メガテラ・ゼロが語る“ドラゴンボール愛”── 30キロのランニングから生まれた『ドラゴンボール超 ビルス』オープニング主題歌「オノガミ」の制作秘話
音楽
インタビュー
メガテラ・ゼロ
続きを読むフォトギャラリー(9件)
すべて見るText:兵庫慎司
鳥山明が原作・ストーリー・キャラクターデザインを手掛けるアニメ『ドラゴンボール超』の“エンハンスド版”となる『ドラゴンボール超 ビルス』の放送が、フジテレビ系全国ネットにて、10月11日23時15分からスタートした。今回のエンディングテーマはビッケブランカが書き下ろした「完璧のペキ」、そしてオープニング主題歌はメガテラ・ゼロが書き下ろした「オノガミ」。ネット発のシンガー・ソングライターとして、そのシーンで絶大な支持を集めているクリエイターだが、アニメ関係のタイアップは二度目で、しかも今回は、世界各国で愛され続ける、日本発の巨大コンテンツ『ドラゴンボール』である。「人生と生活の中にずっと『ドラゴンボール』がある」と言うほど、自身も幼い頃から愛し続けてきたこの作品に、いかに向き合ったのかを言葉にしてもらった。
── そもそも『ドラゴンボール』はお好きだったんですよね。
メガテラ・ゼロ はい。やっぱり小さい頃から……気がついたときには、アニメを観ていましたし。あと、ファミコンの頃から、『ドラゴンボール』のゲームが出ていたじゃないですか。僕はプレイステーション2からですけど、ゲームもずっとやっていたし。
── 好きなアニメやゲームは、きっとほかにもあったと思うんですけど……。
メガテラ・ゼロ ありましたけど……もちろんほかのアニメも、いいところはたくさんあるんですけど、『ドラゴンボール』が特に好きだったのは、わかりやすく「身体、鍛えようかな」って思わせてくれたっていうか。とりあえず強くなれば大丈夫だ、みたいな。だから、いまだにモチベーションのために『ドラゴンボール』を観るんです。観ると「ジムに行って鍛えなきゃ」っていう気持ちになるので。子供の頃、サッカーをやっていたので。『ドラゴンボール』を観たら……空は飛べなかったんですけども、サッカーをやっていると、身体と身体が当たったりもするじゃないですか。そのために鍛えなきゃな、とかは、『ドラゴンボール』がそう思わせてくれていた、っていうか。
──『ドラゴンボール』を観て、「ジムに行って身体を鍛えよう」となる、ということは、今でもしょっちゅう観ているんですね。
メガテラ・ゼロ はい。人生と生活の中にずっと『ドラゴンボール』がある、というか。特に、大人になってからは、配信でいつでも観れるじゃないですか。昔だったら、ビデオテープを出して、デッキに入れないと観れなかったけど、今はそれこそランニング中でも、止まって、スマホでちょっと観て、また走って、とか。そんな便利な時代になっちゃったんで、今の方が観ていると思います。


