eスポーツアスリートにも、スポーツ医・科学の力を──「HPSC ESPORTS LAB」始動、アジア大会では11歳が決勝へ
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栗原悠輝選手
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すべて見る愛知・名古屋アジア大会のeスポーツ競技で、日本選手団最年少の11歳、栗原悠輝(東京ヴェルディ)がパズルゲーム『ぷよぷよ』の決勝進出を果たした。24日に行われたグループステージでは、フィリピン、カザフスタン、韓国の選手を相手に3戦全勝で首位通過。26日に行われる決勝で、「小学生の金メダリスト」が誕生するか注目される。
そんな日本のeスポーツ代表を、スポーツ医・科学の面から支える新たな拠点が今年、始動している。
「eスポーツアスリートにも、スポーツ医・科学の力を」──HPSC ESPORTS LABが始動
日本スポーツ振興センター(JSC)は2026年6月、「ハイパフォーマンススポーツセンター(HPSC)味の素ナショナルトレーニングセンター」屋内に「HPSC ESPORTS LAB」を開設した。同年7月31日に行われたメディア発表会では、施設の概要と今後の活動方針が発表された。

スポーツ医・科学のノウハウをeスポーツへ
HPSCはこれまで、オリンピック・パラリンピック競技のアスリート約2,100名に対し、エビデンスに基づく研究・支援を実施してきた。HPSC ESPORTS LABは、その蓄積された知見をeスポーツアスリートに展開することを目的に設立された。HPSCの久木留毅センター長は、2014年にパラリンピック支援を開始した経緯を引き合いに出し、「新しくeスポーツという領域にチャレンジできることは、また、ものすごく私たちにとって大きな機会だ」と述べた。

3つのゾーンで構成される施設
施設はeスポーツゾーン、バーチャルスポーツゾーン、ウェルビーイングゾーンの3ゾーンで構成される。eスポーツゾーンでは競技を中心とした研究・支援を、バーチャルスポーツゾーンでは現実の身体運動をデジタル空間に反映させる競技に対応する。ウェルビーイングゾーンはアスリートが交流しながらリラックスできる空間として設計されており、久木留センター長は「eスポーツアスリートとオリパラのアスリートが一緒にコミュニケーションできる場」を想定して整備されたと説明した。施設には視線計測装置・心拍計・サーモグラフィなどの機器が導入されている。


アジア大会では11種目に拡大、日本は7種目に出場
第20回アジア競技大会のeスポーツ競技は、前回の杭州大会(2022年)から規模を拡大し、過去最多の11種目13タイトルで実施される。競技期間は2026年9月23日〜10月2日で、会場はAichi Sky Expo(愛知県国際展示場)展示ホールD。日本代表は『グランツーリスモ7』『eFootball™』、対戦格闘団体戦(『Street Fighter6』『鉄拳8』『THE KING OF FIGHTERS XV』)、『ぷよぷよ eスポーツ』『ポケモンユナイト』『PUBG Mobile』『Identity V(第五人格)』の7種目9タイトルに、選手25名・コーチ5名の編成で臨む。JESUの担当者は「eスポーツラボをフルに活用し、ひとつでも多くのメダルを獲得することが目標」と語っており、栗原の戦いぶりはその試金石ともなりそうだ。

発売中の月刊『とぶ!ぴあ』9月号では、「気軽に行けちゃう、アジア大会特集」を8ページにわたって掲載。公式アンバサダー・INI後藤威尊の大会直前スペシャルメッセージのほか、田中希実選手(陸上)・逢澤崚介選手(野球)のインタビュー、競技・会場早わかり表など、観戦に役立つ情報をぎゅっと凝縮してお届けしている。

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