木村慧人が追求する“美意識”「自分の中にある理想像に近づきたい」
ホビー・スタイル
インタビュー
(撮影/梁瀬玉実)
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すべて見るダンス&パフォーマンスグループFANTASTICSのパフォーマーとしてはもちろん、俳優としても活躍中の木村慧人。吸い込まれそうなくらい大きな瞳が印象的な彼は、美容にもこだわりを持ち、ビジュアルもパーフェクトな輝きを放つ。『Visuarts』は、“他種多彩な木村慧人を魅せる”をテーマに作られたこだわり満載のビジュアルブック。いろんな表情が詰まっている1冊から彼の表現力の高さを存分に感じられるはずだ。
“見たことがない木村慧人”を一冊に

――木村さんにとって “視覚芸術”『Visuarts』にした理由から教えてください。
1年前に初めての写真集「Palette」を出したので、2作目である今回はよりいろんな表現で魅せるビジュアルブックにしたいと思って。ビジュアル全面に押していくという思いを込めて、ビジュアルとアートを掛け合わせたこのタイトルを付けました。アートっぽい要素もあるビジュアルブックになって、自分でも『Visuarts』のタイトルにふさわしい一冊になったと思っています。
――時期をずらして3回ロケを敢行したそうですね。それぞれまったく違う雰囲気のグラビアが堪能できるのも魅力になっています。
そうですね。いちばん最初に撮ったのは、スタジオでした。撮影のコンセプトは、“自然体”であったんですが、決めるところは決めてメリハリをつけました。ナチュラルメイクのものもあれば、濃いメイクもあって、メイクの雰囲気ガラッと違うのがポイントです。うさぎの耳のようなデザインの帽子をかぶっているのは、アイメイクが特徴的な仕上がりになっています。こういう感じの写真を撮りたいというコンセプトをカメラマンさんに伝えて、それにプラスして色々と足して撮影してくださって。ライティングが綺麗で背景もこだわって作ってもらいました。
――渋谷の街でのカットは、メイクも斬新ですね。
夜景の攻めているモード系なグラビアになりました。渋谷のスクランブル交差点で撮れるタイミングで撮影したんです。渋谷ロケのグラビアはメンバーの堀夏喜くんがディレクションしてくれて、企画から携わってくれました。濃いアイメイクが特徴的で、これはメイクさんがやりたいと提案してくれたものでした。今回、自分のやりたいことだけじゃなくて、いろんな方の意見を取り入れながら作りました。
――今回、堀さんに渋谷ロケのプロデュースをお願いした理由は?
やっぱり一番近くで見てくれているメンバーだし、おしゃれですからね。僕がやりたいことプラス堀夏くんが見てみたい僕を形にしてみたいなと思ったのでお願いしました。堀夏くんからは、「決めすぎないナチュラルな雰囲気が一番いいから」というオーダーがあり、素を意識しました。テーマは、「友達」で堀夏くんとわちゃわちゃして撮ったカットもあります。そこは仲間感を意識しながら撮影に挑みました。

――韓国ロケは屋台やグルメ、夜景など、盛りだくさんですね。
日本での撮影が全部終わってから韓国はいちばん最後、3月くらいに撮りました。
とにかく韓国っぽい感じを意識したロケになりました。韓国の寺院など、いろんなシチュエーションで撮影しました。韓国って建物やオブジェが色鮮やかで一つ一つおしゃれなんで、どこでも映えるんです(笑)。ソンスは行きたかった場所ですし、ネオン街もそうです。自分が行きたかった場所とやりたいことを詰め込んだ韓国ロケになりました。
――韓国の撮影でこだわった点は?
衣装でハットを絶対被りたかったので、ハットのコーデを組んでほしいとスタイリストさんにお願いしました。今回、全編を通して結構インパクト強めなビジュアルが多く、アート要素をたくさん入れたので、スウェットで観光している街ブラシーンはナチュラルな表情を意識しました。だからこの時は私服だし、ノーメイクで撮影をしているんです。
――韓国の撮影時期は金髪だったんですね。
今回1冊で黒髪と金髪があって、金髪は韓国撮影のために染めました。髪をガッツリ上げたり、セットの雰囲気も変えています。メイクも普段使わないアイシャドウの色で、青色を使っていたり、細かいところまで変化を付けました。
――韓国グルメで美味しかったものはありますか。
ポッサムを豆腐で挟んで食べるのが、めちゃくちゃ美味しかったです。豆腐だとヘルシーでたくさん食べられます。コンビニで買った辛ラーメンを自分で作って外で食べたりもしました。それも美味しかった! 屋台では屋台のお姉さんが何言っているか分からないけど(笑)、ノリで喋ったのが楽しかったです。
27歳を迎えて変化したこと

