『なつぞら』に山口智子が登場! おでん屋・風車の女将役で見せる“朝ドラヒロイン”の貫禄
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ついに東京へとやってきたなつ(広瀬すず)。彼女にとっての故郷である北海道・十勝を離れての上京とあって不安は大きいものの、幼馴染みの雪次郎(山田裕貴)とその父・雪之助(安田顕)もいるというのだから心強い。
『なつぞら』第45話では、なつがカスミ(戸田恵子)に連れられて、おでん屋・風車を訪れる。そして、そこの女将である亜矢美(山口智子)との出会いが描かれた。
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涙ながらの別れで十勝から旅立ったなつ。同じような上京経験者、そうでなくても、涙を誘われた視聴者は多いことだろう。しかし一転して、東京での生活のスタートは愉快そのものだ。その空気を生み出しているのは、言うまでもなく安田顕演じる雪之助の存在である。持ち前のひょうきんさと神経の図太さを諌める雪次郎との関係は、たまに親子関係が逆転しているようで面白い。
そんな一行がやってきたのが、クラブ・メランコリー。そこでカスミの歌声を堪能したあと、彼女に連れられて、おでん屋・風車の暖簾をくぐることになったのだ。その店の女将の亜矢美に、なつが十勝から上京してきて、兄の咲太郎(岡田将生)を探しているのだとカスミは告げる。
それをきっかけに、ここでも雪之助が存在感を発揮。酩酊状態となりながら、なつが十勝で苦労してきたこと、兄の咲太郎が警察の厄介になるようなとんでもない人間であることを語りだす。その話を聞いている亜矢美が、なぜか動揺しているというのだから、これはなにか怪しい。その後、なつは雪次郎とともに、酔った雪之助を連れて風車を出るが、店では話の続きが交わされている。なつと亜矢美の出会いは偶然ではなく、カスミが意図的に引き合わせたものだったらしい。
やがて、風車を咲太郎が訪れる。相変わらずの快活な男だが、亜矢美がなつについて、「北海道から追い出された」と思い違いをした発言をしたことによって、次第に表情が曇っていく。なにやら不穏な雲行き。波乱の展開の予感さえさせる。
(折田侑駿)