NODA・MAP番外公演『THE BEE』が開幕。出演者コメントが公開
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NODA・MAP番外公演『THE BEE』(原作 筒井康隆「毟りあい」/撮影:岡本隆史)
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すべて見るNODA・MAP番外公演『THE BEE』(原作 筒井康隆「毟りあい」)が11月2日に開幕。キャストと作・演出を務めた野田秀樹のコメントが公開になった。
本作は、筒井康隆「毟りあい」を原作に、2006年にロンドンのソーホーシアターで初演された作品。平凡な男性・井戸が、平凡な一日を終えて家路を急いでいる途中、脱獄犯の小古呂が井戸の妻子を人質にとり、井戸の自宅に立てこもっていることを知る。井戸は妻子を助けるべく、小古呂の妻と息子の家に向かい、物語は想像もしなかった展開を見せる。
名優キャサリン・ハンターらと共同作業を繰り返す中で誕生した本作は、日本だけでなく世界各国で上演されてきた作品で、今回は高橋一生、二階堂ふみ、河内大和、川平慈英が出演。野田秀樹が約40年ぶりに下北沢の本多劇場で公演することも話題になっている。

本作は上演を重ねるごとに作品が洗練されており、今回の上演もこれまでの成果を引き継ぎつつ、さらに磨きのかかった演出で観客を作品世界に巻き込んでいく。繰り返される報復と暴力、人間の中に眠る衝動、言葉では言い表すことのできない極限の状態、暴力や衝動に対する麻痺など、本作は濃密なモチーフで埋め尽くされているが、それらが戯曲の言葉、俳優の動き、紙を用いた装置など“演劇的な言語”を駆使して立ち上がってくる展開は圧巻だ。


圧倒的な集中力で約80分の上演に挑むキャスト4人の駆け引きを、386席の本多劇場で堪能できる本公演は、この上ない演劇的な豊かさに満ちている。なお、前売り券は全日完売しているが、全公演当日券が用意されており、抽選販売が行われる。
■高橋一生 コメント
何度も通し稽古をしてきたこともあって、集中してできました。井戸の狂気をどう表現していくか、実は最後まで迷っていたところがあったんですが、劇場入りしてから野田さんが言ってくれた言葉が、自分がやりかけていたことを説明してくれたように感じて、そこからはスムーズに芝居が流れるようになりました。「お金を取って地獄を見せてやる」というつもりで稽古してきたので(笑)、お客様に地獄が見えたなら嬉しいです。突発的に起きることも多く、板の上に立っている4人でなんとかしないといけない部分が大いにある作品。冷静と狂気の間を行き来きしながらやっていきたいと思います。
■二階堂ふみ コメント
念願だった野田さんの舞台に立つことができて、感激しています。稽古は大変でしたけれども、カーテンコール5回というのも初めての経験で、とても嬉しかったです。もちろん、初日が開いたからといって、まったく安心はできません。新参者なので、皆様の足を引っ張らないように頑張ります。若い方にもぜひ観て欲しいなと思います。
■河内大和 コメント
5年前に続いて2度目の『THE BEE』初日。通し稽古を何度もしてきたのに、やっぱりすごく緊張しました。カーテンコールで、満杯の客席でお客様がなんとも言えない顔をしていらっしゃるのが見えて、どういう感想をお持ちなのか、ぜひ聞いてみたいと改めて思いました。前回の公演を機に活動の場が大きく広がったので、プレッシャーもあるんですが、気合十分です。後半は部分的にしか出ないので、僕だけセットの後ろでお水を飲めるのが申し訳ないなと思いつつ、しっかりハミ出していこうと思います。
■川平慈英 コメント
大人のお客様が大人の芝居を観て満足してくださっている──そんな手応えを感じた初日でした。僕は終盤、非常に美味しい位置で一生くんの芝居をじっと見ていられる役なので、個人的には、「来た!来た!」と思いながら、刻々と表情を変えつつどんどんパワーアップしていく一生くんを堪能しました。前回の公演から出ている僕も、負けずにまだまだ役に磨きかけていこうと思います。しっかり体調を整えて、ちゃかさず、いじらず、丁寧に。お客様に、今まで味わったことのないような感情を体験してもらえたら嬉しいです。
■演出:野田秀樹 コメント
良い初日でした。新しく入った一生とふみちゃんに、バージョンアップした慈英と大和。自画自賛するわけじゃないけれど、素晴らしい芝居でした。一生の井戸は、本人は理性があると信じ続けていることが最後まで垣間見える。ふみちゃんの悲鳴も単純なものではなくて、だからこそリアリティのある生々しい『THE BEE』になっていると思います。小道具が飛び散る芝居だから、ハプニングもいろいろ起こるんだけれど、一番ハプニングを起こすのは人間の体だから、芝居も毎日違ってくる。それをこれから約1カ月、ほぼ毎日観られるかと思うと、いい仕事を選んだなと思いますね(笑)。
『THE BEE』を初めて観る人にとっては、絶対に観たことのない芝居だと思うし、『THE BEE』を観たことがある人は「同じことをやっているのに、こんなに違うんだ」という演劇の体験ができると思います。ぜひ確かめに来てください。
撮影:岡本隆史
<公演情報>
NODA・MAP番外公演『THE BEE』
原作:筒井康隆「毟りあい」
日本語脚本:野田秀樹
英語脚本:野田秀樹&コリン・ティーバン
演出:野田秀樹
出演:高橋一生 二階堂ふみ 河内大和 川平慈英
2026年11月2日(月)~12月6日(日)
会場:本多劇場
関連リンク
当日券情報:
https://www.nodamap.com/news/thebee2026/2339/
公式サイト:
https://www.nodamap.com/thebee2026/
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