ウィル・スミス、「アラジン」USプレミアでジーニーへの共感語る
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「アラジン」USプレミアにて、左からナシム・ペドラド、マーワン・ケンザリ、ナオミ・スコット、メナ・マスード、ガイ・リッチー、アラン・メンケン、ウィル・スミス、ナヴィド・ネガーバン、ヌーマン・アカー。
ディズニーの実写映画「アラジン」のUSプレミアが、アメリカ・ハリウッドのエルキャピタンシアターで現地時間5月21日に行われた。
ディズニー・アニメーションを実写化した本作。アラジン役を射止めたメナ・マスードは「ここにいるキャストと、監督のガイ(・リッチー)、そしてディズニーを誇りに思っているんだ。この映画を観た少年や少女たちは自分のように思えるキャラクターに出会えるんだよ!」と熱いメッセージを送る。ジャスミン役のナオミ・スコットは、本作のために作られた新曲「スピーチレス」を歌唱したことについて「とてもエモーショナルな体験になったわ。自分自身の、あえてもっとも弱い部分を使って、ジャスミンが乗り越えようとしていることに触れようとしたの」と振り返った。
そしてジーニー役のウィル・スミスは「ディズニーの魔法って本当にあるんだなと思ったよ。これは、僕にとって初のディズニー映画だ。ディズニーはそれぞれのストーリーの核心に、人の子供心を呼び起こす何かを入れられるんだと思う。人をほほえませ、感謝の気持ちを覚えさせる何かをね」と語る。また「僕がジーニーに共感したことの1つに、“彼が閉じ込められていること”がある。彼はすごいパワーを持っているが、同時に囚人でもあるんだよ。僕自身もまさに、ウィル・スミスというものに閉じ込められているような感じがしていた。でもこの2年の間に、僕は少しずつウィル・スミスというものから離れ、自分自身を見つけ、自由を得るようになっていた。その後の最初の作品が『アラジン』だったわけだよ」と、「アラジン」の持つ魔法の力に言及した。
監督のガイ・リッチーは「シャーロック・ホームズ」シリーズや「コードネーム U.N.C.L.E.」などで知られるように、ダイナミックなアクション映像を得意とする。「意外に思うかもしれないけど、僕はこういったジャンルにはかなり詳しいんだよ。子供が5人もいて、19年くらいはディズニー映画を家族みんなで観てきたからね」と明かし、「観終わったあとに強い感動を覚えてほしい」と期待を込めた。なおイベントにはジャファー役のマーワン・ケンザリ、サルタン役のナヴィド・ネガーバン、ダリア役のナシム・ペドラド、ハキーム役のヌーマン・アカー、楽曲制作を担当したアラン・メンケンも参加した。
「アラジン」は6月7日に全国公開。プレミアム吹替版キャストには中村倫也、木下晴香、山寺宏一、北村一輝らが名を連ねる。
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