和田雅成×髙橋大翔が振り返るラブシーンの思い出「大翔との信頼関係があったからできたシーンだった」
映画
インタビュー
(撮影/米玉利朋子)
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あの危険で濃密な男たちの愛が帰ってくる。
“情に厚い若頭×密命を背負う組員”という極道二人によるヤクザBLで熱狂を巻き起こした『あなたを殺す旅』のSeasonSeason2が決定。“夫婦”となって穏やかな日々を過ごしていたはずの片岡(和田雅成)と小田島(髙橋大翔)は、ある1本の連絡をきっかけに極道の世界に舞い戻る。
FODの配信から地上波放送、さらに再編集版劇場公開と“アナコロ組員”たちの支持を受け、着々とスケールを広げてきた本作。待望の続編を前に、W主演を務める和田雅成と髙橋大翔も自信の表情を浮かべる。再び始まった波乱の旅は、愛し合う二人をどこへ連れていくのだろうか。
和田さんとはバチバチな関係です

――『あなたを殺す旅』のSeason2がいよいよスタートします。
和田 素直にうれしいです。2ができるというのは、それだけ観てくださった方の反響があったからだと思うので。
髙橋 Season2という、そういうイベントというか、催し自体、初めてだったので。
和田 催しって言い方面白いね(笑)。
髙橋 なんて言ったらいいの? Season2みたいな出来事?
和田 出来事!(笑)
髙橋 事象?が初めてだったので、ドキドキしてましたし、みなさんの期待に応えられるだろうかという不安や緊張感もありました。
――Season1の撮影が終わってからSeason2の撮影が始まるまでの間、お二人の間で個人的なやりとりはあったんですか。
和田 インスタライブをやったり、取材していただいたりっていうのがあったので、なんだかんだ1ヶ月に1回ぐらいは会ってたんじゃないかな。僕らはプライベートで仲良くご飯行って写真撮ろうとか、そういうスタイルでもないので。
髙橋 はい。バチバチな関係でやらせてもらっています。
和田 どういうことやねん(笑)。そんな険悪な仲でなんでSeason2やれたんだよ。
――じゃあ、その間に和田さんの舞台を髙橋さんが観に行くということも特になく。
髙橋 言い方が良くないですよ、それ!(笑)
和田 僕はたくさん舞台に立たせていただきましたが、一つも観には来ませんでした。スタッフさんたちはお花を贈ってくださいましたけど、彼からは何も(笑)。
髙橋 あれ? 見てないんですか。劇場周りの花壇。
和田 植えた? 花植えた?
髙橋 あと、水やりとゴミ拾いも。綺麗だったでしょ?
和田 やってくれたんだ。だから綺麗だったんだ〜。
髙橋 はい。見えないところで(笑)。
「ウケるから」というだけのラブシーンにしたくなかった

――Season2をやって、改めて相手のカッコいいところや可愛いところを再発見することはありましたか。
和田 小田島は柔らかくなった気がしますね。1はもっと目がギラッとしていたんですけど、今回は愛らしいなという表現がしっくり来る場面が何度もありました。
髙橋 片岡はSeason2のほうが感情の揺れがより見えるようになりましたよね。Season1でもあったのですが、そういうところを片岡は見せようとしなかった。でも、Season2ではそこも見せるようになった分、片岡という人間がわかりやすくなったし、可愛く見えるんじゃないかなと思います。
――片岡と小田島の関係性もより“夫婦”らしくなりましたか。
和田 そうですね。3年一緒に沖縄で暮らしているという前提があるので。そこの一発目の持っていき方はどうしようかなっていうのはちょっと考えました。
髙橋 あんまりあざとくならないようにしたいなと思っていました。二人にとっては一緒にいることがもう当たり前。それが片岡と小田島の“夫婦”の形なんですよね。変に計算して仲良く見せるというより、普段の僕らの感じをそのまま生かせればなと。
和田 あと、1と2の違いでいうと、ラブシーンの持っていき方ですね。1のときは物語の流れの中にラブシーンがあって、なぜ二人がそうなるのかが明確だった。2はもう心が通い合っている分、なぜここでラブシーンが入るのか、ちゃんと理解してやらないと、「単にこういうシーンがあったほうがウケるから」になっちゃう気がして。そうは見せたくなかったので、ラブシーンに辿り着くまでの気持ちの積み上げ方というのは意識するようにしていました。

