DREAMS COME TRUE、ドラマ『救命病棟24時』主題歌「サヨナラとバトン」配信開始 制作秘話を明かすライナーノーツも公開
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DREAMS COME TRUE © DCT entertainment, Inc. / Photo:Mikio HASUI
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すべて見るDREAMS COME TRUEが、フジテレビ系月9ドラマ『救命病棟24時』の主題歌として書き下ろした新曲「サヨナラとバトン」の配信を開始した。あわせて、楽曲の制作背景に迫るライナーノーツも公開された。
『救命病棟24時』は、江口洋介と松嶋菜々子がダブル主演を務める医療ドラマ。1999年の第1シリーズから2013年の第5シリーズまで、すべてのシリーズでDREAMS COME TRUEが主題歌を担当しており、13年ぶりに復活した第6シリーズでも新曲を書き下ろした。
公開されたライナーノーツでは、吉田美和が楽曲制作時の心境について「この曲に向かっているときは、心のなかでじっと正座をしているような感じでした」とコメント。シリーズを重ねるごとに高まる期待とプレッシャーのなかで生まれたメロディーと歌詩が、ドラマのテーマと結びついていたことが明かされている。
また、中村正人は、今回のドラマのテーマをあえて吉田に伝えていなかったといい、「『救命病棟24時』はシリーズごとに言語化されたテーマがあって、もちろん今回もあるんですけど、それをあえて僕は吉田には伝えてなかったんですよ。そしたらそのフレーズが出てきたっていうので、もう驚きを通り越して感動しちゃいましたね」と語っている。
「サヨナラとバトン」は、アコースティックギターを中心としたミドルテンポの楽曲。喪失をテーマに、後悔や痛み、悲しみ、そして希望へと移り変わる感情を描いている。ライナーノーツでは、これまでのシリーズ主題歌へのオマージュが盛り込まれていることにも触れられている。
「サヨナラとバトン」ライナーノーツ
8月26日(水)午前5時、ドラマ『救命病棟24時』の最新シリーズが10月12日(月)21:00からスタートするという第一報が発表された。すぐさまドラマに関わる多くのワードがSNS上でトレンド入りし、大きな盛り上りを見せた。
ドラマそのものが前シリーズから13年ぶりであることやキャストに関する話題などが注目を集めるなか、もうひとつのトピックがネットをざわつかせていた。それが、主題歌についてだった。
「今回も絶対ドリカムだよね?」
1999年に放映された第1シリーズから2013年の第5シリーズまで、これまで放送されてきた全てのシリーズの主題歌を務めてきたのがDREAMS COME TRUEで、もはや『救命病棟24時』とドリカムの音楽はセット、という認識が多くの視聴者の間で常識になっていることの証だった。
ドラマの発表、そして世間の反応を受けた形でDREAMS COME TRUEの公式YouTubeにアップされたのが、「『救命病棟24時』再動記念『救命病棟24時主題歌5曲メドレー』」だった。これは、「史上最強の移動遊園地 DREAMS COME TRUE IN WONDERLAND 2023」のアンコールで実現したもので、「朝がまた来る」「いつのまに」「何度でも」「その先へ」「さぁ鐘を鳴らせ」の5曲をドラマのシリーズ順に披露していった、ファンの間ではいまだに語り草となっている“伝説のアンコール”だ。
およそ17分に及ぶこの動画の反響は大きく、公開直後からもの凄い勢いで再生数も回った。この時点ではまだ主題歌がどうなるのかという発表はなかったものの、これはドリカムで決まりだろ、というファンの期待は膨らんでいった。
果たして、最新となる第6シリーズもDREAMS COME TRUEが主題歌を書き下ろすことが決まった。楽曲が発表される前から「名曲決定」の宿命を背負っている新曲のタイトルは「サヨナラとバトン」。この曲の制作に入るにあたって必要だった覚悟を吉田美和がこんな言葉で語ってくれた。
