ショーン・タンの日本初大規模展が開催中 岸本佐知子×柴田元幸の対談も
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展覧会『ショーン・タンの世界展 どこでもないどこかへ』が7月28日まで東京・上井草のちひろ美術館・東京で開催されている。
1974年にオーストラリアで生まれたイラストレーター、絵本作家、映像作家のショーン・タン。2006年に約5年の制作期間を経て発表されたグラフィックノベル『アライバル』は現在23の言語で出版されている。1999年に刊行された初の絵本『ロスト・シング』の映画版で2011年に『アカデミー賞』短編アニメーション賞を受賞。
ショーン・タンにとって日本初の大規模展となる同展では、『ロスト・シング』から最新作の原画と習作に加えて、スケッチや資料、映像作品、「変な生き物」をかたどった立体作品など約130点を展示。『アライバル』の制作過程も紹介されているほか、会期中にはタン自身からリアルタイムで届けられるドローイングが追加されていくという。
会場では5月24日に刊行予定の書籍『ショーン・タンの世界 どこでもないどこかへ』の先行販売を実施中。
6月29日には、翻訳家の岸本佐知子と柴田元幸による対談『ショーン・タンの世界を語る』を実施。学芸員によるギャラリートークの開催も決定している。詳細はちひろ美術館・東京のオフィシャルサイトで確認しよう。