――今まで見せていなかった、新たな表情を撮ってもらうにあたって、意識されたことはありますか。
普段お願いしているメイクさんと違う方にお願いして、カメラマンさんも初めての方に撮っていただきました。今まで見たことない僕を見せたかったからこその提案です。襟足を長い髪型にしたり、強そうなピアスをつけたり、衣装やメイクも普段とちょっと違う新鮮さを取り入れました。
――最近はどんなファッションがお好きですか?
最近はシンプルが好きです。シャツにデニムとか、シンプルイズベスト。昔は派手な服が好きだったけど、好みが変わってきました。色も淡いベージュが好きになりましたし、大人になったのかな(笑)。27の誕生日を迎えて、より大人になろうと思いました。ファンタでいる時は最年少なので、末っ子キャラのままでいいなと思うんですけど、いざ一人になった時はしっかりしないとなって。
――お誕生日は、お祝いしてもらいました?
はい。僕の誕生日当日、EXILE B HAPPYでのイベントがあったんです。そのステージ上で皆にお祝いしていただきました。誕生日当日にイベントは初めてでした。ステージ上でのサプライズは、何となくやってもらえるかなという期待もあったんですが、本当にやっていただいて嬉しかったですね。特別な誕生日になりました。

――30歳までにやっておきたいことはあるんでしょうか。
主演映画をやりたいです! できれば、やれるうちに青春を感じられるキュンキュン系をやりたいです。学生役は30歳を超える前にやっておきたいですね。
――撮影のために金髪にされたとのことですが、他にご準備されたことはありますか。
1st写真集の時は、脱ぐカットがあって、体を作ったんです。今回は脱がないので、改めて筋トレで体を作ることはせず、撮影前の食事制限をしていたくらいでした。でも、韓国ではしっかりご飯を食べました(笑)。僕は、顔に出やすいので、それぐらいがちょうどいいですね。撮影の前の日にパックをして、サウナに入りました。あと、揚げ物を食べないぐらい?(笑)。
――普段も撮影の前は、食事制限されるんですか。
食べてしまった時でも、サウナで調整するようにしています。定期的にジムは行って体を動かしているので、そこまでガッツリやることは最近はないですね。
自信を持つために心がけていることは?