「この曲に向かっているときは、心のなかでじっと正座をしているような感じでした」
シリーズを重ねるごとに高まっていく期待感がそのままプレッシャーとなってのしかかっていき、今回もまた凄まじいものがあったのだという。そうやって集中した先に聴こえてきたメロディーがサビにもなっている冒頭の〈二度と会えなくなるとは知らずに 雑なサヨナラしかしてないや〉というフレーズだった。歌詩も丸ごと降りてきたそうだ。それは吉田にとっては珍しいことではないが、驚かされたのがそのメロディーと言葉が、今回のドラマのテーマとしっかり結びついていたことだ。
そのことに中村正人は驚きを隠せなかったと言う。
「『救命病棟24時』はシリーズごとに言語化されたテーマがあって、もちろん今回もあるんですけど、それをあえて僕は吉田には伝えてなかったんですよ。そしたらそのフレーズが出てきたっていうので、もう驚きを通り越して感動しちゃいましたね」
オーガニックなテイストを軸にミドルテンポで展開される「サヨナラとバトン」は、バラードでもメロウでもダンスビートでもアッパーでもない。普段の会話のように寄り添ってくれる親近感が心地よい。細かなこだわりは随所に散りばめられつつ(よく聴くと、これまでのシリーズ主題歌のオマージュがいくつかある)、シンプルなリズムにアコースティックギターが重なり、ベースとシンセがサウンドを支えている。なかでもやはり言葉とメロディーの関係が秀逸だ。
イントロコーラスにもなっているサビのメロディーでは「後悔」を、ヴァースでは「痛み」を、ミドルエイトでは「悲しみ」を、そしてラスサビ前のメロディーでは「希望」を、喪失という大きなテーマに感情のグラデーションをつけて表現している。そして重要なポイントは、立ち直れないほどの喪失を安易に癒し美化しようとはしていないという点だ。
〈このサヨナラもまたバトンだと わかってるけど でもいやなんだよ〉
心の奥に残り続けるざらついた「後悔」や、それでも変わらず進んでいく現実から剥がれ落ちる「痛み」や、誰にも共有できない私だけの「悲しみ」は、それが私個人のものであればあるほど誰かにつながっているという着地点こそが「希望」となる。だからラスサビ前のメロディーでは男女混声のコーラスが大きな意味を持って迫ってくる。どうしようもない喪失感を乗り越えるということは、ある意味で自分自身にとことん向き合うことなのだと、この曲は語りかけるように教えてくれる。
そしてそれと重なるのが、先に触れた吉田美和がこの曲を制作している間、「心のなかでじっと正座して」いたという言葉だ。
大きなプレッシャーのなか1曲を生み出す過程そのものが楽曲のなかで展開される世界と重なり、そしてそれがドラマのテーマともリンクしていったのは、意図しない偶然なのだとは思う。けれど、何もかもがあるべきところにきちんと収まっていくような物事のありようは、やはりこの曲が宿命的に持っている必然であり、この曲が描き出している品格なのだ。
その必然と品格とは、「私」を突き詰め、さらけ出すことで、ようやく「あなた」に辿り着けるという道筋のことだ。「朝がまた来る」から5曲をかけて紡いできた道筋があるからこそこの曲が生まれた。ドラマ『救命病棟24時』シリーズの新しい主題歌「サヨナラとバトン」は、「あなた」のものになることを運命として待っている。
Text:谷岡正浩
<リリース情報>
DREAMS COME TRUE「サヨナラとバトン」
10月13日(火)配信リリース
フジテレビ系ドラマ『救命病棟24時』主題歌

配信リンク
https://dreamscometrue.lnk.to/sayonara_to_baton
<番組情報>
フジテレビ系ドラマ『救命病棟24時』
毎週月曜21:00放送
主演:江口洋介、松嶋菜々子
主題歌:DREAMS COME TRUE「サヨナラとバトン」

DREAMS COME TRUE オフィシャルサイト
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