「愛情いっぱい」柚希礼音の20周年祝う1人ミュージカル「LEMONADE」開幕
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「REON YUZUKI one-man show Musical『LEMONADE』」囲み取材より、左から小林香、柚希礼音。
柚希礼音が出演する「REON YUZUKI one-man show Musical『LEMONADE』」が、明日5月24日に東京・CBGKシブゲキ!!で開幕する。
柚希の芸歴20周年を記念して上演される本作は、多重人格の女性を主人公とする一人芝居。本日5月23日には囲み取材が実施され、柚希と作・演出の小林香が出席した。初日を前に柚希は「私の“1人ミュージカル”がついに始まると思うと、どんどん緊張して無口になってまいりました……」と胸中を述べ、「挑戦尽くし」と言う一人芝居の上演を決意した理由を「お客様により近いところで、私の呼吸や舞台の空気を感じてほしいと思った」と明かす。また稽古について柚希は、「日頃、共演者の皆様に頼りながらセリフや振付を覚えていたことを実感した」と苦労を語った。
本作は7月に台湾でも上演される。柚希は宝塚歌劇団での台湾公演について「舞台に立つ仕事を選んでよかった!と自分を褒めたくなったくらい、感動的な経験だった」と述懐し、「日頃は日本になかなか来られない方々に、お会いできることを楽しみにしています」と期待を口にした。
小林は本作の稽古を「柚希さんが1人で舞台に立つので、スタッフ一同、柚希さんのことだけを考えて進めてきました」と振り返る。また本作を手がけるにあたり小林は「20周年なので柚希さんのリクエストは全部叶えようと思った」と言い、柚希から「カッコいい柚希礼音を見せたい」「メッセージのあるミュージカルにしたい」「死ぬほど踊りたい」といった要望があったことを明かしながら「この年齢の柚希さんだからこそ演じられる役を作りたいと思い、『LEMONADE』にたどりつきました」と語った。
記者から「この作品について、自分にしかできないと思う点は?」と質問された柚希が迷う表情を見せると、隣の小林が柚希に耳打ちでアドバイスを伝えて報道陣を和ませる。その後、柚希は改めて、本作で多重人格の女性を演じることに触れて「自分を男だと思い込んでいる人格や、自分をイタリア人だと思っている人格が登場しますが、(宝塚歌劇団で)男も女も演じた経験があったからこそできるのではないかと思う」と分析し、「最終的に男性の人格が『がんばりやー』と励ましてくれるんですが、男役をしていた自分自身からも応援されているような気がします」とコメント。さらに柚希は「私を以前から観てくださっている方は、いろいろ感じるところがあるのではと思います。愛情いっぱいの作品です」と改めて本作の魅力をアピールした。
最後に柚希が「20周年でこの作品をやれることは、これからの人生にとってすごい経験になると思います。ぜひ楽しみにしていらしてください」とメッセージを送り、囲み取材は終了した。
「REON YUZUKI one-man show Musical『LEMONADE』」の振付は、川崎悦子とs**t kingzのOguriが手がけている。上演時間は約1時間40分。公演は5月24日から6月9日までCBGKシブゲキ!!、7月6・7日に台湾・CLAPPER STUDIO、7月13日から15日まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて。東京公演チケットは完売しているが、当日券は全日程で販売される。
なお柚希の20周年記念企画の第2弾として、9・10月には「A New Musical『FACTORY GIRLS~私が描く物語~』」が上演される。板垣恭一が日本版脚本・演出を手がける同作には、柚希のほかソニン、実咲凜音、清水くるみ、石田ニコルらがキャスティングされた。
「REON YUZUKI one-man show Musical『LEMONADE』」
2019年5月24日(金)~6月9日(日)
東京都 CBGKシブゲキ!!
2019年7月6日(土)・7日(日)
台湾 CLAPPER STUDIO
2019年7月13日(土)~15日(月・祝)
大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
作・演出:小林香
出演:柚希礼音