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堀海登、“人たらし”の素顔と俳優としての覚悟「自分の演じる役には、愛があるゆえに負けたくない」

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堀海登 (撮影/米玉利朋子)

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ドラマ『フェイクファクトリップス』など話題作への出演で注目を集める俳優・堀海登が、10月2日(金)に写真集『ひとたらし』を発売する。「七変化」をテーマに、14パターンもの姿を披露した本作を、堀自身は「芸能生活12年の集大成」と語る。

人を惹きつける愛され力の秘密から、俳優として目指す未来、自分らしく人生を楽しむためのモットーまで。知れば知るほど惹きつけられる、堀海登の素顔に迫った。

14パターンの“七変化”で見せる、芸能生活12年の集大成

――写真集「ひとたらし」いろいろな堀さんの姿を堪能できる見ごたえ抜群の一冊ですね。どのようなコンセプトで制作されたのでしょう?

写真集を出すとなって、「七変化」をテーマにしたいなと思ったんです。普段の僕だけではなく、何パターンもの自分を演じてみたいと思って、考えていった結果、14パターンの写真を撮ることになりました。

――本当にたくさんの堀さんを楽しむことができました。特にパンダの着ぐるみはとても可愛くて。

パンダに関しては、最初、「やりましょう」と言われたとき、ちょっと抵抗があったんです。でもいざ着てみて、撮り始めてみると、思いのほか、しっくりきてしまって、楽しんで撮影ができました。

――なかなか着ぐるみを着る機会なんてないですものね。他の衣装はどんなふうに決まったんですか?

自分の中でのイメージがあったので、スタイリストさんにそれをお伝えして、衣装合わせをして、「こちらのほうがいいんじゃないか」とか「これだったらこっちの組み合わせのほうがいいよね」みたいな感じで、みんなで話して決めました。

――浴衣の写真もあったり、本当にここでしか見られない写真ばかりですけど、出来上がった写真集を見て、どんな自分を見せられたと思いますか?

浴衣は、素の自分に近い、ありのままの自分を見せられましたし、K-POPアイドルのような写真や、アメリカの少年になり切った写真もあります。あと麻雀をこよなく愛するアウトローというイメージで、タバコを吸ってみたり。ファンの方も初めて見る僕がいるんじゃないかなと思います。この一冊に僕の芸能生活12年が乗っかっています。12年間の集大成ですね。

――あと、お風呂の写真は、けっこう思い切って脱がれていたので、ちょっと驚きました。

お風呂の写真はここまで脱ぐ予定はなかったんですけど、撮影した銭湯がシャワーの位置が低くて、立ってシャワーを浴びている背中くらいまでを見せる、というのが難しかったんです。座るしかなかったので、座るんだったら、ここまでやろうかということで、女性スタッフさんに全員退室していただいて、撮りました。

――結果的に新鮮な写真になりましたね。

色気は出せたのかなって思います。

――特にお気に入りのカットも教えてください。

セクシー系のカットはどれも気に入っています。

――マネージャーさんとのインタビューが入っているのも面白かったです。

僕のマネージャーさん、本当に仕事ができる方なんです。どこに行っても、「海登のマネージャーすごいね」って言われるんです。そんな自慢のマネージャーのことを知ってもらいたくて、僕のファンミーティングにもゲストとして出てもらったんです。そしたら、ファンの方々の支持がすごくて。マネージャーのインスタのアカウントも1万人を突破したんです。

――それはすごいですね!

それで今回も出てもらうことにしました。マネージャーと二人三脚で歩んでいきたいので、いろんな人にマネージャーの存在も知ってもらいたいと思っています。

――そして、タイトル「ひとたらし」ですが、私も堀さんを以前インタビューさせていただいたときにコミュ力が高すぎて、「すごい人たらしだなあ」と思ったので、ぴったりなタイトルだなと思いました!

「人たらし」めっちゃ言われるんです。でも自分で「人たらしです」って言うのは恥ずかしいから、あまり言ってこなかったんですけど、みんなでタイトルを話し合っていて、なかなか決まらないときに、「自分って人になんて言われるかな?」と考えてみて、「あ、人たらしだ!」ってピンときて。みんなに「人たらしはどうですか?」と言ってみたら、みんな「それにしよう!」と言ってくれたので決めました。

――キャッチ―なタイトルなので、写真集の表紙を見たときに「どんな人なんだろう?」と目を引きそうです。

インパクトがあるワードですよね。僕のことを知らない人にも、写真集を見たときに気になってもらえたらいいなと思っています。

人の「好きなところ」を見つけて、すぐ伝える。それが僕の“人たらし”の原点

――人たらしってなろうとしてなれるものではないので、才能だなと思います。やはり子どものころから人が好きだったんでしょうか?