── そういう作用をもたらしてくれる作品は、『ドラゴンボール』のほかにもあります?
メガテラ・ゼロ ほかだと、『グラップラー刃牙』と、『ケンガンアシュラ』と、『はじめの一歩』と、『あしたのジョー』。闘うっていうのが、いちばんボルテージが上がるというか。筋トレするなら、やっぱりそういうのが……もう、「観る筋トレ」みたいな感じですね。
──『ドラゴンボール』と『はじめの一歩』って、闘うシーンと同じくらい、修業のシーン、練習のシーンが重要ですよね。
メガテラ・ゼロ そうそう。「精神と時の部屋」に入っているところとか、『はじめの一歩』だったら、減量しているところまで見せたりとか。すぐに試合じゃない、それまでの過程をちゃんと見せる、っていうのも、またいいところなんですよね。
── 今回の曲は、プレゼンに出すところから始まったんでしょうか。
メガテラ・ゼロ そうです。レーベルのスタッフに「今度『ドラゴンボール』のアニメがあるんだけど、曲を出してみますか?」って言われたんで、すぐ曲を作って送って。そしたらすぐ返事がきたみたいで、「ちょっと一回会いに行きましょう」と。僕としては、ほんとに当たって砕けろのつもりだったんで、両手を挙げて「やったあ!」じゃなくて、「え? だまされてないか?」みたいな感じで(笑)。
── 最初に出したのは1曲だったんですか?
メガテラ・ゼロ 最初はそうです。それがけっこうさわやかな曲だったんですね。アニメスタッフの方と会って話をしたら、もっともっと闘っている感じの曲を聴いてみたいです、と言っていただいて、「すぐ作って来ます」って。すぐ帰って、作って、送って、というやりとりで、何曲か聴いてもらった中で、「オノガミ」を選んでいただけた、っていう。『ドラゴンボール』って、自分が生まれるより前からやっているわけですから。ある意味、人生の先輩なわけなんですよね。それにあとから入らせてもらう、みたいな感じなんで。だから、決まったのはすっごいうれしかったけど、「うれしいだけで終わったらラクだったなあ」っていう感じですね。
── (笑)。
メガテラ・ゼロ プレッシャーもありますし……言葉にできないですよね。すごいところに入っちゃったなあ、という気分にはなっています(笑)。
──「もっと闘っている感じの曲を」というリクエストを受けたあとは、どんな感じで作っていったのでしょうか。
メガテラ・ゼロ それはもう、『ドラゴンボール』のことしか考えてなかったんですけど……でも、『ドラゴンボール』っぽくするには? とか、考える必要はなくて。『ドラゴンボール』はこれ! というイメージがしっかりあるので。空の上で闘う、『ドラゴンボール』じゃん、海の上で浮かびながら闘う、『ドラゴンボール』じゃん、空も海も越えて、って言ったら『ドラゴンボール』じゃん、という。だから、歌詞としては、すごい作りやすかったですね。
── (笑)。
メガテラ・ゼロ ただ、「かめはめ波」さえ言わなければ。それを言わなければ、入りすぎている感じにはならないかな、っていう、自分の中のブレーキは、あったんですけど。「ここまで言っちゃったらダメだろ」みたいな。
── 作曲の方は、どんなふうに?
メガテラ・ゼロ ランニングをしている途中でメロディーを思いついて、急いで帰って、歌って、っていう感じで。走っていて、すごいアドレナリンが出ている状態で、メロディーを考えているんで。だから、アドレナリンがなくなると、作ったときに何を考えていたのか、わかんなくなるんです。歌詞は、あとで見ても「このとき、こういうことを考えてたわ」ってわかるけど、メロディーに関しては、「なんでこう歌ったん?」っていう感じなんですよね。ただ、そこで出るメロディーは、一個じゃないんですよ。何個か出して、いちばんいいのを選ぶので。だから、いちばん身体があったまっているときに、歌っていて楽しいやつを選ぶ、っていう感じだと思います。
── いつもそうなんですか?
メガテラ・ゼロ そうです。
── すごくフィジカルな作り方なんですね。
メガテラ・ゼロ そうだと思います。ほんとだったら、ずっと筋トレしていたいんですよ、音楽せずに。音楽は大好きなんで、いくらでもできるんですけども、やっぱり筋肉がしぼむ方がつらいじゃないですか?
── 同意を求められても(笑)。
メガテラ・ゼロ 筋トレをやっていないとき、プロテインを飲んでないとき、筋肉がどんどんちっちゃくなっていくんじゃないかっていう、その不安。でも、筋トレしすぎると、筋肉痛で動けなくなるじゃないですか。そこで、「筋肉痛でも筋トレできるよ」って思わせてくれるのが、『ドラゴンボール』なんですよ。
── はあー。あの、そんなに筋トレしているし、そんなに走っているんですか?
メガテラ・ゼロ そうですね。特にこういう「闘っている」っていう要素が強く出る曲のときの方が、より走りますね。普段は、1日15キロとかなんですけど、こういう曲を作るときは、30キロとか、3〜4時間走って、帰って来てそのまま歌う、みたいな。だから、楽曲のインスピレーションについて僕に聞いても、ちゃんとした回答は返ってこないです。ここ(頭)で作ってないから。ライブの前も走りますから。サウンドチェックが終わって、マネージャーにクルマでちょっと離れたとこまで連れて行ってもらって、会場まで走って戻ったり。
── 本番でバテちゃうじゃないですか。
メガテラ・ゼロ いや、走ってやっと身体が起きるっていうか。だから、ライブの前のアップとして、走ってるんだと思います。


