

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