そうですね、昔から人が大好きです。僕、学生のときはサッカーをやっていたんですけど、そのときも先輩たちにいじってもらえる位置にいましたし、芸能活動を始めてからも、後輩ポジションでいることが多くて。以前やっていたアイドルユニットも最年少でしたし、ずっと末っ子キャラでやってきたので、人に甘えるのが好きなんでしょうね。

――それはうらやましい。

そのサッカーをやっていたときのことを思い返しても、一番可愛がってくれていた先輩が、僕がいろんな他の先輩にも「先輩!先輩!」ってやっているのを見て、嫉妬したらしくて「本当、人たらしだよな」ってぽろっと言われたことがあって。そのときはピンとこなくて「何を言ってるんだろう」と思っていたんですけど、今振り返ると「人たらしだったんだな」と思います。

――初対面の人ともすぐに仲良くなれそうですけど、秘訣みたいなものはあるんでしょうか?

その人の「好きだな」と思うところを探すことかなと思います。合わないところではなくて、好きなところを探す。人間なので、合わないなと思うところもあるんですけど、そこにフィーチャーするより、その人の素敵なところを探す。すぐ見つけちゃいます、好きなところ。そしてそれをすぐに伝えます。仕事のときだとあまり褒めたりする機会ってないですけど、食事会があったりしたら、すぐ言うようにしています。

――言葉にすることを大切にされているんですね。

遠まわしに伝えようとすると、伝えたいことが伝わらないなと思うので、僕は、例えば好きだったら「好き」って言いますし、逆に、親しい人が「違うことをしてるな」と思ったら、「それちょっと違うよ」とも言えるタイプです。

――嫌われるのが怖いなと思ったりはしないんですか?

怖いですよ。でも言わない後悔より、言う後悔、と思っています。言ってから、もやもやとして「言わなければよかったのかな」と思うこともあるんですけど、その後悔って、やらなければ生まれなかったものだから。後悔して、また学んで、成長していこうと思っています。

――人と関わることが苦手で悩んでいる人も多いと思いますが、人と積極的にかかわっていける堀さんから、アドバイスをいただきたいです。

人と関わるのが怖かったり、自分に自信が持てないときって、まず自分を好きになることが大事かなと。チャレンジや挑戦をするときもそうなんですが、自分に自信を持つことから始めるといいなと思っています。たとえば、自分の外見に自信が持てないとしたら、鏡を見て、自分の顔の好きなパーツをひとつ見つけてみるんです。自分はどこが一番魅力的なのかな?と考えてみる。僕だったら、自分の唇は好きなので、じゃあ唇は誰よりも輝かせよう!みたいな。新しいリップを買ってみたり、グロスを塗ってピカピカにさせたりとかして、自分の一番のチャームポイントを前面に出していく。そうすると、少し自信がついて、人に褒められたときに、より自信になったりしていきます。最初はそういう小さなところから始めたほうがいいかなと思います。

――それでも落ち込んでしまうときは、どうしていますか?

ひたすら暴飲暴食します。

――食に走るんですね(笑)

しんどいときや悩んだときは、食べて寝ます。それが一番早く解決すると思っています(笑)

「絶対に俺らが歴史を作ろう」無我夢中で走って実感した、仲間と作品を届ける喜び

――「フェイクファクトリップス」は大ヒット、海外のファンもたくさん増えましたね。改めて、この作品で得たものは何でしたか?

撮影していた当時は、こんなにたくさんの方に観ていただけるとは思っていなかったんですけど、撮影中から、男女年齢関係なくいろんな方に届けられるものを作りたいという思いがあって。W主演の佐藤友祐くんとも「絶対にバズらせよう」と、「絶対に俺らが歴史作ろう」みたいな話はずっとしていました。いざ放送が始まってからも、3話放送あたりくらいから、2人で「ちょっとギア上げようぜ」って話して、SNSでの自分たちからの発信を積極的にやるようにしました。そしたら、我々がSNS頑張ってるんだったら、ファンのみんなも頑張ろう、みたいな感じで、ファンのみなさんにも連鎖して、すごいSNSで盛り上がってくれて。結果、トレンドで1位になることができて、フォロワーの方々もたくさん増えました。応援してくれて、好きになってくれた方が増えたな、という実感はすごくあります。

――演じている俳優さんご自身からの発信だからこそ、視聴者にも響いたんですね!

仕事も人生も、どうしても斜に構えたいなって思ってしまう瞬間もあるんですけど、そうじゃなくて一生懸命、無我夢中に、みんな巻き込んで仲間を作って盛り上げてったほうが、作品はたくさんの方に届くなというのを肌で実感できたので、今後もそういう作品に巡り会えたら、いろんな人を巻き込んでやっていきたいなとは思いました。
SNSは本当は苦手なほうで、Xも1ヶ月くらい更新しないときとかあったんですけど、ファンの方を信じてやってみようと思ったら頑張れました。僕1人じゃなくて、佐藤友祐くんとW主演だったのも大きくて、支え合いながらできたので、そういう意味では本当にW主演という形はすごい魅力的なんだなと実感しました。

――佐藤さんとは、今でも仲がいいんですか?

