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小栗旬「人間失格」に成田凌、千葉雄大、瀬戸康史、高良健吾、藤原竜也が出演

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上段左から成田凌演じる佐倉潤一、千葉雄大演じる太田薫、藤原竜也演じる坂口安吾。下段左から高良健吾演じる三島由紀夫、瀬戸康史演じる伊馬春部。

小栗旬が太宰治を演じた主演作「人間失格 太宰治と3人の女たち」に、成田凌、千葉雄大、瀬戸康史、高良健吾、藤原竜也が出演していることがわかった。

蜷川実花が監督を務めた本作では、太宰による小説「人間失格」の誕生秘話が、彼を愛した3人の女性の視点から描かれる。太宰を献身的に支える正妻・津島美知子を宮沢りえ、太宰の愛人かつ弟子である太田静子を沢尻エリカ、太宰と入水自殺を遂げたことで知られる若き未亡人・山崎富栄を二階堂ふみが演じた。

このたび太宰と3人の女を取り巻く人物たちが明らかに。当時太宰に関わったとされる編集者たちを1人に集約した映画オリジナルのキャラクターで、太宰に「人間失格」の執筆を依頼する若手編集者・佐倉潤一役に成田、静子の弟・太田薫役に千葉がキャスティングされた。また太宰の親友であり、脚本家としてラジオやテレビを中心に活躍した九州生まれの作家・伊馬春部に瀬戸、太宰を批判する若き日の三島由紀夫に高良、実際に太宰の友人でもあった坂口安吾に藤原が扮している。

「Diner ダイナー」に続き蜷川作品への参加が2度目となる藤原は、蜷川幸雄の舞台などで小栗と切磋琢磨してきた仲である。本作では太宰を堕落へと誘う悪魔的な魅力を持つ人物として描かれる坂口を演じ、「坂口安吾という重要な役どころを頂き、実際に太宰と安吾が通っていたバー“ルパン”での撮影はまるでタイムスリップしたようにすごく素敵な空間で、大変貴重な経験をさせて頂きました」と撮影を振り返った。今回発表されたキャストのコメント全文は以下に掲載している。

「人間失格 太宰治と3人の女たち」は9月13日より全国でロードショー。

※「人間失格 太宰治と3人の女たち」はR15+指定作品

成田凌 コメント

蜷川実花さんの作品で、主演は小栗旬さんと聞いた時点で、迷いは全くなく、そのような作品に自分も参加できることが嬉しかったです。僕が演じた太宰の担当編集者・佐倉潤一は、太宰の嫌な部分を沢山見ていて、様々な問題に巻き込まれるのですが、何よりもまず学生時代からの太宰の大ファンで敬意が前提にあるということを大切に演じました。驚くほど映像が綺麗で、どのシーンも凄く印象的で鮮明に残っています。どんな作品になるのか誰も想像できないから、完成した作品を観るのが本当に楽しみです。

千葉雄大 コメント

沢尻さんの弟役は実は2回目なのですが、映画としては初めてで、光栄な時間でした。薫はある意味堅物だと思いますが、常に姉のことを思っている。それを根底にもって演じました。蜷川監督作品は、お客さんとしてファンだったので、自分が出演させて頂きすごく嬉しいですし、もっとこの世界観に浸っていたかったです。蜷川監督が描く太宰の人物像、末路がとても気になります。完成が楽しみです。

瀬戸康史 コメント

僕は太宰の友人・伊馬春部という役を演じました。2人は本当に仲が良かったそうなので、距離感の近さを表現したかったのですが、初共演の小栗さんに非常に優しく接して頂いて、楽しく演じることができました。また、伊馬が北九州出身ということで、僕も福岡で生まれ育ったので、福岡弁をやらせてもらっています。とても大切な印象に残るシーンになったと思います。

高良健吾 コメント

三島由紀夫さんの本には個人的にも影響を受けているので、プレッシャーはもちろんありましたが、演じられて光栄でした。今回自分が演じた三島は、21歳の学生の頃なので、みんなが持っている三島像とは差をつけたいという思いで探りながら演じていました。蜷川監督の三島への思い、演出も非常に的確で分かりやすく、若い時に鍛えていただいた小栗さんとの共演も、緊張感がありつつも本当に楽しかったです。

藤原竜也 コメント

蜷川監督とは「Diner ダイナー」でもご一緒させて頂きましたが、小栗くん主演の本作に出演できるということは、非常に光栄で嬉しかったです。坂口安吾という重要な役どころを頂き、実際に太宰と安吾が通っていたバー“ルパン”での撮影はまるでタイムスリップしたようにすごく素敵な空間で、大変貴重な経験をさせて頂きました。

(c)2019『人間失格』製作委員会