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北斎の娘・応為の代表作を公開! 太田記念美術館で『葛飾応為「吉原格子先之図」夜景の系譜』10月6日から

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葛飾応為《吉原格子先之図》(通期)

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2026年10月6日(火)より、太田記念美術館では『葛飾応為「吉原格子先之図」夜景の系譜』を開催する。葛飾応為は、浮世絵師・葛飾北斎の娘。父親が彼女を「おーい、おーい」と呼んでいたことから画号を「応為」としたともいわれ、絵師としても活躍した。同展では、彼女の代表作《吉原格子先之図》(通期)を3年ぶりに公開するとともに、江戸から明治、大正にかけて描かれた夜景表現の系譜を、前・後期に分けて紹介する。

光と影の対比によって遊里の夜を幻想的に描いた《吉原格子先之図》は、暗闇に浮かび上がる遊廓の格子、その向こうに見える遊女たち、そして画面中央に描かれた行灯の光が印象的な一作。世界に10数点しか確認されていない応為の肉筆画の中でも、浮世絵における夜景の傑作として高く評価されている。

北尾政美《浮絵東都中洲夕凉之景》(前期)

この《吉原格子先之図》を中心に、同展では夜景を描いたさまざまな作品を紹介する。たとえば、夜空に鮮やかな光の尾を引く花火を描いた北尾政美の《浮絵東都中洲夕凉之景》(前期)や、月夜に賑わう芝居町の様子を活写した歌川広重の《名所江戸百景 猿わか町よるの景》(前期)、巧みな陰影表現で文明開化期の両国橋を描いた小林清親の《開化之東京両国橋之図》(後期)など。そのほか、鳥居清長、歌川国芳、月岡芳年、井上安治ら、多彩な絵師たちによる詩情あふれる夜景の名作が楽しめる。

歌川広重《名所江戸百景 猿わか町よるの景》(前期)

また明治時代以降、海外に向けて日本の版画を輸出した版元、長谷川武次郎や渡邊庄三郎にも注目しつつ、海を渡った夜景版画も紹介する。実は日本の海外向けの木版画には夜景を描いたものが多く、日本の夜景が海外で愛されていたことを物語っている。今まで見過ごされてきた視点だが、海外での浮世絵人気の形成を考えるうえでも興味深い事実といえるだろう。各時代の絵師たちがとらえてきた日本の夜。その光と闇が織りなす夜景作品の魅力に、あらためて気づかされるに違いない。

<開催情報>
『葛飾応為「吉原格子先之図」 夜景の系譜』

会期:2026年10月6日(火)~12月6日(日)
会場:太田記念美術館
[前期]10月6日(火)~11月3日(火・祝)
[後期]11月7日(土)~12月6日(日)
※「吉原格子先之図」は通期展示、その他は前後期で全点展示替え
時間:10:30~17:30(※入館は~17:00)
休館日:10月13日、19日、26日、11月2日、11月4~6日、9日、16日、24日、30日
料金:一般1200円、大高生800円、中学生(15歳)以下無料
公式サイト:
https://www.ukiyoe-ota-muse.jp/

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