――“Visual”+”art”は「視覚芸術」という意味にも取れますが、普段からセンス磨くためにやっていることはありますか。
追求しているのは、美容です。化粧品、スキンケア用品は、ちゃんと自分で調べて使っています。情報は雑誌、テレビ、SNS、メイクさんなどいろいろですけど。アイクリームを塗ったり、首にクリームを塗ったり、パーツケアに力を入れています。美容以外だといろんな香りを嗅ぐのも好きです。香水は気分によって変えていて、40個から50個は持っています。ボトルが可愛いので、ビジュで買ったものもあって家に飾っています。その中でよく使うお気に入りは3個ぐらい。ムスク、ジャスミン系のフェミニンな香りが好みです。
――自信を持つために、メンタル面ではどんなことを心掛けていますか。
ポジティブでいようと心掛けています。落ち込んだ時は、サウナで汗を流すと余計なことを考えないでいられるのでサウナに行ったり、美味しいものを食べれば元気になるのでご飯い行ったりします。焼肉、お寿司とか。皆でお寿司を食べに行くと、大量に頼み過ぎて、自分が注文した分が、握るのに時間がかかって、なかなか来ないんですよね(笑)。
――そんなに食べるなんて、ちょっと意外です!
ライブの日は、1日で結構食べていますね。体を作るためにいっぱい食べます。ライブで踊っているとすごいエネルギー消費量なので、痩せちゃうんです。
――今回のビジュアルブックでは、自分がやりたいことを100%実現したと風にコメントされてましたが、ものづくりの楽しさをどんなところで感じましたか。
撮っている最中も楽しいですけど、完成して手にとった瞬間が一番テンション上がりました。メイクや服でこんなにも変わるんだって自分で思ったくらい、いろんな表情が詰まっています。ページをめくるたびにときめきを感じてもらえたら嬉しいですね。僕も撮影をしていてときめきが止まらなかったし、見てくださった方が「こんな顔もするんだ」と思っていただけるようなものを意識しながら作りました。表紙も通常版と特別版の2パターンあって、写真のセレクトは本当に迷いましたし、細かいデザインも僕のアイディアが反映されています。
――普段からメイクも衣裳も見せ方もしっかりこだわりを持って撮影に挑まれているんですね。
だから、ハマってないなと思ったら、撮影中に顔に出ちゃうんですよね(笑)。自分の中にある理想像になるべく近づけたい想いが強いです。ちなみに今日のメイクのポイントは、ツヤ感です。ファンデーションに美容液を混ぜたものを作ってもらって、潤いを表現しました。それは自分のオーダーですけど、モノ作りは自分の意見だけでやらないようにしていて。メイクも衣装もいろんな人の意見を聞ことが大事だと思っています。自分の好きなことだけを思い切りやるのもたまにはいいですけど。自分だけで完結するのは簡単ですからね。プロのいい意見をいっぱい取り入れたいと思っています。

――ビジュアルブックが実現して、今後やってみたいクリエイティブなプランはまだまだありますか。
あります。もし写真集、ビジュアルブックに続く3冊目があるなら、パリへ行ってみたいです。カフェでモーニングを食べたりしたいし、パリの街を歩きながら撮ってみたい。行きたい場所はたくさんありますし、やりたいことも、たくさんあります。写真集以外でやりたいこともたくさんあって、アクセサリーを作ったり、知識を付けて、化粧品のプロデュースをしたり。香水もオリジナルを作ってみたいですし。本当に時間が足りないですね(笑)。
――お忙しい中、プライベートな時間をどうやって時間を捻出してるんですか?
スケジュールは、分刻みで入れますね。割と効率よく、詰め込むタイプです。昨日、久々にお休みをいただいたんですけど、朝からびっしり予定入れて、夜までスケジュールを全部埋めました。何時に起きて、何時に家を出る、移動時間は何分、ここで食事に行って、ここでサウナに行くとか、スケジュールを作成して。昨日は小田切ヒロさんのPOP UPイベントにも行きました。もちろん疲れている時は、時間を決めないでゆっくり過ごすお休みもありますけど、基本は詰め込んで過ごしたいタイプですね。
――最後にビジュアルブックを楽しみにしている皆さんにメッセージをお願いします。
いろんな表情をこの一冊に凝縮して表現したので、ぜひ手に取って、アートを眺めている感じで楽しんでいただけたら嬉しいです。友達だったり、ご家族だったり、いろんな人に広めていただいて、たくさんの方に届くことを願っています。これからも応援よろしくお願いします!
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木村慧人(FANTASTICS)ビジュアルブック『Visuarts』
2026年9月12日発売
¥3,000+税
幻冬舎刊
https://www.gentosha.co.jp/book/detail/9784344045248/

撮影/梁瀬玉実、取材・文/福田恵子
スタイリング/Yamato Kikuchi(Rising Sun)
ヘア&メイク/桑野泰成
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