乃木坂46 齋藤飛鳥&白石麻衣、最強ユニットが誕生 「のような存在」に至る相思相愛の関係性
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乃木坂46の23rdシングル『Sing Out!』に収録の齋藤飛鳥、白石麻衣によるユニット曲「のような存在」MVが公開された。
これまで白石のペアユニットは、高山一実「渋谷ブルース」、松村沙友理「流星ディスコティック」、秋元真夏「まあいいか?」、ほかにも卒業生・橋本奈々未「孤独兄弟」、西野七瀬「心のモノローグ」と数多くの楽曲が生まれてきた。「Sing Out!」のセンターも務める齋藤を迎えた今回の「のような存在」は満を持して組まれた、ファン待望のユニットだ。
MV監督は白石が参加する「意外BREAK」を過去に担当した伊藤衆人、振付は「帰り道は遠回りしたくなる」「逃げ水」といったシングル曲にも関わるCRE8BOYが担当。齋藤が内向的な男子生徒を、白石がその家庭教師を演じている。乃木坂46の男装と言えば、昨年はるやま / P.S.FAによるフレッシャーズキャンペーンの新CM「春イチバンになれ。篇」の放送が思い出されるが、男装したメンバーを白石が指導するというシチュエーションはこれが初。朝の報道番組では、初めてのメンバー2人だけの撮影に密着したメイキング映像が流れ、見つめ合うシーンでは恥ずかしさのあまり2人ともに笑みが溢れている。
齋藤が白石への好意を公言し始めたのは最近になってのことだ。白石のことを「しーさん」と呼ぶ齋藤は、昨年『乃木坂46 真夏の全国ツアー2018』の大阪・ヤンマースタジアム長居で白石に意を決して、一緒にお酒を飲みに行きたいと誘っている。開催日は、齋藤の20歳の誕生日である8月10日を目前にした8月4日。1人目は大好きな白石と一緒に、という齋藤の秘めていた気持ちが伺い知れる。後日談として、およそ1カ月後の9月20日に配信した『のぎおび⊿』にて、白石はファンから「飛鳥ちゃんとご飯行った?」と聞かれ「秘密で! 察してください(笑)」と回答。「飛鳥ちゃん、ほんと私のこと好きだよね~。最近すごい感じるんですよ。私もすごい好きなんだけど。ツンな飛鳥が、デレっとして私に来てくれるのがたまらなく可愛い! もう私だけの飛鳥だと思っているので(笑)」と相思相愛の仲であることを示している。
「スマートニュース」「バイトル」といった全国CMを始め、マウスコンピューターのウェブ動画「マウスダイナー」、乃木坂46がキャンペーンガールを務める全国地方銀行でのCMペアなど、ここ1年の間で2人の共演は急激に多くなってきた。齋藤は情報道番組『news zero』(日本テレビ系)のコメンテーターとして出演することも多く、4月5日出演時、番組MCの有働由美子から「誰かめちゃくちゃ好きな人がいるんですか?」と問われ、「白石麻衣一択です。断トツですね」と即答していたことからも、その“白石愛”は共演を重ね、日に日に増していることが分かる。
2人に関して筆者が最も印象深いのが、昨年12月9日に放送されたドキュメンタリー番組『情熱大陸』(TBS系)で齋藤が特集された時の一場面。「スマートニュース」のCM撮影現場で白石からサイン入りのチェキをプレゼントされ「どうしよう! 今日死ぬのかもしれない!」と大喜びする齋藤(ディレクターズカット版のみ)。そんな仲睦まじいやり取りもありながら、白石は齋藤を「これからの乃木坂46を引っ張ってく存在になっていくと思うんです」とも語っている。
過去には『乃木坂工事中』(テレビ東京計)での西野七瀬卒業企画にて、白石が西野と「飛鳥には30歳までいてほしい」と冗談交じりに話す一幕もあった。現在26歳の白石にとって、20歳の齋藤は可愛い妹のような存在であり、アンダーからグループの先頭に立つ存在となった頼もしいメンバー。1期生同士でありながらここ1年の間で急激に距離を縮めていることは、少なからず齋藤がエースとして台頭してきたグループの変化もあるだろう。
さらに今回の「のような存在」から期待したいのは、齋藤、白石によるダブルセンターのシングル楽曲。ダブルセンターはこれまで「白石、西野」(「今、話したい誰かがいる」「インフルエンサー」)「西野、齋藤」(「いつかできるから今日できる」)「大園桃子、与田祐希」(「逃げ水」)という組み合わせのみであり、互いに慕いあう2人のシングル楽曲を望むファンは多いはずだ。(渡辺彰浩)