髙橋 和田さんはそういうロジックをめちゃくちゃ大切にする役者さん。そこは一緒にやっていて勉強させていただく部分ですし、和田さんの一つひとつのシーンへの取り組み方はすごく参考にさせてもらっていました。
和田 特に今回はクランクインのシーンが、最終話のラブシーンだったんですよ。
髙橋 そうなんですよね。正直、どう気持ちを持っていくかみたいな話ではなくて。
和田 その前のシーンで自分たちがどういう気持ちになっているかは想像でしかない。これが続編ではなく新作で、しかも初めましての相手とだったら、成立させるのは難しかったと思います。でも、僕たちには1で積み上げてきたものがある。あれは大翔との信頼関係があったからできたシーンだと思う。
髙橋 本当にそうだと思います。僕がこういったら和田さんはこう受け止めてくれるだろうという安心感があったし、逆に和田さんもきっとこういう感じで来てくださるだろうなというイメージもなんとなくあった。そこはもうSeason1をやっていたおかげですし、これがSeason2の醍醐味なんだなと思いました。
和田さんはお世話するより、されてるほうが想像がつく

――では、ここからはお二人の人柄に迫ってみたいと思います。相手がピンチのときに身を張って守ってくれそうなのは和田さんですか。髙橋さんですか。
和田 絶対俺です。
髙橋 いいえ、俺です。
――ちょっと根拠を示してください。
和田 えー。
髙橋 やっぱり男気の差じゃないですか。
和田 なんで俺がないことになってるんだよ(笑)。あるだろ! でも、実際本当にピンチになったらどうするんだろうね。
髙橋 たとえばってことですよね。車が来た。和田さんが轢かれそうです。……やばーい!(と、口の前で手でメガホンをつくる)
和田 叫ぶだけかよ!(笑) 全然男気ないじゃん。守りにいかないと。
髙橋 え? じゃあ和田さんならどうします? 車が来た。僕が轢かれそうです。
和田 あぶなーい!(と、口の前で手でメガホンをつくる)
髙橋 いかないじゃん(笑)。とりあえず二人とも声だけは出します(笑)。

――では次の質問です。相手の身の回りのお世話をするのが上手そうなのは和田さんですか。髙橋さんですか。
和田 相手のお世話か〜。
髙橋 これは僕です。家事全般得意ですし。和田さんは、そういうのをしてあげてるよりも、されてる姿のほうが想像がつきやすいかな。
和田 それはそう。でも別に、正直、お世話されたいともしたいとも思わないかもしれない。お互い自分のことは自分でやるスタイルが理想なんですよね。たとえば、洗濯物だって畳み方が違うとかで文句が出るくらいなら、自分のは自分でやっちゃったほうがいいじゃないですか。
髙橋 僕は黙って相手の分も綺麗に畳みますよ。
和田 じゃあさ、畳み方が違うって言われたらどうするの?
髙橋 (甘い声で)「ごめんね、次からそうするね」
和田 うわ〜、なんかやだな!(笑) あざとい(笑)。
――では、愛情表現がストレートそうなのは和田さんですか。髙橋さんですか。
髙橋 それは和田さんです。
和田 確かに。俺かもしれない。
髙橋 少なくとも俺ではないです。
和田 彼はね、自分の気持ちを表に出すタイプじゃないので。こっちが察しないといけない。
髙橋 ツンデレなんで(笑)。
和田 ツンデレじゃねえよ。ただ面倒くさいだけだよ(笑)。確かにそれで言うと、俺のほうがわかりやすいかもしれないですね。この人が好きだっていうのはすごいわかりやすいと思います。
髙橋 現場で見ててもわかりやすいなと思います。
和田 どういうことやねん。そう言われたら、俺がめちゃめちゃ現場でいやらしい目で人を見てるみたいだろ。そんなことねえわ!(笑)
Season1のときはプライドとプライドのぶつかり合いだった

