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『竹久夢二 時代を創る表現者』東京国立近代美術館で 《黒船屋》など約500点でマルチクリエイターの全貌を展観

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竹久夢二《黒船屋》 1919(大正8)年 竹久夢二伊香保記念館

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画家、詩人、ジャーナリスト、デザイナー、イラストレーターなど、いくつもの顔をもつ表現者として、明治末から昭和初期にかけて活躍した竹久夢二(1884–1934)。大正ロマンを象徴する芸術家・夢二の多彩な作品群を紹介する大規模な回顧展が、10月23日(金)から2027年1月11日(月・祝)まで、竹橋の東京国立近代美術館で開催される。

竹久夢二《秋のいこい》 1920(大正9)年 夢二郷土美術館

17歳になる夏に岡山から上京し、新聞や雑誌のための絵や文章を手がけ始めた夢二は、その新鮮な視点と素朴な絵の親しみやすさで人気を博し、とりわけ細身な姿と大きな目が印象的な独特の女性像が「夢二式」と称され、若者たちから絶大な支持を集めた。以後、雑誌や詩画集、絵葉書、展覧会などを通じて作品を発表するほか、暮らしを彩る日用雑貨のデザイン、子どものための本や雑誌づくり、流行歌「宵待草」の作詩、関東大震災の記録など、時代をリードする仕事を展開。幅広いジャンルで、アートとメディアを横断する先駆的なクリエイターとして活躍した。

竹久夢二《榛名山賦》 1931(昭和6)年 竹久夢二伊香保記念館

今回の展覧会では、その多岐にわたる仕事の全貌に迫るため、全国の夢二コレクションが結集する。竹久夢二伊香保記念館、岡山の夢二郷土美術館、金沢湯涌夢二館、東京・文京区の竹久夢二美術館、千代田区の「龍星閣竹久夢二コレクション」に加え、各地の美術館や個人コレクターから出品される作品と資料は、総数約500点にも及ぶ。日本画や油彩画、木版画、スケッチ、多種多様なデザイン、スクラップブックなど、多彩な作品が一堂に会するのが本展の大きな見どころ。夢二の最高傑作として名高い《黒船屋》が、約40年ぶりに東京で展示されるのも注目されるところだ。

竹久夢二 千代紙「桜草」(港屋版) 1914–1916(大正3–5)年 竹久夢二伊香保記念館

同展のもうひとつの見どころは、夢二のレトロモダンなデザインが一挙に並ぶこと。本の装幀、雑誌や楽譜の表紙、ポスターなどのグラフィックデザインから、千代紙、絵封筒、手拭い、浴衣、半襟などの日用雑貨やファッションまで、大正時代の人々を魅了したそのデザインは、100年以上経った今も色褪せることはない。「美術」という枠を超えて流行を生み出した表現者・夢二の、時代を超えた魅力を余すことなく堪能したい。

竹久夢二 セノオ楽譜 No. 106『待宵草』 1921(大正10)年[1918年 初版] 千代田区(龍星閣竹久夢二コレクション) ※前期展示:10/23(金)~11/23(月・祝)
竹久夢二 半襟図案原画[赤い実と小鳥] 1914–1916(大正3–5)年 竹久夢二伊香保記念館
竹久夢二『婦人グラフ』第3巻第5号(国際情報社) 1926(大正15)年5月1日 竹久夢二伊香保記念館

<開催情報>
『竹久夢二 時代を創る表現者』

会期:2026 年10月23日(金)~ 2027年1月11日(月・祝)
[前期]2026年10月23日(金)~ 11月23日(月・祝)
[後期]2026年11月25日(水)~2027年1月11日(月・祝)
※キャプションに前期後期の記載がない作品は通期展示。
会場:東京国立近代美術館 1F企画展ギャラリー
休館日:月曜(※ただし11月23日、1月11日は開館)、11月24日(火)、年末年始(12月28日~1月1日)
開館時間:10:00 ~17:00(金曜・土曜は10:00 –20:00) ※入館は閉館の30 分前まで
料金:一般2,100円、大学生1,200円、高校生700円
公式サイト:
https://yumeji2026-28.jp

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