── あの、「オノガミ」というワードを考えて、曲名にしたのは?
メガテラ・ゼロ それは、漢字で言ったら「己が身」、要は自分ひとり、ひとつの身体で闘う、という意味なんですけど……今回『ドラゴンボール超 ビルス』、敵がビルスっていう破壊神じゃないですか。なので、カタカナで「オノガミ」にして……「尾の神? シッポがあるのか?」とか、いろんな意味で捉えられるようになったらな、っていうふうに思って。
── ビルスというキャラクターは、どのように捉えています?
メガテラ・ゼロ すごく強くて怖いキャラクターでもあるんだけど……やっぱり個人的には「かわいい」が勝ってるんですよね。たくさん食べる、甘いもの大好き、どこまで行ってもかわいい、っていう。でも、今回のオープニング映像を観ると、そのイメージを覆すような破壊的な強さなので。新しいビルスを観れるんじゃないかなと思って、めちゃくちゃ楽しみですね。オープニング映像は飛ばしますけど、俺は。
── (笑)。なんで!?
メガテラ・ゼロ 恥ずかしくて。自分の声が入ってるってなると。だから、これは書いといてほしいんですけど、皆さんは、飛ばさずしっかりオープニングアニメを観てください!
── エンディング映像は?
メガテラ・ゼロ 観ます(笑)。いや、でもほんと、あのオープニング映像は……もちろん、あんなすごい映像を観ることができて、曲にも合っていて、よかったんですけど、自分がどう喜べばいいかは、まだわかってないです。「今までは、これを観ながらアニメが始まるのを待ってる子供だったのにな」って思いながら観ました。
── でもやっぱり、『ドラゴンボール』だから、「ここまで辿り着いたか」という気持ちになっても、不思議はないような……。
メガテラ・ゼロ いや! 今回、たまたまかすっただけだと思っています。こういうご縁のおかげで、たまたま『ドラゴンボール』が引き上げてくれただけなので。ここからもう一回、殻に籠ります。筋トレします。うれしいですけど、これで慢心したら、いちばんかっこ悪いと思うので。


<リリース情報>
メガテラ・ゼロ「オノガミ」
各種配信サイトにて先行配信中
11月25日(水) CD発売
1,500円(税込)
※アニメ『ドラゴンボール超 ビルス』オープニング主題歌

【収録曲】
1.オノガミ
2.モノクロマン
3.オノガミ(Instrumental)
DLリンク
https://megaterazero.lnk.to/ONOGAMI
<作品情報>
アニメ『ドラゴンボール超 ビルス』
毎週日曜23:15~ フジテレビ系全国ネットにて放送中
※Prime Video、U-NEXTにて最速配信中

原作・ストーリー・キャラクターデザイン:鳥山明
演出構成:瀬谷沫人
アニメーションキャラクターデザイン・総作画監督:山室直儀
編集:西村英一
撮影監督:元木洋介
音楽:住友紀人
『ドラゴンボール超 ビルス』公式サイト
https://dragonball-super.com/
★メガテラ・ゼロさん
サイン入りライブグッズTシャツ(Lサイズ)を3名様にプレゼント!
※2026年開催のワンマンライブにて販売したTシャツとなります。

【応募方法】
①ぴあ音楽編集部・Xから応募
・ぴあ音楽編集部(@OngakuPia)のXアカウントをフォロー。
・該当ポストを応募締め切りまでにリポストしてください。
🎁メガテラ・ゼロ サイン入りライブグッズTシャツ(サイズ:L) 3名様にプレゼント! 応募方法 📮 ・ぴあ音楽編集部(@OngakuPia)をフォロー ・この投稿をリポスト ・応募締め切り:2026年11月13日(金) 23:59まで ▼インタビューはこちら https://t.co/jGTtEYNiOw #メガテラゼロ @megater_0 https://t.co/zJY8sAgStD
— ぴあ 音楽編集部 (@OngakuPia) October 30, 2026
【応募締め切り】
2026年11月13日(金) 23:59まで
【注意事項】
※当選者の方には11月17日(火)以降にXアカウントよりDMにてご連絡いたします。やむを得ない事情によりご連絡や発送が遅れる場合もございますのであらかじめご了承ください。
※当選後、お送り先メールアドレスについてご連絡頂ける方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。
②ぴあ音楽編集部・Instagramから応募
・ぴあ音楽編集部のInstagram(music__pia)フォロワー限定。
・該当投稿のコメント欄にお好きな絵文字をお送りください。
【応募締め切り】
2026年11月13日(金) 23:59まで
【注意事項】
※当選者の方には11月17日(火)以降、InstagramアカウントよりDMにてご連絡いたします。発送先等の情報を頂くために、問合せメールをご連絡します。ご自身のメールアドレスや住所などの個人情報をDMに記載しないようにご注意ください。
※当選後、お送り先メールアドレスについてご連絡頂ける方のみご応募ください。個人情報につきましては、プレゼントの発送以外には使用いたしません。
※既にフォローをいただいている方もご応募の対象となります。
※応募するInstagramアカウントを公開状態にしてください。
※日本国内に在住し、郵便物・宅配物の受け取りが可能であることをご確認ください。
※このキャンペーンにInstagram(META社)の関連はございません。

