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ジュリア・ロバーツらがヘッジズ親子について語る 『ベン・イズ・バック』特別映像

映画

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リアルサウンド

 5月24日に全国ロードショーされる『ベン・イズ・バック』の特別映像が公開された。

 参考:動画はこちらから

 本作は、アカデミー賞主演女優賞受賞のジュリア・ロバーツ主演、アカデミー賞助演男優賞ノミネートのルーカス・ヘッジズが共演し、第13回ローマ国際映画祭で審査員特別賞を受賞した人間ドラマ。息子を全力で守ろうとする母の決して諦めない愛と、家族の絆をサスペンスフルに描く。

 今回公開された特別映像では、『ギルバート・グレイプ』で自身の小説を脚色し、アカデミー賞脚色賞にもノミネートされた経験を持つ、本作で監督・製作・脚本を務めたピーター・ヘッジズと、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、本作でベンを演じたルーカス・ヘッジズ、本作で初めて共作を果たした実の親子である2人について、ルーカス本人とキャストたちが語る。

 ルーカスは「父と共演するのはこれで最後かな。ぎこちない感じがしたよ」と、照れくさそうにはにかみながら撮影を振り返った。ルーカスは、父親であるピーターの映画には絶対に出ないと決めていたものの、母親役に決まっていたロバーツから手紙まで添えて直々にラブコールが届いたことで本作への出演を決心したという。また「父からはインスピレーションを受けるし、褒められた事もイライラした事も演技に反映出来た」と、実の父親との間に生まれてくる複雑な感情を演技へと活かせたことを告白している。

 そんなピーターとルーカスの関係について、ロバーツは「しばらく一緒に過ごしたけど、良いチームワークで素晴らしかったわ! 父と息子の関係だから沢山の困難を乗り越えてきたのね」と語り、妹役を演じたキャスリン・ニュートンも「互いを信頼し尊敬していたわ」とコメントしている。

 ピーターは、実際の現場では困惑もあったことを振り返りながら、「撮影に入って3日目でしたが、僕の方が、この作品を監督することは怖くないが、息子の期待に応えられないことが怖い、と自覚したんです。失望させてしまう、と。ただ、意識すべき一番大切なこと、それは作品であって、自分の恐れ、自尊心なんかよりよほど大きなものを見ていれば、人は誰もが偉大なことを達成できる。我々にも、何日かはそういう日があったように思っています」と、親子だからこその恐怖心やジレンマを乗り越えるという初の経験が、本作を自身のキャリアの中でも特別な作品にしたことを明かしている。 (リアルサウンド編集部)