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THE RAMPAGE 長谷川慎×龍が貫く“自分らしさ” 「人生は一回きり。自分らしく生きた方が楽しい」

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(撮影/米玉利朋子)

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ダンス&ボーカルグループTHE RAMPAGEのパフォーマーであり、同じ1998年生まれの長谷川慎と龍はダンス、ファッション、写真、音楽という共通のDNAで繋がる仲間。写真を撮ることが好きな二人がロンドンとアイスランドの旅でお互いを撮り下ろした貴重なカットが詰まったカルチャースタイルブック『DANCE EAT RAVE REPEAT』を8月28日(金)に発売。パフォーマンスする時とはまた違った表情を覗かせた写真はもちろん、本音トークも満載だ。本作の魅力はもちろん、マイスタイルを貫く二人に自信を持って堂々と生きるためのコツを教えてもらった。

「今出せるすべてを出し切った」”好き“を詰め込んだ一冊

――お二人のライフスタイルとクリエイティビティが詰まったカルチャースタイルブック『DANCE EAT RAVE REPEAT』は、どんな一冊になりましたか。

長谷川慎(以下、長谷川) ダンスやファッション、写真、音楽など、僕らが好きで日頃から吸収しているものや僕らがカッコいいと思うものを届けたかったんですよね。写真はもちろん、言葉もそうですし、特別限定版のムービング映像も含めて本当に僕らが今出せる全てを出し切って創り上げたものになりました。皆さん僕らのことを普段はアーティストでキラキラした部分を見てくれていると思うんですけど。そういったところだけじゃなくて、僕らが常日ごろ感じている想いを知ってほしくて。写真一枚一枚の表情から、抱えている反骨心だったり、葛藤だったり、深い部分まで伝えられたらと思って撮影しました。インタビューでも結構、赤裸々に語っているので読み応えがあると思います。文字でもちゃんと感じ取ってほしいという気持ちがあったので、攻めた内容になりましたね。

 めちゃくちゃ攻めてますよね。今まで追求してきた自分たちの好きなことを語りたいし、カッコいいと思うものを発信したいという思いがあって。本当にやりたいことや伝えたいことを全部詰め込んだ一冊になりました。読み物要素もいっぱいあって、僕らのことをより深く知っていただける内容になっています。何でもデジタルな今ですけど、こうやってスタイルブックという形で自分たちの新しい世界を届けたいという思いがあるので、一人でも多くの人に読んでいただきたいです。

――コラージュ満載でデザインもおしゃれで、細かい部分までなんかこだわりが感じられます。表紙は2パターン、通常版と特別限定版であるんですね。

長谷川 通常版はグレーで特別限定版はブルーがメインになっていて、写真も色も違うので、どちらも良さがありますよね。表紙のセレクトもふたりでめちゃくちゃ悩みました。決まるまでにだいぶ二転三転したので。どっちも手にとってほしいです。

 そう。ちょっと飾って置きたくなるようなデザインにしました。

――ロンドンとアイスランドの旅先でのお写真が中心ですが、撮りおろしカットも盛りだくさんで見応えあります。

長谷川 スタジオで撮影したカットと東京で深夜から明け方にかけてロケで撮影したカットもあるんですよ。

 僕が撮った写真は、渋谷の街で撮ったものもあって。 写真の上にQRコードがあって、そこもチェックして欲しいです。飽きないように物理的な情報も入れているので。

――細かいところまで遊び心が詰まっていますね。ロンドンとアイスランドでのお写真は、カメラがお好きなお二人が撮り合っているカットが素敵なものばかりです。

 ロンドンとアイスランドは全部自分たちで撮った写真なんですよ。僕がロンドンで、まこっちゃん(長谷川の愛称)は、アイスランドで担当を分けて写真のセレクトをしたんですよ。写真をどこにどんな風に配置していくかっていうのも自分たちでやりました。

――龍さん担当のロンドンバージョンではどんなイメージに仕上がりましたか。

 良かった場所をドーンと大きく使いたいなと思って。ここ良かったんですよ、ストーンヘッジ……いや、ストーンヘンジか。いつも言えない……(笑)。

長谷川 ヘンジ?ヘッジ?ってなるよね。

 約5000年前の巨石の建造物なんですが、パワフルな場所ですごかったね。

長谷川 いや~、エネルギーがすごかった。

 ストーンヘンジの写真をメインに僕がユーロスターっていう新幹線で撮った写真も。これ、お気に入りなんですよね、光の入り方が。写真と文字の配置のバランスは結構、気にして入れました。

――デザインも指示されたんですか?

