藤田貴大演出「CITY」開幕、柳楽優弥「刺激的な舞台になっているのでは」
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「CITY」より。(撮影:井上佐由紀)
藤田貴大の新作「CITY」が、本日5月18日に埼玉・彩の国さいたま芸術劇場 大ホールにて開幕した。
本作は、現代の都市を舞台にした“ヒーロー”の物語。事故で亡くなった妹の死を疑問に感じた兄は、孤児として一緒に育った青年と共に、妹の死の真相を追うことになり……。多様な価値観が存在する現代社会を舞台に、“正義とは? 悪とは?”に迫る。
兄役を、2015年に上演された「NINAGAWA・マクベス」以来の舞台出演となる柳楽優弥が務め、事件の背後にいる男役を井之脇海、孤児として共に育ち、兄を支える青年役を宮沢氷魚、妹役を青柳いづみ、猟奇的な連続殺人犯役をさいたまネクスト・シアターの内田健司が演じる。
開幕に際し藤田は「光と影のアンサンブルを、都市というコンセプトでつくりました。柳楽優弥さんの鏡のような眼に、どんな現代が映るか。そしてその様子を、いくつもの眼が凝視する。劇場にて、かんがえつづけています」とコメント。柳楽は「藤田さんの新しいことへのチャレンジに参加できているんだなと実感しています。いい意味で刺激的な舞台になっているんじゃないかなと思います」と手応えを語っている。
埼玉公演は5月26日まで。その後、5月29日に兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール、6月1・2日に愛知・穂の国とよはし芸術劇場 PLAT 主ホールにて上演される。
藤田貴大コメント
光と影のアンサンブルを、都市というコンセプトでつくりました。柳楽優弥さんの鏡のような眼に、どんな現代が映るか。
そしてその様子を、いくつもの眼が凝視する。劇場にて、かんがえつづけています。
柳楽優弥コメント
久しぶりの主演舞台なのでしっかり集中して挑みたいなと思います。
(初めての藤田さんとの作品作りですが、)稽古していて、藤田さんの新しいことへのチャレンジに参加できているんだなと実感しています。いい意味で刺激的な舞台になっているんじゃないかなと思います。ファッションと音楽の融合やパネルでの映像表現だったり、エンターテインメントととしても楽しめる作品になっているので、是非、劇場へ足を運んでいただけたら嬉しいです。
「CITY」
2019年5月18日(土)~26日(日)
埼玉県 彩の国さいたま芸術劇場 大ホール
2019年5月29日(水)
兵庫県 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
2019年6月1日(土)・2日(日)
愛知県 穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール
作・演出:藤田貴大
出演:柳楽優弥、井之脇海、宮沢氷魚、青柳いづみ / 菊池明明、佐々木美奈、石井亮介、尾野島慎太朗、辻本達也、中島広隆、波佐谷聡、船津健太、山本直寛 / 内田健司、續木淳平