『花のある暮らし ボタニカルアートとデザイン』府中市美術館で 精緻な植物画からモリスの壁紙まで約150点を展示
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ジョセフ・ダルトン・フッカー、ウォルター・フッド・フィッチ マグノリア・カンベリィ(モクレン科) (『ヒマラヤ植物図譜』より) 1855年 Photo (C)Brain Trust Inc.
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すべて見るイギリスの人々が生活の中に求める植物との関わりを紹介する『花のある暮らし ボタニカルアートとデザイン 植物画の生い立ちからウィリアム・モリスまで』が、9月19日(土)より府中市美術館で開催される。
イギリスで植物への関心が高まったのは18世紀後半のこと。外国から珍しい植物を集めた王立植物園「キュー・ガーデン」が開園し、アマチュアの植物学者が数多く現れ、王室から一般市民まで園芸がブームに。そんな中、図鑑の挿絵として植物を正確に描く植物画「ボタニカルアート」が生まれた。根や葉、花びらの数や形、その季節による変化など、科学の眼で描かれた、美しいアートでもある。今回はイギリスのボタニカルアートを代表する『カーティス・ボタニカル・マガジン』『フローラの神殿』などが紹介される。

さらに、19世紀半ば、植物をモチーフとしたデザインを成熟させたのがウィリアム・モリスだ。「人が幸せに暮らすために欠かせないものは自然だ」と考えたモリスは、植物をつぶさに観察しつつ、模様が持つ様式美を交えてオリジナルの植物模様を生み出した。同展では、モリスが手掛けた庭の草花の美しさを部屋の中でも味わえるような壁紙やテキスタイルを展示。ほかにも、ボタニカルアートを図柄に取り入れたダービー社やウェッジウッド社のうつわなど、約150点が展示さえる。

もとは自然環境が厳しく、植生が乏しかったイギリスで、どのように現在のガーデニング文化が根付き、自然環境保護国の先進国となったのか。人々の花への思いも伝わってくる展覧会だ。なお、美術館1階のカフェ「府中乃森珈琲店」では、ランチプレートやハーブティーなど「花のある暮らし」展にちなんだ特別メニューが用意される。美術館で豊かなひとときを楽しみたい。

<開催情報>
『花のある暮らし ボタニカルアートとデザイン』
会期:2026年9月19日(土)〜2026年11月29日(日)
会場:府中市美術館
時間:10:00~17:00(展示室入場は~16:30)
休館日:月曜日、9月24日(木)、10月13日(火)、11月24日(火)(※ただし9月21日(月)、10月12日(月)、11月23日(月)は開館)
料金:一般1,000円、高・大学生500円、小・中学生250円
※10月10日(土)~10月12日(月)は市民文化の日無料観覧日のため無料
公式サイト:
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/tenrankai/kikakutenkaisai/2026_BotanicalArt.html
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