 そうなんです。普段から神保町へ行って、本を買っているぐらい、デザインが好きなんで。文字は何色にするのか、ビビッドな色を入れたいとかもセレクトしました。ちなみに、ロンドンのホテルで撮った写真には、ホテルの詳細と緯度と経度も入れたりしています。実際に調べたらここが出てくるということで、緯度と経度の数字が写真に入っています。

――面白いアイデアですね。アイスランド担当の長谷川さんは、どんなことにこだわって編集しましたか。

長谷川 色使いですかね。結構、二人の性格というのが、レイアウトや色使いにも出ていると思います。龍がロンドンで暴れて、わりと派手なデザインを作って、強烈なインパクトを残してくれたので。僕のアイスランドは、シンプルに。アイスランドって結構、無垢な感じのイメージがあって。大自然が魅力的な場所だったので、基本的にグレーとか水色などでシンプルにして、自然を活かした雰囲気にしました。色味もそんなに調整していないんですよね。

 確かに。ブルーラグーンはそうだよね。

長谷川 そう、1枚を大きく使って分かりやすいページを作ったりして。あと、写真にアイスランドの国旗を入れたりして、たまにエッジを効かせてみたり。基本的に写真だけで極寒のアイスランドの温度感、冷たさが分かるといいなと思って。その土地の空気が伝わる写真を入れるのは意識しましたね。

ロンドンでの刺激、アイスランドのチル、対照的な二つの旅

――改めてロンドンとアイスランドをロケ地に選んで良かったなと思った理由をお聞かせ下さい。

 僕は、ヨーロッパの建物が好きなんです。何て言うのかな、クリーム色? ベースがクリーム色じゃないですか。だから落ち着くんですよ。日本とは建築から違いますし、北欧の家具も好きです。行ってみたらやっぱりすごく楽しかったですね。移民も多くて、色んな国の人がいるから、カオスな雰囲気もあって。自分の性格に合っている気がする。というか、ロンドンは自分とタイプが似ている気がする(笑)。

長谷川 分かる。居心地いいし、肌に合うみたいな?

 そう。自分に合っているなと思うんで、やっぱり好きですね。もう行きたいですもん。自分のルーツはフィリピンにあって、セカンドホームなんですが、またそれとは別に大切な場所なんです。カルチャーや音楽に関してはヨーロッパからすごく影響を受けたので、リスペクトがまずあって。いろいろ持ち帰れる場所です。

長谷川 僕にとってロンドンはずっと行ってみたい憧れの場所でもあったんですよね。龍もそうだし、周りから「絶対、ロンドンへ行った方がいい。絶対、合うと思うよ」って言われていたんです。実際に行ってみたら、「俺、やっぱロンドン合う」って思いました。昔、ニューヨークにも行ったんですけど、それとはまた違う冷たい感じが自分の性格にすごく合っていて。音楽もそうだし、ファッションもそう。通りすぎる人の服とか色使いを見ているだけでも面白いし。自分をさらけ出して自己表現している人が、たくさんいるんです。本当にロンドンの街を歩いているだけで、たくさん刺激をもらえました。

――長谷川さんのロンドンの冷たい感じが合うというのは、人の性格がクールってことですか?

長谷川 いや、街の雰囲気が建物のせいもあるのか、シュッとしているというか。雨が多いところだから、みんな傘も差してなくて。そういう雰囲気がクールでカッコ良かったです。フランスパン持って歩いている人がいたり、いろんな国籍の人がクロスオーバーしている街だから面白かったです。

――チルな時間を過ごすことができたというアイスランドはいかがでしたか?

 めちゃめちゃロンドンの旅で疲れていたんですけど、アイスランドは時間の流れが遅くて、人が少ないので、落ち着きましたね。ブルーラグーンは巨大な温泉の観光地なので人はいたんですけど。山とか自然に触れながら、温泉でずっとゆっくりしたりして。ロンドンでやりきったから、チルタイムになりましたね。二人でアイリッシュ系パブへ行って、ハイボールを飲みながら、「あと二日だね」「帰りたくないね~」みたいな話をしたりして。そのそばで、おっちゃんがバンドの曲を歌っていて音楽も楽しんで。ちょっと酔っ払いながら、ホテルまでアイスランドの綺麗な空気を吸いながら帰りました。

長谷川 良かったよね。ロンドンとアイスランドはホント二人だけで行って、自分たちのカメラだけで撮影したんです。帰ってきてから、スタジオとロケで、しっかりプロに撮り下ろしてもらいました。

――お気に入りのワンカットとそれを選んだ理由が知りたいです。

 ヨウジヤマモトさんに衣裳をサポートいただいて撮ったカットですね。これはナイトライフを意識して撮ったんです。ちょっと悪い感じに見えるように、寒色系の色にして。 ヨウジヤマモトっていうハイブランドとダークな掛け合わせをしたかったんですよね。ネオンライトも入れたり、カッコいい感じになりました。

長谷川 スタジオで撮ったカットは、すごくこだわりました。ちょっとブランドの広告っぽい感じにしたくて。アートメイクをしたり、今までやりたかったことを全部昇華できたんですよ。スタジオシュートの一番最初にまずは黒と白のスーツを綺麗に着こなして普通に撮って。その後に脱いで、衣裳をスタイリストの人にダメージカスタムしてくださるようにオーダーして。ボロボロにしたものを着たんです。ハードなダメージ加工を入れていただき、黒スーツと白スーツをテレコに着こなして、髪もぐちゃぐちゃにして。これは裏テーマがあって、ストーリーもあって、ライブっぽい感じに仕上がりました。ちなみに夜中1時30分ぐらいまでかかりました。

「ハプニングがあってこそ旅」気の合う二人が大切にする直観

――一緒に旅行することがたびたびあるそうですが、お二人での旅の醍醐味はどんなところにあると思いますか?

