『種と根っこ―都市の耕し方』東京オペラシティアートギャラリーで 10人のアーティストと探る都市における自然とのつながり
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浅野友理子 《土の戯れ》 2024年 作家蔵
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すべて見る都市に生きるなかで自然とのつながりを見直す『種と根っこ―都市の耕し方』が10月17日(土)より東京オペラシティ アートギャラリーで開催される。
都市の隙間にも外来種や自立的な植生、コンクリートやプラスチックと共生する生物など、形を変えて生き延びる自然や生態系が見つけられる。風に運ばれ、たどり着いた場所で根を伸ばし、養分をくみ取る植物のように、わたしたち人間も抗うのでも回帰するのでもなく、変化をゆるやかに引き受けていけないか。植物や土、水、生態系、循環などをテーマとするアート作品を通じて、そのような生き方を模索する。

参加アーティストは10人。例えば、浅野友理子は、さまざまな土地を訪ね、その地域で受け継がれてきた食文化や植物の利用のされ方をリサーチし、記録するように描く作家だ。最近では、埼玉県東松山市にある「デイサービス楽らく」で行われているアーティスト・イン・レジデンス・プログラムに参加し、版画制作を介したケアにまつわるプロジェクトにじっくり取り組んだ。一方、西條茜は、やきものや吹きガラスがもつ空洞と身体性とのつながりを見出し、造形物と身体が呼応するパフォーマンスを実践する。

今展には多彩な領域・ジャンルが集結。ファッションレーベル「writtenafterwards」の山縣良和は、ファッションの再生や循環を試み、古着や土に還る天然素材を再構築し、ものが持つ記憶や時間の体積をアートに昇華させる。建築家の板坂留五(いたさか・るい)は、主体性を押し出すことなく、環境の断片を調和させる設計に特色がある。

さらに、自然環境や都市空間の中にある、見えるもの/見えないものを含む多様な存在との関係性を探る保良雄(やすら・たけし)、羊毛を使い、じゅうたんに用いられるタフティングという技法で平面作品を制作する䑓原蓉子ほか、岩名泰岳、今村文、加藤美佳、鈴木初音の作品が響きあう。土に張り巡らされた根を手繰り寄せるような体験となりそうだ。


<開催情報>
『種と根っこ―都市の耕し方』
会期:2026年10月17日(土)~12月20日(日)
会場:東京オペラシティ アートギャラリー
時間:11:00~19:00(入場は~18:30)
休館⽇:月曜、11月24日(火)(ただし11月23日(月・祝)は開館)
料金:⼀般1,800円、大・高生1,100円、中学生以下無料
公式サイト:
https://www.operacity.jp/ag/
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