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トム・クルーズがMAPPA展に来場! アニメーター平松禎史との対談も実現

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本日劇場公開を迎えた映画『DIGGER/ディガー』のプロモーションのため来日したトム・クルーズとアレハンドロ・G・イニャリトゥ監督が、アニメーションスタジオMAPPAの設立15周年を記念した展覧会『MAPPA EXPO 15th Anniversary』に来場。『呪術廻戦』『チェンソーマン』『進撃の巨人 The Final Season』をはじめ、MAPPAが手がけてきた作品の世界観や表現を体感できる展示を巡った。会場では、数々のアニメーション作品に携わってきたアニメーター平松禎史とのクリエイター対談も行われ、映画とアニメーション、それぞれの視点から作品づくりについて意見を交わした。

展示エリアに足を踏み入れたふたりは、展示物の数や大きさに圧倒された様子を見せた。クルーズは「本当に素晴らしいです。楽しみにしていました」と興奮気味に語り、イニャリトゥ監督も「息子がMAPPAの作品の大のファンなんです」と笑みをこぼしながら明かした。

最初にふたりが訪れたのは、『呪術廻戦』の展示エリア。1枚1枚丁寧に描かれた原画を前に、その繊細な描写に食い入るように視線を注いだ。クルーズが平松に「手作業はどれくらいですか?」と問いかける場面もあり、平松がアニメーターとして紙と鉛筆で育ってきたことを話すと、イニャリトゥ監督からも「1話を作るのに関わるスタッフの人数は?」と質問が飛んだ。クルーズから「若いアニメーターは今も手描きなんでしょうか? それともデジタルが多いのでしょうか」と尋ねられた平松は、「若い世代はデジタルが多いですが、紙から始めることも重要だと思っています」と回答。するとクルーズは「同感です。よりアーティスト性を感じますね。それは録音も同じで、アーティストの声が残りますよね」と深い共感を示した。

続いて足を運んだのは、劇場版『チェンソーマン レゼ篇』の展示エリア。世界を席巻する同作の象徴的なキャラクター・チェンソーマンのオブジェを背に、平松とのクリエイター対談が行われた。一足先に『DIGGER/ディガー』を鑑賞した平松は、「面白いだけじゃなくて、ディテールがとても深いと感じ、もう一度観させてくださいとお願いして、2度観ました。カメラ、色彩、音楽と効果音。それからトムさんの演技も素晴らしくて、映画じゃないと観られないという気持ちになりました」と絶賛した。

その言葉を受けたクルーズは、「現場のセットで細部までこだわり抜いて撮影した映像を大スクリーンで観ると、その“フレームの奥行き”によって、まるで3D映像かと思うほどの凄まじい立体感が生まれるんです。また、イニャリトゥ監督は、音楽と効果音に1年かけました。驚くことに効果音は、実際に動物の鳴き声を使ったんですよ」と撮影現場のこだわりを明かした。

イニャリトゥ監督も平松の言葉に「平松さんの感受性があるから私たちが何を描きたいのか理解してくださって、報われました」と感動した様子を見せ、「本作は撮影前に全てコンセプトを固めました。スタジオに3つの壁を設置して、本編のカメラとレンズを持ち込み撮影したものを絵コンテのように使用しました。さらにそこから照明も作り上げていきました」と本作の制作手法について説明した。

イニャリトゥ監督はさらに、本作とアニメーション制作との共通点についても熱く語った。「本作の作り方はアニメーションと似ていると思います。アニメーションは、キャラクターデザインだけじゃなく、道や家など、その背後にある世界観を作り上げる必要がありますよね。本作は、屋外では一切撮影を行っていません。この映画の世界に出てくる全ては、キャラクターたちの文脈を表現するものでなければいけない、そうやって作り上げました。全てのシーン、全てのコマを、アニメーションと同じように作り上げていきました」。

平松からこれまでのイメージとは異なる主人公ディガー・ロックウェルへの挑戦について問われたクルーズは、「本作は最も独創的な映画だと思います。このようなキャラクターは映画史上、見たことがありません。だからイニャリトゥ監督と一緒に作ることができて、このキャラクターを演じることができて光栄でした」と答えた。

対談の締めくくりには、平松が『DIGGER/ディガー』から受けた刺激をもとに自ら手作業で描き下ろした、主人公ディガー・ロックウェルのイラストをふたりへ贈呈。クルーズは「平松さんが描かれたんですか?」とうれしいサプライズに感激しながら、平松と固い握手を交わした。イニャリトゥ監督も「ありがとう」と日本語で感謝を伝えた。

イラストに添えられた“There is TRUTH within a LIE(ウソの中にホンモノがある)”というメッセージに目を留めたふたりは顔を見合わせ、大きな反応を見せた。クルーズとイニャリトゥ監督は「これこそが、この映画のテーマなんです」と口を揃えた。イニャリトゥ監督はさらに「若い世代にこそ、特に観てほしいです。リアリティの見方を、ミスリードされないように、分かってほしいんです」と本作に込めた思いを呼びかけた。

対談後もふたりは会場内を巡り、映像と立体美術を組み合わせて『進撃の巨人 The Final Season』の世界を表現した展示の大きな見どころである「地鳴らし」の展示などを熱心に鑑賞。作品ごとに異なる表現や、アニメーションの世界を現実の空間へ立ち上げた展示を細部まで見て回り、日本のアニメーションとMAPPAのものづくりに触れる特別な時間を締めくくった。最後に展示の感想を聞かれたクルーズは「I love it!」と大満足の様子で会場を後にした。

<作品情報>
『DIGGER/ディガー』

公開中

公式サイト:
https://digger-movie.jp/

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