 行き当たりばったりですかね。ふたりで夜、お酒を飲んでいて、「明日、行っちゃう?」みたいな感じで熱海に一緒に行ったこともあって。熱海もロンドンと一緒でちょっと湿気があって、カッコいい場所って知っていたんで、その日の気分で新幹線に乗って。 熱海に行っても温泉に入らないくらい計画性がない(笑)。

長谷川 そうそう、ホテルも事前に予約しないで、現地でピックアップして決めて。箱根にしたんだよね?

 そう、箱根の一軒家みたいなところに二人で泊まったんですよ。

長谷川 ホテルっていうよりか、ヴィラっていうのかな。キッチンがある 2、3階建ての建物だった。そこの布団で寝て。

 で、街を見て回った。基本的にスケジュールを細かく事前に決めることはなくて。旅って直感で動くものだから。

長谷川 そう。ハプニングがあってこそ、旅だから。

――旅の楽しみ方がお二人完全に一致していますね!

 そう、合うんですよ。箱根の彫刻の森に行ったら、すごく霧がかかっていて、カッコ良かったなぁ。最近、行けていないから、また旅行に行きたいです。

長谷川 国内旅行もいいよね。

 いい。北海道に行きたいけど。車ないからね。それが痛いんですよ。移動手段が……。

――北海道の旅だと、海鮮や北海道グルメが目的ですか?

 いや、ご飯は目に入ったお店に飛び込んでいくみたいな感じなので、グルメ目的は少ないですね。事前に調べたりもしない。

長谷川 龍は、バーは結構、いいのを引き当てますけど。

 そう。「この前、一緒にすごいとこ行ったじゃん」って俺が盛り上がって話すと、慎が覚えていないっていうパターンがほとんど(笑)。

長谷川 そうですね。

 俺だけ楽しんでいたやつみたいになってる(笑)。

長谷川 でも、夜中行った箱根の昔からあるようなスナックは覚えてる。

 おばちゃんがいて、味があるお店で良かった!

長谷川 行き当たりばったり旅は、今後も定期的にやりたいですね。

 やりたい!

――旅の他に今後、個人的にチャレンジしてみたいことを教えてください。

長谷川 ピアノを聴くのがめっちゃ好きで。朝起きてからピアノの楽曲を流して過ごしています。夜もテレビを観るのって、疲れるなっていう時あるじゃないですか。そういう時、テレビを消してピアノの曲をただひたすら流したり。ピアノを弾けたら楽しいだろうなという思いがありますね。いつかピアノを買って、練習したい!

 僕はハープを演奏してみたいんですよね。意外と演奏は簡単らしいんです。音楽系の配置が覚えやすいみたいなので挑戦してみたいです。とはいえ、ハープを練習できるところがないですけど。家具やインテリアも好きなので、インテリアとしてハープを置くのもいいのかな(笑)。

――龍さんがハープ、長谷川さんがピアノでぜひステージ上でセッションが実現するといいですね。お二人は、独自の個性を持って自分たちらしいスタイルブックを作成されましたが、今は自分のスタイルを持ってないと流されてしまう時代。自分らしく堂々と生きるヒケツがありましたら、教えてください。

 自信を持って生きるためには、何事もいろいろ経験をすることが大事だと思います。僕もそうですけど、若い世代は経験が足りないのは仕方ない部分もありますが、まずは、自分が燃えられるものを探した方がいいと思います。好きなものがあると、いろいろ発見もあるし、原動力になりますから。アンテナを張っておくことで、自然と「これだ!」っていうことが現れると思うので、ワクワクすることを見逃さず、頑張っていけばそれが自分のスタイルになっていくんだと思います。

長谷川 そうですね。誰かのために生きるのもいいけど、結局自分の人生なので。人生、一回きりだし、自分らしく生きてった方が楽しくない?っていう(笑)。自分を取り巻くもののなかに面白い人とか、かっこいいと思える瞬間があったらそれだけで人生は豊かになると思います。その中でブレない自分になれたら、リスペクトされると思いますし、いろんな人たちがまわりに集まってくると思うんですよね。もちろんある程度の柔軟性も大事だけど、これが自分の芯だと思えるものがしっかり持てたら、自分に自信が持てると思います。自分のスタイルを持ちつつ、周りの人たちとリスペクトし合える生き方ができたらいいですよね。

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撮影/米玉利朋子、取材・文/福田恵子

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