めちゃくちゃ仲良しです。今朝もLINEしてました。お互いのファンの方同士も仲が良くて、僕がファンクラブ限定で「実は体調崩してるんだよね」と投稿したら、ファン経由で佐藤友祐にも伝わって。佐藤友祐が「体調悪い?大丈夫?」って言っていたとまたファンから僕に伝わる(笑)。すごいなと思っています。佐藤友祐とはまたお仕事したいなと思っています。

――今後の俳優としての目標は何ですか?

やっぱりまずは作品に出続けて、たくさんの方に堀海登のお芝居を愛してもらいたいです! 僕の人間性を愛してもらえるのも、もちろんすごく嬉しいんですけど、人間性を知ってもらうためにもお芝居からもっとたくさんの方に知ってもらえたらなと思います。今のファンの方も、堀海登をドラマなどから知ってもらって、どういう人なんだろう?と調べてみて、ハマってくださった方が多いので、たとえば全国ロードショーの映画とかで主演をやったりとか、映画賞の賞をとったり、大河ドラマに出演したりしたいです。老若男女問わず、知ってもらえることが目標です。

「自分が演じた役には負けたくない」突き詰める力が、俳優・堀海登をつくる

――もう少し、堀さんの魅力について掘り下げてお聞きしたいです。ご自身では自分の良さは何だと思いますか?

「突き詰める力」があるところです。僕、台本を読む力はたぶん高いんです。誰よりも台本は読み込むし、理解していると思っているので、自分の役を自分以上にできる人がいたらダメだなと思っています。どの作品をやる上でも、自分の役を一番知っているのは自分だし、自分の役について誰よりも語れる自分でありたいと思っています。麻雀プロの役を演じるときに、麻雀プロの試験を受けて、実際にプロになって、新人リーグ戦に出ました。それから、イヴ・サンローランを演じたときに、実際にファッションデザインの資格を取ったこともあります。

――それはすごい。突き詰めていますね。

そのときは、18か19歳くらいのときで、芝居ができるだけじゃなくて、これだけ突き詰めてきてるんだぞ、というのを周りに見せたかったんです。それに役を演じているうちに、その役のことや職業も自然と好きになるので、突き詰めてみたくなるのもあります。役に負けたくないというか。イヴ・サンローランに勝てるわけはないんですけど、少なくともサンローランに見えていた世界、知っていた世界を知るために資格を取ってみようと、自分が演じた役には、愛があるゆえに負けたくないなとか、追いつきたいなとか、そういう気持ちも芽生えてくるので、役者という職業が天職なのかなと思います。

――趣味もたくさんお持ちですもんね。料理、サッカー、サウナ……人生を楽しんでいらっしゃる感じがしますけど、毎日を楽しむ秘訣は何ですか?

「自分に優しく、人に優しく、自分にはもっと優しく」が僕のモットーなんです。
人に優しく接したりとか、人に愛されるようになると、その愛さている自分のことを、もっと好きになれる気がしていて。時には自分に厳しくしなければいけない瞬間もありますけど、自分を甘やかせば甘やかすほど、さらにその「幸せだな」と思う瞬間が増える気がしています。その幸せはどこからきているのかというと、人に優しくしていたりとか、お仕事を頑張ってるからなのかなって。その幸せを継続できるように、お仕事頑張って、ファンの方々に恩返しして、友達にも優しくして、頑張ろうね、という自分の中での独り言みたいなものを常に持っています。

――芸歴が長いからなのか、達観されているところがあるんですね。

なんだろう? 頭の中の自分と対話することが多くて、寝るときも、すぐ寝付けないくらい考えごとをしちゃうタイプなんですよ。

「自分って何だ?何だ?」って自問自答することが多いので、濃い1日1日を過ごしてる気がしますね。

――たくさん堀さんの魅力について伺えた気がします。それでは、最後にこの写真集を楽しみにしている人にアピールをぜひお願いします。

いつも応援してくださっているファミリーの皆様、そして『ひとたらし』を手を取ってくださった皆様、ありがとうございます。この1冊に、本当に僕の芸能生活12年が詰まっているので、たくさん見て、たくさん愛して、お友達にも「見て見て!」って自慢して勧めてほしいです。発売されてからがまた1つのスタートになると思いますので、たくさんこの写真集を愛してもらえたらハッピーです。よろしくお願いします。

撮影/米玉利朋子、取材・文/藤坂美樹
ヘアメイク/HIYORI AIKAWA
スタイリング/RENA KAMISASA

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<書籍情報>
堀海登 写真集「ひとたらし」

2026年10月2日(金)発売
撮影:Hiroki Asano
ワニブックス刊

公式サイト:
https://www.wani.co.jp/event.php?id=9062

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