みうらじゅん、人魚ポーズで自著をアピール『ファンタ爺のめざめ』ハイタッチ&お渡し会を開催
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みうらじゅんの新刊『ファンタ爺のめざめ』囲み取材より
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すべて見る「イラストレーターなど」として活躍中のみうらじゅんの新刊『ファンタ爺のめざめ』(文藝春秋)の発売を記念し、11月3日に紀伊國屋書店新宿本店で、みうら本人がサイン本を手渡しするイベント「ハイタッチ&お渡し会」を開催。イベントを前に、メディア向けの囲み取材を行い、人魚ポーズで自著をアピールした。
「年をとったら、毎日がアニバーサリー」をモットーに、少しでも気になったモノを「マイブーム」だと思い込むことで日常を楽しいエンタメに変えて、「アウト老」から「ファンタ爺」へと進化したみうらの最新エッセイ『ファンタ爺のめざめ』が11月5日(木)に発売される。
既成のイメージからはみ出した老人、「アウト老」となったみうらが、洗濯物を畳みながら『銭形平次』の再放送を見て「投げた銭はどうなるのか?」が疑問だった子ども時代に思いを馳せたり、66歳まで栗だと知らなかった「モンブラン」にハマり、3780円もする「スーパーモンブラン」を食べに行ったり。
さらに『太陽にほえろ!』の刑事のあだ名で脳トレしたり、美大時代の友人が糸井重里さんから彩色を頼まれて40年間放置していたバルタン星人のフィギュアをやっと完成させてお届けしたり、東北から沖縄まで「人魚像ハンティングの旅」に出たり……。さまざまなブームを生み出し続けたみうらが提唱する「ファンタ爺」の心得とは?
囲み取材では、9月末に閉館した渋谷西武に展示されていた人魚像との出会いが、旅の始まりだと明かし「最初はヌードの銅像“ヌー銅”だと思っていたが、ある日“じゅんさん、私、ヌー銅じゃなくて、人魚よ”って言ってきたんですよ。ふと見ると、おひれがあって」と振り返る。
そして「なぜ、ここに人魚像があるのか? そこからファンタジーワールドに入った」といい、渋谷を皮切りに、池袋の東京芸術劇場、熱海市立澤田政廣記念美術館など、数珠つなぎで人魚像探しの旅を敢行。人魚のモデルとされるジュゴンを見るために、鳥羽水族館にも足を運んだのだとか。「名前はセレナちゃん。昔は、じゅんいちというパートナーもいた」と取材の成果を披露した。
本著には、日本各地の人魚像を探す旅に出て描いた「ファンタ爺アート」もカラーで収録。現地で写真を撮り、自宅で2〜3日集中して描き上げるといい、「早く描かないと人魚が逃げてしまう感覚があるから」と説明した。

さらに“ファンタ爺”に目覚めるコツとして、「マイブーム」と同様、「まず自分だけの言葉を作り、そこに無理やり自分を当てはめて後から概念を作っていく」「ジョン・レノンの『イマジン』方式(「ないと思ってごらん/あると思ってごらん」)で物事を見る」と持論を展開。グッズを身につけるなどして自己暗示をかけ、恥ずかしいと思ったら「そこがいいんじゃない!」と自分を洗脳していくと語った。
今年7月には盟友・山田五郎さんが亡くなり「ファンタジーの世界に入ると日付や時間の感覚がなくなり、生死の境界が薄れて、いつでも会える・声が聞こえる感覚になる」としみじみ。かつて山田さんと約束して以来、現在も禁煙を続けていると明かした。
最後に「飽きていないフリ」の効用についても語り、「人生は一度きりなので楽しい方がいい。自身もすぐに飽きるタイプだが、飽きていないフリを続けていると、やがて再び情熱の火がつくもの。次々乗り換えるのではなく、飽きていないフリをし続けることが楽しく生きるコツ」とメッセージを送った。
取材・文:内田涼
<書籍情報>
『ファンタ爺のめざめ』
11月5日(木)発売
詳細ページ:
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163921662
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