「新聞記者」原案のジャーナリスト・望月衣塑子が本人役で出演
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「新聞記者」より、望月衣塑子。
シム・ウンギョンと松坂桃李がダブル主演を務める「新聞記者」に、原案となった同名書籍の著者であるジャーナリスト、望月衣塑子が出演していることがわかった。
本作は国家権力の闇に迫ろうとする新聞記者と、政権に都合のよい事実を作り上げようとする官僚の運命が交錯するさまを描いたサスペンス。東京新聞の社会部で働く望月は2017年頃から内閣官房長官記者会見に出席するようになり、真実を求めて質問を重ね食い下がる姿で一躍脚光を浴びた。
本人役として出演する彼女は、劇中で元文部科学省事務次官の前川喜平、ニューヨーク・タイムズ東京支局長を務めた経験のあるジャーナリスト、マーティン・ファクラーと鼎談を実施。台本なしで行われたこの撮影では、3人がメディアや内閣情報調査室について意見をぶつける様子が収録された。なお3人による新書「同調圧力」は6月10日に発売。また望月と前川は6月7日に沖縄、6月17日に東京、6月21日に大阪にて、映画の公開を記念したシンポジウムに出席する。
「青の帰り道」「デイアンドナイト」の藤井道人が監督を務めた「新聞記者」は6月28日より東京・新宿ピカデリーほか全国ロードショー。
(c)2019『新聞記者』フィルムパートナーズ