佐野勇斗、新宿で熱唱!「小さな恋のうた」公開前夜祭でちい恋バンドがフリーライブ
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佐野勇斗
明日5月24日に封切りとなる映画「小さな恋のうた」の公開前夜祭が本日5月23日に東京・歌舞伎町シネシティ広場で行われ、メインキャストの佐野勇斗(M!LK)、森永悠希、山田杏奈、眞栄田郷敦、鈴木仁によるバンド・小さな恋のうたバンド(ちい恋バンド)がフリーライブを実施した。
映画「小さな恋のうた」は、MONGOL800が2001年に発表した同名楽曲から生まれた実写映画。今作で沖縄の高校生を演じるメインキャストの5人はちい恋バンドとしてシングル「小さな恋のうた」で昨日22日にメジャーデビューも果たした。夕暮れ時の広場には、バンドの演奏を聴こうと約1500人のファンが集結。5人が会場後方から姿を見せると、大きな歓声が上がった。そして佐野はステージに上がると「こんにちは、ちい恋バンドです!」と自己紹介をする。
イベントの司会者から、5人が初対面した2018年5月から1年の月日が経ったことを告げられると、佐野は「もりりん(森永)以外は楽器を触ったことのないメンバーだったので、『映画、できるのかな』というところからのスタートだったんですけど、皆さんに支えてもらいながらバンドのような関係性を築き上げることができました。それは映画にも表れているんじゃないかなと思います」とコメントした。しかし「成長した部分は?」という問いかけになかなか答えが浮かばないでいると、眞栄田が「最初は弾きながら歌えないって言ってたよね」とひと言。彼の助け舟に「そうです! 最初は(ベースを)弾きながら歌えなかったけど、できるようになりました」と言葉を続けた佐野は「ありがとう、相棒!」と眞栄田に声をかけ、重ねた時間の中で培ってきた絆に感謝していた。
最年長の森永は「父性に似たような感情で4人の成長を見守っていました」と優しい笑顔を浮かべ、紅一点で最年少の山田は「本物のバンドと同じくらいに、5人の絆は強くなっていったんじゃないかなと思います」と実感を明かす。音楽に苦手意識を持っていたという鈴木は「今回ベースを弾くことになって、音楽を好きになれた。この作品に出会えて変われたと思うし、また新しい1歩を踏み出せたんじゃないかなと思います」と自身の意識の変化について語った。最後に佐野は「ついに明日公開です。僕ら5人の思いはもちろん、スタッフ、沖縄の皆さんの思いを届けたいと思います。皆さんお楽しみに!」と観客に語りかけ、5人はライブのスタンバイへと向かう。そして特設ステージが開くと、ちい恋バンドは「小さな恋のうた」のカバーでライブをスタートさせた。
スタンドマイクを両手で握った佐野は力強い歌声を新宿の空に響かせ、「皆さん一緒に!」と呼びかける。ギターを鳴らす眞栄田と山田もそれぞれにまっすぐな歌声を聴かせ、聴衆の笑顔を誘った。バンドはこの曲に加え、「あなたに」のカバーも披露。佐野は「届け。『あなたに』!」と威勢よくタイトルコールし、言葉の1つひとつに思いを込めるように歌を届けた。2曲を披露し終えると、5人はステージの前方に並んで手をつなぐ。拍手と歓声が贈られる中、彼らは「ありがとうございました!」と叫び、大きな盛り上がりの中で公開前夜祭を終えた。
(c)2019「小さな恋のうた」製作委員会