――では、頭がカタそうなのは和田さんですか。髙橋さんですか。
和田 これはどっちもカタいと思います。
髙橋 そうですね。カタいほうだと思います。
和田 そこはお互い自覚があるよね。
髙橋 お芝居やってるとわかりますよね。ぶつかるわけじゃないんだけど、なんて言ったらいいんだろう。
和田 お互いのスタイルがしっかりあるというか。台詞を交わした瞬間にわかるんです、そういう譲れないものみたいなのが。1のときはもっとバッチバチというか、プライドとプライドのぶつかり合いみたいなところがあったけど、2になってそこをお互い許容できるようになった感じはしますね。
――そこのぶつかり合いがSeason1の片岡と小田島を演じる上ではプラスに働いた気がしますね。
和田 本当にそうなんですよ。
髙橋 確かに。
和田 だから、あえてそうしてた部分もあった気がしますね。
――今回、物語は沖縄からスタートしますが、沖縄で過ごすならアクティビティを存分に楽しみたい派ですか。優雅にリゾート気分を満喫したい派ですか。
髙橋 優雅にリゾートですね。
和田 俺もそうかも。
髙橋 アクティビティは疲れちゃって楽しいって気持ちにならない。
和田 わかる〜。旅行って疲れたくないよね。わかるわ〜。
髙橋 いかにゆったりできるかが旅行の醍醐味だから。
和田 もちろん一緒に行く人がやりたいって言ったらやりますけどね。
髙橋 海に潜りたいと言われたら潜るし、空を飛びたいって言われたら飛びますよ。
和田 ただ、どっちかと言えば、ゆっくりしたい(笑)。
髙橋 タコライス食べて、ソーキそば食べて、夜は飲んで寝たいですね。
和田 わかる。最高。


――では最後の質問です。Season2では「幸せ」という言葉がキーワードとして登場します。お二人は、オフの日のなんでもないゆったりした時間と、びっしりスケジュールが埋まって忙しいとき、どちらにより幸せを感じますか。
和田 びっしりスケジュールが埋まってるほうですね。
髙橋 僕もです。
和田 仕事してないときって、いらない思考回路が回りまくっちゃうので。僕の人生最大の目標は売れること。そこに向かってると感じるときのほうが幸せを感じます。
髙橋 まったく一緒です。その渦中にいるときは幸せとは感じないかもしれないけど、めちゃくちゃハードなスケジュールをこなした日の帰り道とか、充実した気持ちになりますね。
和田 わかる。「やったー!」って感じするよな。
髙橋 めっちゃいい芝居できた日の帰り道とか、「気持ちよかった!」ってなります。
――ということは、お二人はまだまだお休みはいらなさそうですね。
和田 いや、ほしいです(笑)。
髙橋 適度にほしいです(笑)。
和田 ちょうどいいバランスがね。でもこの仕事をやってると、ちょうどよくなんかないんだろうなとも思う。
髙橋 そうなんですよね。0か100なら、僕は100を選びます。馬車馬のようにヒヒーンと働きます!
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<作品情報>
『あなたを殺す旅 Season2』(全6話)
10月8日(木) 20時よりFODで#1(無料)、#2独占配信開始
以降、毎週木曜日20時最新話配信
■出演
和田雅成、髙橋大翔
遊屋慎太郎 寺中敬輔 南出凌嘉 / 弓削智久 中林登生 工藤俊作 八神 蓮
袴田吉彦 松本大輝 ほか
撮影/米玉利朋子、取材・文/横川良明
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