芸術なしの“芸術家入門”、ブルドッキングヘッドロック30回記念公演が開幕
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ブルドッキングヘッドロック 第30回記念公演「芸術家入門の件」より。(撮影:保坂萌)
ブルドッキングヘッドロック「芸術家入門の件」が、5月18日に東京・吉祥寺シアター開幕した。
喜安浩平が作・演出を手がける本作は、ブルドッキングヘッドロックの第30回記念公演。創作に迷い、鳴かず飛ばずのとある芸術家(有馬自由)は、大金とわずかな名声のために新しい依頼を引き受けるが、製作は一向に進まない。追い詰められた芸術家は、街の片隅に“芸術家入門”の看板を発見し……。
開幕に際し喜安は、「芸術家志望の方なら見逃す手はありません」「ただし、ここに芸術はありませんが」とコメントしている。上演時間は休憩なしの約2時間30分。公演は5月26日まで。
喜安浩平コメント
芸術家志望の方なら見逃す手はありません。
私自身、客席で何も知らずに観劇できないことが残念でなりません。
立ち上がる芸術的な「なにか」をぜひ目撃してください。
これは、こればかりは、劇場で目の当たりにする以外にありません。
ただし、ここに芸術はありませんが。
ブルドッキングヘッドロック 第30回記念公演「芸術家入門の件」
2019年5月18日(土)~26日(日)
東京都 吉祥寺シアター
作・演出:喜安浩平
出演:永井幸子、佐野大樹 / 葛堂里奈、高橋龍児、橋口勇輝、竹内健史、はしいくみ、小笠原健吉、猪爪尚紀、岡山誠、寺井義貴、浦嶋建太、篠原トオル、山口かほり、鳴海由莉、平岡美保、山田桃子、喜安浩平 / 石井エリカ、うらじぬの、小林義典、山脇唯 / 橘花梨、有馬自由
※高橋龍児の「高」ははしご高が正式表記。