『アルベール・マルケ展』SOMPO美術館で マティスが「我らの北斎」と称えた巨匠を紹介する35年ぶりの回顧展
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アルベール・マルケ《ナポリ、帆船》1909年 ボルドー美術館 (C)Mairie de Bordeaux, Musée des Beaux-Arts, photo F. Deval
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すべて見る2026年9月22日(火)より、SOMPO美術館では、開館50周年記念展のひとつとして『アルベール・マルケ展』を開催する。アンリ・マティスとともにフォーヴィスムの誕生に関わったフランスの画家、アルベール・マルケ(1875-1947)。彼の初期から晩年までの画業を約90点の作品でたどる、日本では35年ぶりとなる本格的な回顧展だ。

1875年、フランス南西部の港湾都市ボルドーに生まれたマルケは、パリでマティスと出会い、1905年のサロン・ドートンヌでフォーヴィスムの画家として注目を集める。しかし彼は、鮮烈な色彩を追求した仲間たちとは異なり、観察に基づくリアリズムの態度を保ち続け、「マルケのグリ(灰色)」と呼ばれる独特な灰色や、中間色の対比により、光や大気のニュアンスに富む風景画をよく描いた。

マルケが終生描き続けたのが、水辺の風景だ。パリの自宅から眺めたセーヌ河、南仏やアルジェの港、海辺の町など、旅先で出会った水辺の情景を、彼は時間や天候を変えながら繰り返し描いた。

同展では、生涯に及んでマルケが描いたセーヌ河の流れるパリの風景や、北斎の風景表現との共通性を見ることができる《ナポリ、帆船》、屋内から陽光あふれるアルジェリアの海を望んだ《バルコニー、または縞模様の日よけ》など、マルケ芸術の大きな魅力のひとつである水辺の風景画をたっぷりと紹介する。

またマルケにとっての重要な表現手段であった素描類約25点も展示する。マティスが「我らの北斎」と称えた、簡潔な線で人物や都市の日常を捉えるその卓越したデッサン力に注目したい。

フォーヴィスムの誕生に関与した重要な画家であるにもかかわらず、「マティスの友人」というポジションを超えて語られることの少なかったマルケ。しかし最新の研究を踏まえた同展では、フォーヴィスムの画家というだけではない新たなマルケ像に、大きな魅力を感じられるに違いない。
<開催情報>
『開館50周年記念 アルベール・マルケ展』
会期:2026年9月22日(火)~12月13日(日) ※会期中、素描類の展示替えあり 前期:11月1日(日)まで、後期:11月3日(火・祝)から
会場:SOMPO美術館
休館日:月曜、9月24日(火)、10月13日(火)、11月24日(火)(※ただし10月12日(月)、11月23日(月)は開館)
時間:10:00~18:00(※金曜は~20:00)、最終入場は閉館の30分前まで
料金:一般(26歳以上)2,000(1,800円)円、25歳以下1,200(1,100)円、高校生以下無料
※()内は事前購入券の料金
公式サイト:
https://www.sompo-museum.org/
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